作詞家,作曲家になろう!さくなろ道場

作曲家、作詞家を目指す君へ。現役マネージャーが教える作品創りのコツ、裏ワザ、一般常識などなど…誰も教えてくれなかった情報満載です。

作曲コンぺで役に立つデモ作り!3つのポイントチェック!

お疲れ様で~すのトミー爺です。

 

今回はデモ作りで「ここを抑えておけばOK」という3つのポイントを紹介させてもらいますね。
 

作曲コンペでなかなかいい結果がでない…と悩んでいるあなた、、

ヒントになるかもよ?
 

この記事の内容は

 

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デモが評価されるポイントはCD試聴機でのCDチェックと同じ 

皆さんはCDショップでCD試聴機を使ってお気に入りのアーティストを探した事ってありませんか?
 

昔は買う前に事前チェックできなかったので、トミー爺はいつもジャケ買いでした。
 

本命のレコードを3枚くらい買って、予算に余裕があればカッコよいジャケデザインのレコード2枚くらいチョイス。
 

スゲー美人のジャケで、家で聞いたら男性アーティストだった、、なんて一喜一憂していたことを思い出します。
 

さてCD試聴機に話を戻して、まずCDをセットし、そしてプレイボタンを押す、、、あなたが初めて聞くアーティストや曲を評価方法を思い出してください。


最初に、曲のイントロで「ダサい…」と思ったり、歌の出だしで「アーこのアーティスト、この曲いい感じかも…」なんて思ったことありませんか?


実は、それと同じようにあなたのデモは評価されるんです。 

 

あなたのデモは3つのポイントで評価されるって知ってました? 

評価されるポイントは3つ

  1. イントロ
  2. 歌いだし
  3. サビ頭

 実はデモの勝敗はここで決まります。
 

逆に考えるとこの3つのポイント「イントロ」「歌いだし」「サビ頭」を抑えておけば評価が上がるって事だから興味がありますよね。

 

デモの第一印象、作家の力量、実力はイントロで評価される 

イントロは曲の持っているサウンド感、方向性が評価される所です。

ここでこのデモをこの先聞いて行っても良いかどうかのポイント…最初の評価が下されます。

 
イントロで評価されるのは 

  • 作家の実力が一目瞭然に分かるのがイントロ
    イントロを聞いただけで実は作家さんの実力、発想力が分かってしまいます。ここで失敗すると他の所、メロディとか…への期待度ががっくりと下がってしまうので要注意。

  • 曲が発注コンセプトに合っているか
    次に発注した時のコンセプトに合っているかどうか?
    それがイントロで最初の評価が下ります。

  • ヒット性が期待できるか
    コンサートでお気に入りのイントロが演奏されたとたん、会場内はドット盛り上がりますね。つまりイントロって曲のヒット性に一番関係している箇所と思って間違いないですよ。 

だって皆さんもCD試聴機で、いまいちなイントロだったら曲、飛ばすでしょ、、それと同じだと思って間違いないですよ。 

歌いだし、A頭のメロディに全力投球で評価を上げろ 

次に大事なポイントは「歌いだし」一般的にAの頭のメロディ。
 

ここでこの曲の第一印象が決まる、メロディの評価が決まると思って間違いないです。
 

よくA頭は抑え目で、サビに向けて盛り上げる、、、なんて考えている人っていませんか?
 

楽曲のプレゼンに特化して考えるとA頭がつまらなかったら、そこで曲の評価は終わってしまうかもしれません、、危ない、、あぶない、、、


ここで「この曲期待できそう…」とか「このメロ良いじゃないか!」と思ってもらえるか…
 

曲の評価にめちゃくちゃ影響を与えるところなので気を抜かないでアプローチしようね。 

サビ頭、ここでこの曲が商品として使えるかどうかを判断される 

日本の楽曲プロモーション事情を考えると、サビ頭2小節、10秒が
CMやTVスポットで使われる所ですので非常に重要なポイントなんです。


選び手は作曲家が作るデモを聞きながら、
 

「この曲は自分の担当アーティストが歌っているところが見えてくる…」「この曲を○○みたいに宣伝していけばヒットする」
 

など、自分が担当するアーティストが歌う商品として使えるかどうか…
そこを探りながら選曲しています。

 

そういう意味で1コーラスのデモ、作曲家としては気の抜く所はないって事が分かりますね。

 

デモ作りの3ポイント。

ぜひ参考にしてみて下さいね。

 

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今日のお薦めの一枚

ZARDの曲の作り方ってものすごくABCがしっかり、くっきりとしたつくりをしていると思います。作曲家目線で聞き直してみてください。今までに見えてこなかった「何か?」を発見できるかも…

ZARD Forever Best~25th Anniversary~

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デモ作りの基本その1「デモは人に聞いてもらうために作る」

お疲れ様で~すのトミー爺です。
 

今回はデモ作りで注意しなければいけないポイント、これだけ抑えておけば基本はOKというポイントを紹介させてもらいますね。
 

お楽しみに。

 

この記事の内容は

 

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デモは人に聞いてもらうために作る 

 とにかく作曲が好きで曲を作り始める…作曲家を目指す人ならまずはここからスタートする人も多いと思う。
 

しかし、だんだん次のステップを目指す。


そして「誰かに聞いてもらいたい…」そう思ったら、いよいよ作曲家への階段を一段登り始めたという事。

 

デモ作りの3つのポイント「メロ、リズム、コード」

 まず知ってほしいのが、デモの3つの要素。 

  1. メロディ
  2. リズム
  3. コード

 これって音楽の授業で習いましたよね。

 

この3要素の役割を認識して、そのバランスを上手く調整できると案外、形になりやすいですよ。
 

チャンプくん、メロディが聞こえないよ、、「マヂですか?」 

 ある日の昼下がり、ここ渋谷にあるトミー爺の事務所にチャンプくんが登場、なんか落ち着かない感じです、、
 

どうしたんでしょう、、、  

 トミー爺

「チャンプくん、デモ出来た?」

 

チャンプくん

「師匠、前回の失敗から大きく成長した僕を聞いてください」

 

実は前回、デモを持って来たのですがCDにファイル形式で入れてきたために再生できなかった…という苦い経験があったのです。

 

 

sakunaro-dojo.sakushisakkyoku.com

 

 トミー爺

「チャンプくん、さあ聞いてみよう」

 

ドキドキ…ドキドキ…

心臓が飛び出るくらい、緊張のチャンプくん

 

おやっ?

 

再生中、首をかしげるトミー爺、、

そしてとうとう、手がストップボタンに

 

チャンプくん

「師匠、どうしました?」

 

トミー爺
「チャンプくん、メロディを聞いてほしいという気持ち…」

「ある?」

 

チャンプくん

「師匠、な、、なに、何か問題でも?」

 

トミー爺

「これだと、メロディが小さくて聞こえない、、」

「メロディがどれだかわからない…」

「その前に音が小さくて聞こえない…これだとNGだな」

 

チャンプくん

「マヂですか…」

  

 またチャンプくん、何かやってしまったようですね、、、 

 

メロディはデモの主役、主役が素敵に聞こえれば評価が上がる 

 という事で今回のチャンプくんのデモのようにメロディが聞こえないデモはまずいってことが分かりますね。  

 チャンプくん 

「そう言われるとメロディが聞こえない…」

「音量も小さいですね、、、」
「聞く時に音量を上げてもらえると思っていました」

 

トミー爺
「そう、そう、、」

「自分では聞こえているんだよね」

 

チャンプくん

「そう言われるとメロディが聞こえない…」

「音量も小さいですね、、」

「作っている時は頭で鳴っているから、、」

「バランスはOKだと思ってしまいました、、」

 

トミー爺
「そう、メロとオケのバランスは冷静にチェックしないとね、、」

「それと音量が小さいと、このひとはデモを作れない人だと思われてしまうよ」

 

チャンプくん
「…」

 

ちょっと凹むチャンプくんでした

 

仮歌のチェックポイントは「リズム」と「音程」 

 最近は楽器メロのデモはNGというクライアントは多いです。
 

という事は仮歌が必要ってことになって、その聞こえ方次第でコンペに勝ち上がれるかどうか?、、、が決まってしまうんです。
 

自分で歌っても良いし、知り合いに歌が上手い人がいればその方に仮歌をお願いするのもあり。
 

仮歌の基本は「音程」「歌のリズム」、歌が上手い下手というよりは、最低限「音程、リズム」がポイント。
 

その中でも「歌のリズム感」が悪いと、音程が合っていても下手に聞こえるから要注意ですよ。
 

音楽ソフトの中に入っているエディット機能を利用して、聞きやすいデモを作りましょう。

 

リズムトラックがデモのジャンルやグルーブを表現する 

 デモの評価に実はリズムトラックが大きな影響を与えるって知っていました?。 

 実はこのリズムが

  • 〇〇っぽい音楽
  • ロック
  • ファンク
  • R&B
  • 謡曲
  • 演歌

などの音楽ジャンルを表現しているって言っても過言ではありません。
 

コンぺで要求されている音楽ジャンル、、それで使われているリズムパターン、グルーブ、、

 

これが分かっているかどうかでも、、デモ評価に大きな開きが出てくるので要注意です。

 

今日のお薦めの一枚

今回はオーストラリアの2人組で「AIR SUPPLY」エアーサプライ、さわやかな草原に吹くそよ風のような歌声、でもアレンジが最高に良いんです。アレンジ勉強する人にとってはバイブル的なアルバムかも…

 

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デモミックスは耳と感性が頼り、最初に全体像を把握することからスタート

お疲れ様で~す、、、のトミー爺です。

 

今回はデモミキシングについて、感銘を受けた事があってそれを書かせてもらいますね。

この記事の内容は

 

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アメリカンロックサウンドの父、Mr.クリス・ロード・アルジ 

ある日、アドバイス用のネタ探しでYoutubeを見ていて、突然釘付けになってしまったビデオを発見、、そしてTwitterでつぶやいたのが下記。

クリス・ロード・アルジ(CLA)アメリカンロック音創りの父と称されるエンジニア。

彼曰く「Mixのコツは曲全体把握するまでエフェクトしない事。全Track同じ主張だったら、全て同形のピースのパズルと同じで面白くない」いい事いうね! 

 

              -トミー爺のTwitterよりー

これって 「目から鱗」って感じがしません?

 

最初にこの曲のゴールを決める事からスタート

ミキシングって まず録音する前から戦いが始まります。

それはこれから作る音楽は何処に向かうべきなのか?

  • ロックの世界
  • ロックと言ってもアメリカ?イギリス?日本?
  • ポップスの世界
  • ポップスって言ってもどの国?アメリカ?イギリス?フランス?北欧?などなど

これをしっかりとイメージを持ち、この曲のゴール、完成形イメージをしっかりと把握することがスタートラインです。

失敗するケースとして

「なんか作っていたらこうなりました…」
「あとでミキシングでどうにでもなるから、とりあえずこんな感じで、、」

 

餃子を作っていたらハンバーグもどきが出来た…みたいな感じになってしまったり、味付けしないで最後にスパイスを、、みたいな感じ、、笑い。 

曲のすべてのトラックの役割を理解しよう

次に大事なのが録音からミックスまで全部ひとりで行う事が多いと思うのですが、全てのトラック、一つ一つのトラックの役割を理解するって事が大事です。

 

アレンジの時、どうしても試行錯誤するとトラック数が多くなりますね、、

以前の録音現場だとマルチテープのチャンネル数に限度があり、無駄なトラックを作れなかったのですが、でも今はほぼ無限にトラック数を増やす事が出来ますね。

 

しかしそのトラックも下記の3つに分けられます。 

  • 絶対必要なトラック
  • あっても良いかな?と思えるトラック
  • 全く必要のないトラック

 この仕訳をミキシングする前に最初に行ってください。

 

そしてゴールを意識してそのトラックの役割を見つける、、と言っても自分で作ったトラックだから役割はわかるはず、、

 

Mixのコツは曲全体把握するまでエフェクトしない事 

最初にクリス・ロード・アルジの引用させてもらった通り、ミックスや録音する前に、そのトラックが曲全体の中でどんな役割を持っているのか?それが見えるまでしっかりと検証を続ける事が大事。

 

その上でコンプやリバーブ等を使う目的がはっきりとした時に、、この音が完成イメージの中で〇〇の役割だから、〇〇の効果をつける為に〇〇エフェクターをかける。

 

このように作り上げていくのがうまく行くコツかな…

 

目的が見えないエフェクトは曲を台無しにする

もしそれが見えないでエフェクトをかけた場合、全体のバランスを壊す事になるので要注意。

 

トミー爺が聞かせてもらっているデモ音源でもこの間違いをしている人も多い。

 

例えば、

  • 優しい系のバラード曲なのにトータルコンプバキバキとか…
  • 優しい系の歌のバックの弦の音がきつ過ぎる、怒っている音になっているとか…

明らかにミスマッチングですよね。

 

ボーカリストが優しく、しっとりと歌っているのにバックのオケ、ミュージシャンがギンギンの音で歌を無視して演奏している感じと同じ。

 

良かったら参考にしてみて下さいね。

 

この事は今度、もう少し考えてみましょう、、、

 

今日のお薦めの一曲

Green DayのAmerican idiot、このブログで紹介したCLAのミキシング。


www.youtube.com

 

American Idiot

American Idiot

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プロ作曲家、デモはどのくらいのクオリティで作れば?

Chapter1 作曲家の為のファーストステップ

 

お疲れ様で~すのトミー爺です。

 

今日は質問が多い

 

「デモはどのくらいのクオリティで作ればよいの?」

 

という事を一緒に考えてみましょう。

 

この記事の内容は

 

 

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 作曲家のデモの使命は相手を説得する事

ある日の渋谷、トミー爺の事務所に作曲家のたまごのチャンプくんがやって来ました。

おや?

なんか悩み事があるようですね… 

チャンプくん

「師匠、前からずっと知りたかったのですが、デモってどのくらいのクオリティで作ればよいのですか?」


トミー爺

「チャンプくん、たまには良い質問するね…それはね…」

 

この質問もよくあります。
結論から言うとあなたがどの立ち位置を目指すのかがポイント。

 

音楽は趣味でOK、、ただ自分の音楽を聞いてほしい… 

もしあなたが趣味で「ただ自分の音楽を聴いてほしい」という目的でデモを作っているのだったら、自分のできる範囲でデモを作ればよいと思います。

  • 親しい友人に曲が出来たから聞いてもらおう。
  • ライフワークとして自分の音楽を残したい…

今できる事を全力でデモ制作に注入する。

それだけでOKです。

 

あなたがプロの作曲家を目指すのだったら…

もしあなたがプロの作曲家を目指すのであればデモクオリティは、通常のCDと同じレベルを目指すのがベストです。

その理由としてはデモの使命を考えてみて下さい。

デモはあなたから離れてクライアントの所で、あなたの代わりに働く事になります。

 

デモがあなたの代わりに相手を説得しなければいけない、、という事は

どのくらいのクオリティがデモに要求されるのかはわかりますね。 

チャンプくん

「なるほど…デモが僕の代弁者か?」

「そうですよね、、」

「師匠、、今までのモヤモヤが少し晴れました」

「道は遠いなぁ~、、、、」

 

トミー爺
「チャンプくん、、何を弱気な…」

「よーく考えてみて、、」

「今、ガンガン活躍している作曲家だって最初から出来た人はいないよ」

「皆、同じスタートラインから初めているんだから」

 

チャンプくん

「そうですよね、、頑張るぞ!」

「そうか、、僕も先輩たちと同じように登って行ければ、、」

「そうすると、、同じフィールドで戦えるようになれるかも…」

 

プロの作曲家のデモはCDと同じクオリティーを目指せ

しかし、「プロと同じクオリティーのデモ」

そう簡単にはいかないですよね。笑い。

  • 何を、、どうしたら、、、そうなるのか?
  • みんな才能のある人ばかりだから、俺は出来る?大丈夫か?

確かにみんな考える事は同じです。

でも目線や立ち位置を変えてみると案外見えてきます??? 

 

デモを聞く側になってみるとわかる

ここでヒントを少しお伝えしましょう。

 

それは「選者側になってみるとわかりやすい」いう事。

 

例えば、あなたはCMのタイアップ曲を決める会議に出席をしているとします。
みんな喧々諤々で議論をしています。

  • なんか商品イメージと音楽が合っていない
  • 商品イメージにはもっとかっこよいサウンドが欲しい
  • もっとオシャレなメロディが欲しい
  • イントロのインパクトが足りない
  • サビメロがいまいち

多分あなたが選者側だったら楽曲を選ぶ基準ってどんなポイントですか?

そこを意識して、自分だったらこの作品をピックアップするぞ!

 

そうです。

あなたが目指さなければいけないクオリティーはそこです。!

チャンプくん

「なるほど、、自分だったらこのデモを良いと思えるのか?」

「そう考えると見えてくるかも…」

「そして自分を高めていければ、デモも良くなる」

トミー爺
「そうそう、先輩たちも最初から才能があったのではない」

「毎日経験を積み、一歩一歩今の立ち位置に上がってきた」

「だからチャンプくんにも出来るよ」


チャンプくん

「うー師匠、良い事言いますね(涙)」

 

トミー爺

「あたり前田の…」

 

チャンプくん

「クラッカーですよね…がんばります」

 

トミー爺

「チャンプくん、まずは完コピからスタートしてみては?」

 

チャンプくん

「完コピですか?」

「それってどうやって?」 

 

まずは完コピからスタートしてみよう

後で詳しく書かせてもらおうと思うけど、簡単な訓練方法を紹介させてください。

それは良いと思った曲、アレンジを完全にコピーして、あなたがそれを再現してみる。

 

そうする事で解る事は

  • 作り手が目指して行った曲、アレンジが見える
  • なぜこの楽器が入っているのか?その理由、役目が見える
  • 全部同じに作ったはずなのに何かが違う事に気が付く
  • その理由を探る事で色んな事が見えてくる

まずは歌だったら物まね歌手以上にそっくりに真似てみて下さい。

アレンジだったら、どうやったらこのニュアンスが作れるのか?

それを探ってみて下さい。

 

題材に適しているのが、70年代~90年代にヒットした、アレンジャーがアレンジした作品。

 

それのテクニックを盗む事で色んな事が分かるはず、、、

 

まだまだ、あなたとチャンプくの旅は続きます。

 

今日のお薦めの映画

この映画フットルース1984年に公開された映画。実はこの映画の中に入っている音楽が最高なんですよ。ぜひチェックしてみて。

 

 

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作詞、作曲の勉強。解る事と使える事は違う。

 お疲れ様で~すのトミー爺です。

最近、頑張ってつぶやいているTwitterの一部を紹介させてください。

 

【トミー爺の今日のつぶやき】から

 

作詞、作曲の勉強。解る事と使える事は違う。

 

 

音楽の大先輩の言葉。

 

「レコードは擦り切れるまで聞き倒せ、音楽は耳で勉強するもの」。

 

本や楽譜で音楽を勉強するのも良い、だけど最後は自分の耳で判断をする。

 

それが身につくってことだと思う。

 

いい言葉をいただきました。

 

 

そうです、、、、今回は「作詞、作曲の勉強。わかる事と使える事とは違う」という事について一緒に考えてみましょう。

 

この記事の内容は

 

 

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まいどまいど何でニッカの看板?

トミー爺がお酒が好きだから、、笑い。

 

音楽って理屈ではなく耳で覚えるもの…

 

ちょっと目線を変えて読書について考えてみましょう。

 

本を読む時にこんな経験ありませんか?

 

一度目読んだ時よりも、2度目、3度目読んだ時の方が深く理解が出来るって、、

 

  1. 一度目読んだ時は概要が頭に入る
  2. 二度目読んだ時は、一度目読んだ概要がベースにあるからより深く理解が出来る。
  3. 三度目読む時は、もっと深く読み進む事が出来る

 

これと同じで音楽って何度も何度も聞いて勉強するものだと思います。

 

ある日、あの時、理解できなかったことが突然見えてくる

 

例えば、作詞、作曲を勉強していて色んな事を言われたり、気が付いたりしますね、、でもその時はまだ身についていないはず。

 

その時、気が付いた事、勉強したことはあなたの記憶のハードディスクに格納されただけなんだと思います。

 

それにはまだ引用タグが付いていない状態。

 

それが何度も音楽を聞いていると、歌詞を読んでいると、昔「へぇ~そうだったんだ」という、あの時にハードディスクに格納した知識と耳から入ってくる情報が結びつく瞬間が来ます。

 

その時がやっと理解出来るスタートラインに立てた…という状況だと思います。

 

トミー爺の経験。若い時スタジオでの会話「音が上がる」って何?

 

若い時にスタジオ仕事をしている時、ミュージシャンやエンジニアの人たちの会話って「何となく理解できる状況でした」

 

例えば、

 

「この音って上がるからダメ!」

 

これを聞いた時って

 

「何となくわかる…」

「でも音が上がるってどんな感じなのかわからない…」

「でもこの状況は知ったかぶりしておいた方が安全、、」

 

なんて思っていた。

 

ところがそれから20年くらい経って、デモを聞いていて時に、その時の情報が初めて理解出来たんです。

 

音が上がるってことは、音の延びている余韻ってありますね。

その余韻の成分、、これって低音、中音、高音ってあるけど、その低音、中音の順で音が減衰してくる。

 

残るのは高音ですね。

 

低音減衰 → 中音減衰 → 高音減衰

 

つまり音の余韻が上がる…って事なんです。

エネルギーが無い音、、という事です。

 

音に芯が無い時に起きる現象で、その音がオケの中に入った時は音にエネルギーが無い音で、ミキシングでどんなに音量を上げても最終的には聞こえてこない音になる。

 

では逆は音が下がるって事で、先ほどの真逆な音です。

 

イントロのピアノが音が上がっていて明るすぎる 

 

あるアーティストのレコーディングをしていて、すごく哀愁のある楽曲をレコーディングしていました。

 

そしてイントロがピアノだけ…

 

そのピアノの音が上がっていたんです。

 

イントロでしっとりさせたいのに音の余韻が上がっているので、妙に明るく聞こえてしまう。

 

これに気が付いたのは、実は先ほどのデモを聞いて音の上がり下がりを理解してから、さらに10年くらいたった時でした。

 

つまり音楽を聞き倒せっていう事は昔覚えた知識を呼び起こす機会を多くするってことなのかもしれませんね。

 

その理由、原理が分かれば使えるようになる

 

 

では今日の本題「解る事と使える事は違う」ってどういう事?

 

例えば、オーディオ雑誌等で

 

〇〇の音にはコンプをかけて〇〇のようにする。

 

という記事があったとします。

 

あなたは「〇〇にはコンプか?」と理解してとにかくコンプをかける。

 

 

ある作詞教則本

 

作詞は〇〇のように〇〇を表現すると〇〇だ

 

みたいな事が書かれていて、あなたはその通りにしてしまう。

 

これは間違っていません。

 

ただ、その理由を知る事で、そのテクニックを10倍、100倍に活用できるようになります。

 

そのコツは

 

「何で?どうして?何のために?」

 

という気持ちを持つことで本に書かれている事を深く理解できるようになるはず、、

 

最初からは無理でも続ける事でそれが可能になりますよ。

 

 

デモはどこでも聞いてもらえる形式で作る

お疲れ様で~す。

トミー爺です。

 

今回は「Chapter1 作曲家の為のファーストステップ」の中でみんなが陥りやすいポイントについてコラムで紹介させてもらいますね。

 

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ちょっと関係ない写真、、笑い。

 

この記事の内容は

 

ラジカセにCDを入れて再生しようとしたが音が出ない。

 

これはよくあるんです。

 

最近は減ってきているけど作曲家がデモCDを持ってきて、いざ聞いてみようとすると音が出ない。

 

いつものファイルのやり取りに慣れてしまっているので、ついCDに音楽ファイルを入れて持ってきてしまう。

 

これはその場にパソコンがあればOKだけど、なかったら、、、、

 

さぁ、あなたならどうする?

 

チャンプくん、このCD音が出ないよ、、

 

 

ある日の午後、トミー爺の事務所にチャンプくんがやって来ました。

そうそう、今日はデモを数曲聞かせてもらう約束をしていたんです。 

 

 

チャンプくん

「師匠、おはようございます」

「新しい曲が出来たので聞いてもらえますか?」

 

トミー爺

「おーチャンプくんか…」

「そうだったなぁ、、どれどれどんな作品かな?」

 

チャンプくんがCDを取り出し、ラジカセにセットしました。

そして再生ボタンを押すと??

 

トミー爺

「?????? あれっ?」 

「チャンプくん、これって音が入っていないよ?」

 

チャンプくん
「師匠、そんなはず無いですよ?」

「ちゃんとファイルで入れてきました」

「家で何度も確認したんですから…」

 

トミー爺
「??????ファイルで入れてきたの??」

「それだったらパソコンでしか聞けないよ」

 

チャンプくん
「あ、、そうか、、」

「ファイルデーターはラジカセで再生出来ないんだ…」

 

トミー爺

「チャンプくん、、」

「チャンスはそう多くないのだから、万全の態勢でいつも準備しておかないと…」

 

いつもの癖で「つい、、、」ファイルでOKって思ってしまう 

 

最近はファイルでのやり取りが当たり前。

パソコンから、パソコンに送ってそれをDLして聞いてもらう。

これに慣れてしまっているとつい油断してしまう。

 

これはパソコンがそこにあるという前提での話で、作曲家がデモを持ってプロデューサーに聞いてもらう時は最低でも下記のパターンを用意するようにしてください。

 

  1. オーディオデーターで焼いたCD
    これが通常だと思ってください。CDだと会議室とかで数人の人に同時に聞いてもらえるし、ある程度の音質で聞いてもらえる。

  2. USBに音声ファイルにして持っていく
    もしその場にオーディオシステムがなく、パソコンしかなくても、これなら再生は可能、、ただし、音質はパソコンのスピーカーで聞くしかないデメリットもある。最近のオーディオコンポはUSB対応も多いので予備としては良いかも…

  3. 携帯や携帯音楽プレーヤーに取り込んで持っていく
    上記の二つともなくても携帯音楽プレーヤーがあればヘッドフォンで聞いてもらえる。

 

1番ベストはCD-Rにダビングして「オーディオCD」として作っておくのがベスト、データーCDだとPC以外では聞くことが出来ないので注意


MDやカセットで持ち歩くのはNG、再生できるところは皆無 


以前主流だったMDですが、現在はほとんどの人が使っていない。

イコール、MDを 再生できるプレーヤーは無いと思った方が良いです。

 

カセットも同じで これは殆どの所で再生できないのでNG

 

どんなチャンスがどんなタイミングで訪れるかわからないのが今。

 

やっと訪れたチャンスを逃す手は無いので、万全の体制で作家活動をして行く事をお勧めします。

 

 

 

チャンプくん

「そうですよね、、もしその時が今日だったら…」

「僕は大きなチャンスを逃したことになる」

 

トミー爺

「その通り…」

「作曲としての最低限の準備だと思うよ」

 

チャンプくん

「師匠!当たり前田の、、クラッカーですよね…」

 

トミー爺

「チャンプくん、、また古いギャグだね、、」

「どこでそんなおやじギャグ?覚えたのかな?」

 

チャンプくん

「だって師匠の口癖じゃないですか、、、」

 

トミー爺

「・・・そうだった?」

「とにかくデモはいつどこで、どんな環境でもきいてもらえるように作らないとだめだよ」

 

チャンプくん
「ヤベーマジッタ…気をつけます」 

 

 

皆さんも「作家の三種の神器」を活用してくださいね

 

  1. デモ音源
  2. プロフィール
  3. 名刺

常に持ちあるこう。

 

 

 

オリジナルソング「恋は幻」。ススキノのん兵衛会メンバーからYoutubeで楽曲配信の朗報飛び込む。

音楽仲間からYoutubeへの楽曲配信情報をゲットしました。

スゲーェ、カッコよい曲。

 

という事で音楽の伝道師?のトミー爺です。

笑い。

 

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昨日、ススキノのん兵衛会メンバーから情報が飛び込んできました。

 

「トミーさん、またYoutubeで楽曲配信したので聞いてみて下さい」

 

その曲がこれ!!

 

【恋は幻】(オリジナルソング)

www.youtube.com

 

作詞  :石井桃理

作編曲 :Salmon bear

動画  :Music Prism学園クリエイター部

ボーカル:くゆり

              敬称略

 

ご本人からのメッセージは

 

 

今回はボーカリスト「くゆり」さんにオリジナル曲「恋は幻」を歌っていただきました。

 

シャープで小気味よいボーカルが印象的なマイナーアップテンポの曲です。

 

作詞は「石井桃理」さん

動画は「Music Prism学園クリエイター部」さん に

 

強力なお力添えをいただきました。

 

いつものことながら、いろいろな方のお力をお借りして作品作りができることに感謝、感謝、、、

 

ぜひ、ご視聴をお願いします。

 

 

 ぜひ皆さんも聞いてみて下さい。