作詞家,作曲家になろう!さくなろ道場

作曲家、作詞家を目指す君へ。現役マネージャーが教える作品創りのコツ、裏ワザ、一般常識などなど…誰も教えてくれなかった情報満載です。

札幌作詞勉強会、札幌出発編、、何と飛行機座席はCAさんとにらめっこ席

先日紹介させてもらいました札幌作詞勉強会の追記バージョンを

紹介させてください。

 

さてさて、まずは札幌に向けてのドタバタ劇の始まりです。

 

 この記事の内容は

眠い目をこすって成田空港へGO! 

 

いつも札幌、大阪、名古屋勉強会への移動は当日入り、、、つまり毎回始発列車、バスでの移動、、、

 

今回の飛行機もAM08:05成田空港発に乗る予定、、

 

つまりですね、、自宅を始発電車で行ってもギリギリ。

もちろんその時間に間に合うような成田空港行のバス便はゼロ。

 

そうなれば残る手段は2つ。

 

  1. 車で移動する
  2. 前の日に成田空港に行って空港泊

 

さすがに「2」は無いな…と言う事で車移動になったんですよ。

 

今回も朝AM2:30起きで自宅を出発して、車で成田空港に出発。

 

AM3時に自宅を出発、首都高速に入って、予定していたのは渋谷の手前にある大橋JCT湾岸線に行こうと思ったのですが、、

 

「エー!!大橋JCT通行止め、、」

 

急遽、銀座方面に向かって走り、湾岸線~東関道に入るコースに変更、、

 

首都高速って向かう方向で走行車線をある程度予測して走っていないと希望する方向へ向かえない…だから結構、緊張しながらハンドルを握りましたよ、、、

 

それともう一つAM3時に家を出た理由が、、、

それはETC走行だとAM4時前に高速のあるポイント?を通過すると高速代金が割引にある、、それもあっての早朝出発。

 

ただ、どのポイントを4時前に通過すると良いのか?

分からないので、一番安全なパターンで東関東自動車道の始点の料金所を4時前に通過することを目標に走る…

 

おめでとうございます。

なんとかセーフ、、それもギリギリのAM3時54分で通過OK。

フー、、、、

 

後はのんびりと成田まで行く事に、途中「酒々井(しすい)」SAでトイレ休憩、、15分くらいと休憩して成田ICへ。

 

成田駐車場って使うのが今回初めて、、ちょっと緊張しています。

事前にYoutubeの動画でシュミレーションはしていたのですが、、

 

出ました方向音痴のトミー爺、、、空港周辺までは順調に行けたのですが、そこから何本も道が分岐していて「迷い道グルグル」してしまいました。

 

でも何とかAM5:30、成田空港第二ターミナル駐車場に到着です。

ちなみに空港駐車場もAM6時前に入庫すると割引になるって知っていました、、笑い。

 

ブルーラインを歩いて成田空港第三ターミナルへGO! 

 

いざ札幌に向けて出発です。

 

成田第二ターミナルP2、像さんのエリア(2F)に車を止めて空港ロビーに向かう事に、、、待ってろよ札幌、、、 

 

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トミー爺が乗る飛行機はJet Star航空。

 

カウンターが第三ターミナルにあるので、2Fからエスカレーターで1Fへ。

 

そして中央口を出て第三ターミナルに移動しなければいけない…

 

第二、第三の間、距離は600mくらいで、1番バス停から無料の送迎バスも出ているけど、ここは歩こう、、と

 

若い人がみんな歩いていたので、オジサンも負けないぞ!!

と見得を張ってトコトコ歩く、、


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上の写真にある青いラインを辿って行くと第三ターミナルに…

頑張って歩きましょう。

 

歩く途中、口ずさむのは「サッポロ一番カップスターラーメン」の歌を「Jet Star」に置き換えて歌いながら頑張って歩きました。

 

♪♪ Jet Star乗ったその日から、、〇〇の虜にとりこに、、、とりこになりました、、札幌行くならJet Star ♪♪、笑い


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青いラインに、あと何メートルかの表示があり、歩くのも楽しい、、

ちなみにオレンジ?赤いラインは第三からの戻りルート。

 

トミー爺、Jet Star便のチェックインで悪戦苦闘 


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第三ターミナルに着くと、日本の飛行場と雰囲気がちょっと違う感じの空間が出現。

 

早速、Jet Star便のチェックインに挑戦。

 

 

自動チェックイン機で操作する、、バーコードを読ませないとダメなんですが、どこにかざせばよいのか分からず右往左往。

 

後で冷静に考えれば、赤いビームが出ている所にかざせばOK。

しかし、舞い上がっているトミー爺、、分からないんですよね、、汗、、でも2度目のチャレンジでなんとか完了。

 

歳はとりたくないですね、、、泣き、、

 

この第三ターミナルの感じ、ちょっとだけハワイの空港ロビーに似ている感じがするのはトミー爺だけかな?

 

手荷物のチェックも受けて、、やっと搭乗手続き完了。

 

162番、搭乗口前で待機する、


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ロビーから見た朝焼けの滑走路。

朝陽を浴びて着陸す飛行機。 

 

 

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でも、本当に眠い、、

 

何とCAさんとにらめっこする最前列の座席に 

 

今回、何と割り当てられた座席は最前列「01C」つまりCAさんとこんにちはする座席です。

 

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LCCの飛行機って登場された方は分かると思うのですが、事前に座席を確保すると別途料金、確か¥300円くらいかな?必要になるので、出発日に自動で振り分けられる座席と思っていたんです。

 

でもチェックイン手続きをした時間が早かったので、非常口近くに座席になったのかな?


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最前列なので足元は広く、離陸準備中はコックピットがのぞける場所、、思わずパチッってしたけど大丈夫だったかな?

 

なんかカッコよいですよね、、

 

足は延ばせるのは良かったけど、、ただこの席は緊急時に脱出のお手伝いをしなければいけないので、今回はCAさんの飛行前のレッスン?は真剣に聞きました。。。

 

飛行機は定刻に離陸、、そうそう、写真取れなかったけど窓から富士山がくっきりと見えたのも、、

 

こりゃ!!幸先縁起が良いってことかな?

 

札幌行って来ま~す。

 

続きます、、、

 

 

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デモは人に聞いてもらうために作る 

Chapter1 作曲家の為のファーストステップ

 

デモ作りの三大要素とは 

お疲れ様で~すのトミー爺です。

今回はデモ作りの三大要素につい一緒に考えてみましょう。

 

この記事の内容は

 

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デモは人に聞いてもらうために作る 


とにかく曲を作る事が好き、自分の作品を作りたい…って誰でも一度くらいは考える事ありますね…

 

作曲家を目指す人ならまずはここからスタートする人も多いと思う。

 

以前は曲を作る、デモを作るためには高い機材や楽器を購入しなければ作れなかった時代、、ところが今はDAWの発達で誰もが

 

  • 楽器が弾けなくても
  • 歌が歌えなくても
  • 音楽の知識がなくても
  • レコーディングの知識がなくても

 

デモが作れるようになり、また動画サイトにて誰もが全世界に向けて発信できるようになってしまった、、笑い。

 

なかなかトミー爺にはついていけなくなっているのも事実だけど、、泣き

 

でも曲が作れたら次のステップとして、誰かに聞いてもらいたい…そう思ったら、いよいよ作曲家、クリエーターへの階段を一段登り始めたという事。

 

ただ抑えておかないといけないポイントもありますよ。 

メロディが聞こえなかったら作曲デモではない 

 

作曲家を志す皆さん。

メロディは小さくてもサウンドがかっこよければ良い!!

 

と思っている人はいませんか?


デモテープは人に聞いてもらうために作るという事を忘れていませんか?

 

このメロディの音量バランス、、なぁ~んだ、、、と思うかもしれないけれど作り手側からすると案外抜けていて、気がつかないポイントです。

 

渋谷にある事務所にチャンプ君がやって来ました、、あれっ?チャンプ君緊張している様子、、どうしたんでしょう? 

 

 

チャンプ

「おはようございます、、」

「作曲家チャンプ坂本、、ただいま参上しました、、」

 

トミー爺

「オー、チャンプ君か、、ナンだい、、その参上って」

「さては、デモを聞いてもらうので緊張しているな、、?」

 

チャンプ

「トンでもない、、、こ、、こ、、これです、、」

 

トミー爺
「チャンプくん、さあ聞いてみようか、、」

 

トミー爺はチャンプくんの持って来たCDをラジカセにセット、、


ドキドキ…ドキドキ…心臓が飛び出るくらい、緊張のチャンプくん、、

 

スタートボタンを押す、、、


再生中、首をかしげるトミー爺、、そしてとうとう、手がストップボタンに

 

チャンプ

「し、、し、、師匠、どうしました?」

 

トミー爺
「チャンプくん、、、」

「メロディを聞いてほしいという気持ち…ある?」

 

チャンプ

「師匠、何か問題でも…」

 

トミー爺

「これだと、メロディが小さくて聞こえないし、」

「メロディがどれだかわからない…」

「その前に音が小さくて聞こえない…これだとNGだな」

 

チャンプ

「音が小さい????メロが聞こえない…??」

「まぢですか…?」

 

 

 

自分の作品を聞いてもらう時に最低限必要なポイントをお伝えします。

 

デモで聞いてほしい、伝えたい事が相手に伝わるようなデモを作る、、

 

という事。

 

ただし、口では簡単に言えるけど、実際は難しいですよね、、。

 

実際には経験を積む事が大事です、、

 

最初にその方法論を「知っている」のと「知らない」のでは、これからの延び方が全然違うと思います。  

 

デモの三大要素+「1」、リズム、サウンド、メロディ&イントロ

 

音楽の三要素って学校で習いましたよね

  • メロディ
  • ハーモニー
  • リズム


実はデモ作りにも重要な三要素はあると思うんですよ。

 それにプラスする事で

  • イントロ

 

この三大要素+「1」はデモのアピールにとっても重要です。

 

音量が小さいとデモの印象が弱くなる 

 

その前にチャンプくんもそうだった録音音量レベルが小さいのもNGです。

 

何曲も聞く事になる「選曲会」ではいちいち音量を調整したりしません。

 

小さい音量のチャンプ君のデモは他の人のデモより、インパクトに欠け、印象も弱くなることに…

 

デモを聞いてもらって「音量が小さい」と指摘されたチャンプ君、彼はどう感じたのでしょうか?

 

 

チャンプ

「そう言われるとメロディが聞こえないし…」

「音量も小さいですね、」

「聞いてもらう時に音量を上げてもらえると思っていました」

 

トミー爺

「今回のような場合だったら音量を大きくしてくれるかも…」

「でも、何曲も連続で曲を聞くときは音量操作はしないよ」

 

チャンプ

「そうか、僕の曲だけが音量小さいままで聞かれる…」

「イコール、印象が薄くなってしまう…」

「という事ですね、、師匠」

 

トミー爺

「そういうこと、、」
「最悪はこの人はデモを作る技術がない人と思われるよ」

 

チャンプ

「そうですね、今後気をつけます」

 

 

コンペに参加できる「作曲家の技術、能力」って暗黙のうちにあるんですよ、コンペに参加する作曲事務所は、そのレベルに達している作曲家にコンペを発注しています。

 

まずは最低限の「コンペに参加できる能力」を身に付ける事を目指しましょう。

 

、、という事で、ちょっと凹むチャンプくんでした。

 

イントロでデモの評価が決まる事も

 

それと先ほど登場したデモの三要素「リズム」「サウンド」「メロディ」 これに追加して「イントロ」がデモの評価を決める事になります。 

 

 

トミー爺

「そうそう、チャンプくん」

「すごい情報を教えてあげようか?」

 

チャンプ

「な、な、なんですか?」

「教えて下さいよ!!」

 

トミー爺

「イントロで勝負が決まるって知ってた?」

 

チャンプ

「何ですか?それ!」

「イントロで、、、?」

 

 

その通り、イントロでデモの印象が決まってしまうんです。

 

皆さんだってイントロを聞いた瞬間に「かっこよい!!」と思ったことはないですか? 

 

 

イントロを聞いたとたん

  • ロック系
  • イギリス風だな、、
  • ド演歌じゃないか、、
  • バラード系だな、、
  • おーアイドル系か、、

 

もう一つの印象は

  • 良いね!!
  • カッコよい!!
  • ダメかも、、
  • これは聞かなくても良いかも…

 

こんなふうに最初に評価されるのがイントロ。

 

聞き手のデモに対する評価、先入観はイントロで決まるという事で、イントロを作れないとまずい…と言う事にもなります。

 

そういわれてみれば、ヒット曲のイントロって特徴がありますね、、

 

 

チャンプ

「そうか、、イントロですか、、」

「僕はイントロ、とりあえずあればいいと思ってた、、」

 

トミー爺

「そうそう、作詞ではタイトル、作曲ではイントロ」

「運命を左右する重要な要素だよ、、」 

「コンペではイントロが上手い人の採用率は高くなるかもよ…」

 

チャンプ

「ラジャー!」

「イントロ、音量、メロディの大きさ」

「気をつけて作ってみます」

 

 という事でチャンプ君、何か収穫あったようで飛ぶように帰っていきました。

 

イントロについては別の機会で取り上げますね。

 

 

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作詞コラム あなたは何点の作品を提出しますか?

お疲れ様です。

 

今回は「作品直し」と「作品の品質保証」について書かせてもらいますね。

 

 この記事の内容は

 

 

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作詞コンペであなたの作品が選ばれたとします。

「やったー!」って小躍りしますよね、、、、

 

ただ、作詞家としては下記の2点を意識しておいてほしいかな、、

 

  • そのままオリジナルの詞でOKが出るのか?
  • 作品直しの依頼が来るのか?

 

もちろんあなたが書いた作品のまま採用になるケースも多いです。

 

しかし、「〇〇の所を修正してもらえますか?」という依頼も多いのが現状です。

 

以前、現実にあった話を紹介させてもらいますね。

 

アニメ系の作品募集でテーマ、コンセプトでいくつかキーワードが提示されていました。

 

そのキーワードに沿った作品作りを要求されていたんです。

 

しかし、採用された作品への「直し依頼」が届きました。

 

その内容が

 

「この内容からキーワードを使わない方向で修正できますか?」

 

という、発注時からすると真逆なリクエストでした。

 

察するに、ほかに採用されている作品と一緒に並べてみると「キーワードを駆使した作品が多くなった」その為に別方向のアプローチが欲しくなり、今回のリクエストが来た。

 

という事だと思います。

 

「なんで、キーワードを使ってと言っていたじゃないですか!」

 

と怒る前に修正をしなければ採用にならない…と言う事なので、当該作詞家さんは見事に直しをされて採用になりました。

 

このように「作詞の直し」「理不尽な直し」ってよくある事なんです。

 

ではそれに対応するために作詞家が考えなければいけない事は?

 

歌詞直しは必ず来る、、それを予測した作品提出の仕方

 

では、なぜ?作品直し依頼をされるのか?

皆さんはどう思いますか?

 

例えば、新しい家具を買ったとします。

運送屋さんが家具を運んできて、ベストの位置と思える場所に設置しました。

 

ところがあなたは微調整を依頼、、、

 

「すみません、もう少し左に、、、」

「そうそう、もう少し前、、OK」

 

つまり作品直しってこういう事なんです。

 

あなたの作品に相手の考えが入ってくる

 

  • 運送屋さんがベスト位置と思い設置、、あなたの提出作品
  • あなたのイメージと違って微調整、、 相手の意思が入る

 

つまり、作品直しって、、

 

あなたが提出した作品は概ね良い。

だけど、今回の企画、歌手の見せ方を考えると修正をしてほしい…

 

と言う事だと思ってください。 

 

直しが入ってくる予測と隙間 

 

以前、トミー爺が担当していた作詞家さんは「相手はここは修正依頼してくるな…」というところは予測して作品作りをしていました。

 

そして、そこが修正依頼が来ても、代替えのアイデアもしっかりと考えていたので、ほぼ1回の直しでOKが出ていました。 

 

つまり作詞家さんは直しが入ってくる前提での作品作りをしていたという事になります。

 

これは熟練しているからこそできる技かもしれませんが、皆さんも「作品直しが来る…」という前提での作品作りをするのも良いと思います。 

 

自分印(じぶんじるし)を押せる作品

 

 

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、工場が出荷前に行う検査、その後に検査終了の「印」を押しますね、、

 

こんなイメージで考えると分かりやすいかもしれませんね

 

提出作品の品質保証はとっても大事、、

 

先ほど登場した作詞家さんはこんなことを言っていました。

 

「提出作品に最低このくらいは書けている…という基準は持っている」

「毎回、私の作家印を押した作品を提出するようにしている」

「しかし、そこに相手の考え方が必ず入ってくる、、」

 

「だから書きすぎてもダメなんですよ、、、」

 

つまり作家の名前は入っている作品だけど、使う側の事情もそこに入ってくるので、そこを予測しながら作品作りをしている…と言う事だと思います。

 

あなたは何点作品を提出しますか?

 

 

自分の基準で

  • 100点満点の作品
  • 80点の作品
  • 70点の作品

先ほどの作詞家さんの場合「私の作家印を押した作品を提出、、」と言っていました、、この意味を考えると

 

  • 提出した状態で世の中に出ても恥ずかしくない作品
  • しかし作品直しをする「余地」も空けてある作品

 

 

という事になりますね。

 

これは経験を積んでから初めて意識出来る事かもしれません。

 

でもこういう考え方がある…と言う事を「知っているか、、いないかって作家の成長に相当大きなポイントになるはず」

 

良かったらトミー爺がこんな事を言っていた…と言う感じで覚えておいてくれるとうれしいですね。

 

 

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ルーズな音楽が楽しい、キャロルキングから学ぶ音楽の面白さ

お疲れ様で~すのトミー爺です。

 

今回は「ルーズな音楽が楽しい…」と題して、今の時代の音楽とちょっと昔の音楽の違い、良い所について紹介させてもらいたいと思っています。

 

 この記事の内容は

 

 

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音楽ソフトのおかげで誰でも音楽家

 

 

実は最近の楽曲制作スタイルは、音楽制作ソフトの性能が物凄く発達してきていて、誰もが簡単に音楽を作れるようになってきているんです。

 

例えば、こんな感じ、、、、

 

  • 全く音楽の知識が無くても
  • 楽器を演奏する事が出来なくても
  • 歌を歌う事が苦手でも

 

音楽ソフトさえあれば簡単に音楽を作ることが出来る時代になってしまいました。

 

誰でも簡単に音楽が出来る…そういう時代になり、誰もが自分の好きに音楽作れる「夢のような」時代になりましたね、、。

 

以前の音楽制作はレコーディングスタジオが無いと出来ない…商品レベルのクオリティを追求すると、一日50万円くらいするレコーディングスタジオを何日もレンタルしなければいけなかったんです。

 

ところが今はトミー爺の部屋でも簡単に作ることが出来ます、、笑い。

 

ここでクエスチョン?

 

昔と今のミュージシャン、音楽制作者の違いを書くと

 

  • 以前は楽器を演奏してセッションしながら音楽を作っていた
  • 今は楽器を演奏できない人でも音楽ソフトで音楽が作れる時代

 

以前の音楽って「縦線、横線」を揃える事が上手さだった 

 

トミー爺が音楽を始めたきっかけが「吹奏楽」。

 

吹奏楽の上手さのポイントは大きく分けるとこの二つ

 

  • 楽器同士の演奏の縦線がそろっている
  • 演奏の音程、チューニングがピッタリと合っている

 

この2点です。

 

全日本吹奏楽コンクール決勝大会に出てくる学校って、全員、生で演奏しているのに演奏の縦線、チューニングがピッタリ合っていたんです。

 

これってすごい事だったんですよ。

 

トミー爺の高校はトミー爺の代に旭川市の代表で北海道大会まで行ったことがあるけど、今考えると縦線は何とかあっていたけど、チューニングが甘々でした。

 

バンドもそうですよね、最初の頃は楽器同士の演奏の縦線を揃える練習をしたりしますね。

 

もちろんピッチ、チューニングも必要です。

 

そう考えると音楽の基本はアンサンブルという事になるのかな?

 

ところが今の音楽制作の現場では、パソコン一つで簡単に完璧なアンサンブル、色んな楽器のアンサンブルを作ることが出来るんです。

 

初心者でも理想的な音を作ることが出来る時代。

この30年強で物凄く進化した事になりますね。

 

今の音楽は歌も、楽器もジャスト過ぎて面白くない、、 

 

今の音楽って何でも「ジャストすぎるんです」。

特にボーカルなんか、、どれも完璧な音程、リズムでしょ、、

 

だってCD音源ではリズム感が悪く、歌の下手な歌手っていないですよね、、、

 

あれって音楽ソフトでボーカルのエディットをしているんですよ。

今、巷で流れているポップス系の歌はほぼ歌の修正をしています。

 

パソコンの画面で歌の音程、リズムのずれを修正して、完璧な歌として世の中に送り出す事が出来ます。

 

ただし、このエディットにも歌や声質が機械的にならないようにする高度な技術が必要なんですが、、

 

一昔前は「ボーカルエディット」ではなく「ボーカルセレクト」、つまりボーカルにマルチテープの何チャンネルかをボーカルチャンネルとして残して、歌手はうまく歌えるまで何回も歌いました。

 

ちなみにビートルズの時代は4チャンネルのシステム、、トミー爺も最初に見たヤマハのスタジオには4チャンネルマルチテープレコーダーが入っていたな、、、

 

ちなみにチャンネルは下記のように分けていた…

  1. オケのL
  2. オケのR
  3. ソロ楽器
  4. ボーカル

 

歌が1トラック、1チャンネル使うとなると、歌手の人は録音の前に必至で練習していたのだと思います。

 

 

だから歌は上手くなりますよね。

 

しかし今は極端な言い方をすると歌手はスタジオに来て数回歌って、あとはエンジニアがボーカルのエディットをしてOKトラックを作り上げる。

 

こんな感じに状況が激変しています 。

 

音楽の楽しみ方の一つ「呼吸、間」を楽しむ。 

 

 

トミー爺の持論は「音楽はルーズな方が良い」と思っています。

音楽って広い意味での「間」を楽しむもの、、音楽は聞き手と演者側の駆け引きの面白さに尽きる…と勝手に思っています。

 

そのキーになるのが「呼吸」です。

 

聞き手も演者のみんな呼吸していますよね。

その呼吸はリズムに繋がります。

 

そのリズムを良い意味で裏切る行為によって感動に繋がって行くと思っています。

 

以前仕事をさせてもらった尾崎豊さん。

 

彼の「Birthツアー」で仕事をさせてもらったのですが、そのセットリストの中に「太陽の破片」という曲があります。

 

その曲の終わりに尾崎さんが「夕べ眠れずに、、」、、「夕べ眠れずに、、」とささやいて無音になる所があり、シーンと静まり返る横浜アリーナの観客。

 

そしてドラマーがその間を破って演奏すると、そこからエンディングになる…というシーンがあるのですが、この間って尾崎さん本人も、聞き手も、ドラマーの方も本当にその「間」を楽しんでいました。

 

音楽の醍醐味の一つだと思います。

 

歌舞伎役者の見得に音楽の奥深さが潜んでいる 

 

例えば、歌舞伎を例にすると、歌舞伎役者が見得を切る所でお客さんは感動します。

 

でもおかしいと思いませんか?

 

だって見ている人の90%はここで役者が何をするのか知っている、、、知っているってことは「来るぞ、来るぞ」と構えているって事ですよね

 

普通、次に何が来るのか、、知っている事について驚きってないですよね、、

 

でも、お客さんは感動する。

 

ではここで何が起きているのか、、というと、多分、殆どのお客さんはそれぞれのリズムで「ここで、このタイミングで見得を切る…」と思っているのだと思います。

 

しかし、役者がそれを「いい意味で裏切るタイミングで見得を切る」

 

よし、、ここで来るぞ、、ほら、来た、、、、

と構えているお客さん。

 

しかし、役者はそのタイミングを少しだけ外すとどうでしょう、、

お客さんは身構えたタイミングを外され、完全無防備になっている所で見得を切られるために「〇〇さま、、、って」感動してしまう。

 

もう一つ例を挙げると、友達と向かい合って「さあ、脅かすよ」って言って脅かすのと、後ろから不意をついて脅かすのと同じ。

 

前者はお客さんが自分のリズム、タイミングで待ち構えている、、、

後者は全く予測していない所で脅かされる

 

これと同じだと思います。 

 

話を歌に戻すと、歌手は「1.2.3.4」と聞き手がリズムをカウントしているジャストのタイミングで歌いだすとします。

 

これはあらかじめ予測しているので感動は薄い、、、

 

しかし、そのジャストをほんの少し前、ほんの少し後で歌いだすとどうでしょう、、、

 

聞き手は不意をつかれて驚きますね。

この驚きが感動につながる要素だと思いませんか?

 

音楽も、落語も、漫才も、同じだと思います。

 

そんな武器を持っていた音楽がきっちりとしたものになってしまうのはもったい無い気がします。

 

どうでしょう、、、

 

僕らは二つの選択肢を持っている

 

トミー爺がアレンジャーの事務所で働き始めた時、生の演奏の時代から打ち込みの音楽に変わる分岐点の時代でした。

 

当時、バブルも崩壊して音楽制作の予算が減りだした頃、その時に予算内で制作する為に「ドラムやベース、キーボード」は打ち込みで…という風に変化してきました。

 

ただ、それだと音楽が機械的になるので…

 

という事で、ドラムの打ち込みデーターに「ハイハットだけ生で演奏」させるとか、、ドラムは打ち込みでベースは生で…

 

みたいな工夫をして音楽制作していた記憶があります。

 

どんな環境、時代になっても「人のアイデアで色んな可能性を広げることが出来ます」。

 

それが出来た時に、あなたは「時代の先駆者」に成れるかもよ!!

 

::::::::::::::::::::::::::::: 

 

【トミー爺のお勧めの一枚】 

 

キャロル・キングTapestry

 

 

キャロル・キングTAPESTRY  LIVE IN HYDE PARK [CD+DVD]

 

 

 

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音楽の見える、聞こえる景色が変わっていく楽しみ、、の巻き。

実はトミー爺は大好きだった音楽を仕事にしたために、純粋に音楽を楽しめなくなったんです。

 

こういうとちょっと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、音楽を趣味として聞くのではなく、仕事として聞いてしまう癖がついたっていうのが本当かな?

 

こんな音楽の楽しみ方もあるんだ…と言う事について今回は紹介させてくださいね。

 

 この記事の内容は

 

 

f:id:tommysomekawa:20180907150136j:plain

 

 

音楽が別の意味で好きになった 

 

じゃあ、トミー爺は音楽が嫌いになった?

 

いや、嫌いになったのではなく別の意味で好きになったのですよ、、、

 

  1. 歌手の歌、リズム感、音程、声のパワー
  2. 音楽のグルーブや演奏力
  3. ミキシングや音つくり
  4. メロディの作り方の上手さ

 

例えば、野球を例にすると野球解説の方が

 

  • バッターのスイングの上手さをほめる
  • ピッチャーのフォームや腕の振りをほめる

 

それに近いです。

 

素人が見ると

  • アッ、、投げた、、速い、、
  • 打った、すげー!

というのを

 

  • このピッチャー、フォームと腕の振りが良いからあんな球を投げられるんですよね
  • バッター、スイングの軸がぶれないからあんな速い打球が飛ぶんですね

 

トミー爺はこの後者的な音楽の楽しみ方に変わったんですよ。

これはこれで楽しいですよ、、、

 

という事で音楽大好きのトミー爺です。

 

女の子にもてたい、目立ちたい、そんな原動力が音楽に  

 

さてさて、そこで皆さんに質問。

 

「皆さん! 音楽を始めるきっかけは?」

 

トミー爺は「女の子にもてたい、、目立ちたい…」みたいな感じだったかな?、、不純ですよね、、笑い

 

あの頃、丁度洋楽ではビートルズが解散、日本では「赤い鳥」(後に「ハイファイセット」と「紙ふうせん」に…)またヤマハが主催するポピュラーコンテスト(ポプコン)が全盛期。

 

そんな中、トミー爺もエレキギターを買って自分も演奏したり、曲や詞を作ろうと思ったりしました。

 

中学から吹奏楽部に入ったのも大きな転機だったかな…

 

そのせいもあって、ポップス系と平行してクラシックも好きになり、チャイコフスキードボルザークショスタコービッチ、もちろんベートーベンなんかも聞きまくっていました。

 

バンドも組んだ。

 

あの当時は今みたいにリハスタなんか無いし、エレキは買ったけどアンプは買えなかったのでラジオとかのマイク端子に無理やりギターを入れて歪ませて遊んでいた。

 

とにかく、楽器やアンプを持っていれば下手くそでもすぐにバンドメンバーって時代でした。

 

 

そしてついに高校卒業後の進路を 決める時が来て、そこそこ音楽的な能力は人よりあると確信したトミー爺、、ついに東京に打って出る事に

 

そんな人間がプロの世界に飛び込んだが

 

東京で専門学校に入学、その学友の勧めもあり、日吉(川崎市)にあるヤマハセンターでアルバイトする事に、、多少音楽に自信があったトミー爺だったけど、

 

ヤマハのセンターで最初に出合えたのが「真知子さん」、そう後にデビューして大ヒットを連発されたあの「〇辺真知子さん」です。

 

彼女がまだアマチュアだった頃、彼女の歌声を聞いた時に真剣に「すごい」と思いました。

 

また、ヤマハにリハーサルに来るアマチュアバンドの作曲能力、歌唱能力、トミー爺が田舎で経験してきた事の数十倍すごかった。

 

いやー本当にプロの音楽家にならなくてよかった…と思いましたよ、笑い。

 

それまで自信満々だったトミー爺、周りのすごさに脱帽でした、、。
 

 

音楽を仕事にする前と後で見える物、感じる物が変わった

 

そんなトミー爺、だんだん音楽漬けの毎日で考え方や音楽の聴き方に少し変化が、、、

 

以前書かせてもらったヘッドフォンの件もそうだったけど

 

enjoy-ongaku-tabi.tommysomekawa.com

 

音楽を仕事にする前は、多分「曲全体」「何となく?」音楽を聞いていた感じがします。

 

しかし、音楽を仕事にした後は以前よりは「色んな所に興味を持てる」ようになった感じがします。

 

歌の細かな声の表情や、楽器の音色、演奏スタイル、ミキシングの細部の聞き込みなど、、、、

 

音楽を深く楽しむ事の面白さ

 

例えば、音楽を聞いていて「アー気持ち良いな…」と思ったとします。

 

その気持ちよさがどこから来るのか?

 

それを考えるようになったんです。

 

それが

  • 楽器の音色なのか?
  • 演奏の仕方なのか?
  • バーブ響きかたなのか?
  • ミキシングのアプローチなのか?

 

例えば、気持ちよさの要因の一つが「リバーブ」だったとしますね。

それを意識して聞いているとリバーブの低い成分もしっかりと残っている事に気が付く、、、

 

その低い成分に注意して聞いていると「200~300Hz」あたりの音域が肝になっているのかも…って気が付く。

 

いつもリバーブって高音の成分しか意識していなかったけど、低域が気持ちよさには必要なんだ…

 

そんな細かい「気が付き」の繰り返しで、だんだん音に対する知識が増えてくる。

 

こんな風に一つの知識が身につくとそこから感じられる、見る事が出来る景色が変わります。

 

山を一歩一歩、登っていくと見える景色が変わってくるのと同じで、音楽の知識が増えてくると今まで気が付かなかった事に気づき始める。

 

そういう経験ってワクワクして楽しいですよ。 

 

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旅日記 還暦親父の諸国漫遊記

今日の東京勉強会のテーマは「なるほどね、上手い事を言うな…」と唸らせる作品作り

おはようございま~すのトミー爺です。

 

今日、10/14(日)は月一でやっている作詞作曲勉強会、ワークショップの日。

 

今回は中島みゆきさんの「糸」を題材に「なるほどね、、上手い事言うな…上手い例えをするな…」と聞き手に感じさせる作品作りをテーマに開催。

 

 この記事の内容は

 

 

いざ、渋谷の「渋谷総合文化センター大和田」に向けて出発です。

 

f:id:tommysomekawa:20181014104537j:plain

 

渋谷の桜ケ丘町の上に鎮座する大和田文化センター。

 

ここにはプラネタリウムや図書館、そして大、中ホールがふたつ。

そしていつも利用させてもらってる会議室やリハーサル室がある。

 

ただし、ここまでたどり着くためには急な坂を登らなければいけないんですよ、、 

 

f:id:tommysomekawa:20181014104644j:plain

 

毎回、ヒイコラ言いながら、登るんですけど年寄りには結構きつい!


坂には見えないかもしれませんが、急な坂、急いでいる時は勘弁してほしい急な坂なんです。

 

ただ、桜ケ丘町という事で桜の時期にはこんな感じの桜並木に変身。

 

f:id:tommysomekawa:20181014104719j:plain

 

作詞、作曲チームへの課題の意図は

 

 

 

作詞チームへの個別課題は


・頭2行で「なるほどね、、、」と思わせる、ここで聞き手を摑まえる詞

 

作曲チームへの個別課題は


中島みゆきさんの「糸」「時代」に似ているけど、似ていないメロ作り、このコード進行を参考にして曲を作ってみよう

 

 

作詞チーム、作品頭で切り込む意識を持って

 

作詞チームへのテーマ発注の目的は、歌詞の頭って「ほとんどの人がスムーズな導入を意識します。」

 

でもそこでグッと鋭い切り込みをする事でどんな風に作品が変わるのか?

 

それを体感したかった、、、

 

作曲チーム、積極的に他人の感性を取り入れよう 

 

作曲チームへの課題の目的は、普段、自分が作りやすいコード進行、メロディの流れ、、で作曲をする事が多い中、他人の感性を引き金に曲がどう変わるのか?

 

コンペでは課題曲、リファレンス曲の世界観を残しながらもオリジナル曲を作る必要性もあります。

 

そんな訓練になるのかな?

 

と思って今回の課題を出しました。

 

 

 

さぁ、どんな作品に出会えるのか楽しみ。

 

後日、レポートを書く予定ですよ。

 

 

楽しみ、、、

 

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旅日記 還暦親父の諸国漫遊記

デモのミキシング、「料理」「お化粧」との関係が面白い

 

今回はデモのミキシング(ミックス)について考えてみましょう。

 

難しいと思っているミックス、実は見かた、視点を変えると案外分かりやすかったりするんですよ。

 

目から鱗って感じの情報もあるかも?

良かったらお付き合いくださいね。

 

という事で、お疲れ様で~スのトミー爺です。

 

 この記事の内容は

 

f:id:tommysomekawa:20180903155255j:plain

ミキシング、デモの最後に魂をいれろ

 

デモを作る作業って

  1. メロを作る
  2. アレンジをする
  3. レコーディングをする
  4. ミックスをする

ミックスはこの通り最後の行程です。

 

そこでミキシング(ミックス)ってどうやれば、どうなるのか?

そこって意外に教えてくれる人っていないですよね、、

 

トミー爺もプロのエンジニアではないけど、今まで経験した事を踏まえて分かる範囲で紹介させてもらいますね。 

 

ミックスはバランスをとるのとは違う 


最初に質問です。

 

ミキシング(以降、ミックス)の作業を「ただ全体のバランスを整理する」だけなんて考えいる人はいませんか?

 

実はトミー爺も若い時はそうだったんですが、この最後のミックスって「デモに魂」を入れる作業なんです。

 

そうしないとせっかく作ったデモのポテンシャル、可能性が失われてしまいます。

 

魂入れって何なの?それは樹木希林さんのCMに答えが 

 

では「魂入れ」って何なのか?

 

最近亡くなられた樹木希林さんが出演していたフジカラーのCMで

 

美しい人はより美しく、、、

そうでない人は、、、それなりに、、

 

こんなCMがあったのを覚えていますか?

 

権利の関係でここで映像を紹介できないのですが、youtubeで「樹木希林 CM フジカラー」で検索すると見れるのでぜひチェックしてみて下さい。

 

このキャッチコピーをもじって紹介すると。

  • Rock はより Rockに
  • ポップス はより ポップに
  • 演歌 はより 演歌に
  • 謡曲 はより 歌謡曲

 

つまり、ロック系サウンドの曲をポップにミックスするとロックには聞こえない…

 

音の作り方やサウンドの作り方で「ロックがポップス」にもなってしまうので、そこがミックスの一番大事なポイントになります。

 

 

 デモのミックスは「女性のお化粧」「料理」と似ている 

 

またわけのわからないことを言ってしまいました、、、笑い。 

 

実は、トミー爺はミックスの作業って「わかりやすく言えば女性のお化粧」だと思っています。 

 

 

たとえば

 

B子さん

「あれA子さん今日はちょっといつもと印象が違うね?…」

A子さん

「わかる?メーク少し変えたの…」

 

これがミックスです!

 

 


女性のお化粧、

  • いつもよりちょっと目をくっきりさせてみる
  • 口紅の色を少し変えてみる…

どれも素材としては同じ顔、、笑い。

 

しかしちょっとした事でぜんぜん印象が違ってくる。

 

デモの聞こえ方、低音の調整で聞こえ方は全然違ってくる 

 

 たとえばお手元に自分の作った作曲デモテープがあったらちょっと実験をしてみて下さい。

 

まず自分が作曲したデモをオーディオで再生してみて下さい

 

たとえば「ちょっとボーカルの音程が微妙かな…」と思ったとしますね、そのときに全体的にEQで低音を少し多めしてみる…

 

どうかな?ボーカルの音程の不安定さが気にならなくなったのでは…

 

また反対に低音を極端に減らしてみる、、そうするとどうだろう…

 

今まで普通に聞こえていたデモがいきなりに、なんか不安定に聞こえてくる…そんな印象を受けませんか?


実はこれはミックスではなくてマスタリングという作業なのだけれども、同じデモ音源でもこんなにも違って聞こえてくることがわかっていただけたかな。 

 

 ちょっとびっくりしたのでは?

 

目から鱗が…「ミキシングと料理の関係」って似ている? 

 

また、訳の分からない事を言っていると思っていませんか?

 

「レコーディングと料理」って、一見関係ないように見えますが、
トミー爺はかなり似ていると思っています。

 

まずは料理について考えてみましょう。

 

料理を美味しく作る流れをチェックしてみると

 

  • どんなディナーにするか全体像を考える。
  • 料理の構成を考える。
  • 素材選びをする。
  • 料理の手順を考える。
  • 隠し味、調味料を考える。
  • 出来上がった料理を美味しそうに盛り付ける。

ざっとみてこんな感じの要素があると思います。

 

さてこれをレコーディングに例えてみると

 

  • 料理の全体像を考える  → 楽曲の方向決め
  • 料理の構成を考える   → アレンジの方向決め
  • 素材選び        → どんな楽器、音色で表現するか
  • 料理の手順       → レコーディングの順番
  • 隠し味、調味料、つなぎ → エフェクター等のかけ方
  • 見た目の盛り付け    → 全体像のまとめ方


どうでしょう…かなり強引な考え方ですが、じつは案外似ていると思ってもらえたのでは?

 

特に、先ほどの女性のお化粧と同じで、楽器選び、音色選びが最も大事なんです。

 

「楽器選び、音色選び」が女性の素顔と考えると、、、、

お化粧、ミックスは、、、、、、

 

こう考えると面白いと思いませんか?

 

 

ミキシングについてはこれから何回かに分けて紹介させてもらいますね。

 

お楽しみに。

 

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