お疲れ様です。皆様お元気でしょうか?
さて今回ですが1番の歌詞の重要性について書かせてもらいますね。
以前トミー爺が担当していた作詞家がこういったことがあります。
「私の書き方って1番にこの作品で一番言いたい事を全て書き込むようにしている」これって実はものすごく大事な事なんです。
この記事の内容は
- 作品の出だし2行に全力投球しろ!?
- 一番に全てを入れ込んで2番を自由に書き上げる
- まず私が最初に考えるのはサビ頭、それが決まれば…
- ヒット曲をチェック!作りての意図が見えてきたらOK
- 音楽仕事人のための業界用語辞典
- 今日のお薦めの一曲
- こんな作詞教則本ってあったんだ
- 【トミー爺の関連サイト】
作品の出だし2行に全力投球しろ!?
トミー爺がいつも、作品を読んでいて感じることがあるのですが、最初の2行の重要性に気が付いていない人が多いと思います。
映画でも小説でも「最初のワンシーンや書き出し部分で聞き手、読み手、観客をつかめるかどうかが作品の評価が決まる」と思いません?
例えば、ヒットしている歌詞や小説、映画も同じで冒頭部分でその作品の世界に入り込ませてくれますよね。ここで失敗すると最後までそれが影響してしまう。
映画「スターウオーズ」の冒頭部分、あれってすごいですよね、あの1シーンだけで最後まで一気に作品の物語に入っていける。
トミー爺が作品を評価する時にまずチェックするポイントが3つあります。
1. 書き出しの部分
2. サビの出だしの1行
3. サビの最後のまとめ方
この3つのポイントを重視しています。
大体の場合その3か所の出来如何がその作品の評価を決めてしまうと思います。
この作品は行ける!と思う作品の出だしは読み手、聞き手を作品の世界に強引に引きずり込んでくれるし、、、
最初の部分で聞き手を作品の世界へ引きずり込めればしめたもの。
その後は思いっきり内容を展開出来、イコールいろいろな事を書ける、表現で
きるという事ですよね
一番に全てを入れ込んで2番を自由に書き上げる
ここで登場するのが、冒頭で書かせてもらった作詞家さんの一言。
「私の書き方って1番でこの作品の人物、ストーリー、この作品で一番言いたい事を全て書き込むようにしている。だから少ない行数で書き上げなくちゃいけないので大変苦労するんだよね。」
「でもその苦労した分、2番はかなりドラマティックに展開できる…」
「なにせラジオやTVでは1番しかかからないから1番でリスナーをゲットしなくちゃいけないでしょ、リスナーに1番を好きになってもらわないと駄目だから、1番の「出だし」「サビ頭」にものすごく時間をかけるし、かなり苦労するんだ」
と語ってくれた。そして作詞家の話はまだ続く
まず私が最初に考えるのはサビ頭、それが決まれば…
「まず私が最初に考えるのはサビ頭、、、ここで一番言いたい事をまず書き込む、それが決まればしめたもの、その後にそのサビ頭を効果的に演出するにはどうしたらよ
いだろうか…っそんなことを考えて出だしやストーリーを考える…」
こんな風に語ってくれた。
どう参考になったかな、出だしとサビ頭の関係って奥深いよね。
ヒット曲をチェック!作りての意図が見えてきたらOK
そんな見方で70年代から80年代にヒットした作詞家やアーティストが書い
た作品を研究してみるといろいろな事がわかってくると思うよ。
それもただ読むの出はなくて「このサビを書きたくて…出だしをこうしたのか、、、」とか、、作詞家が苦労して搾り出した言葉が生まれてくる過程を想像してみると楽しい
かも知れないよ。
ぜひやってみて
音楽仕事人のための業界用語辞典
ここでは作家として生活するための基本的な用語を特集していきます。為にな
る事からくだらないことまでいろいろあります。 (笑い)
【テレコ】
テープレコーダーではなくもう一つの使い方は「入れ替える」「反対にする」という意
味で使うこともある。語源は解らない、、、が、もし貴方がどこかの現場でこんな会話に出会ったら気をつけよう?
「それ…テレコにしてみない?」何て言われたら「これを入れ替えてみよう、、」といわれたので、けっして「これをテープレコーダーに改造しろ!」と言われたと勘違いしないようにね。
「使用例」
「ABをテレコってみない?」これはAとBを逆さまにしてみない?入れ替
えてみない?という意味で使う。でもなぜ語源がわからない言葉を使うのか?
ひょっとしたら音楽業界はへんなところかも?(笑)
今日のお薦めの一曲
尊敬する作詞家、松本一起さんの渾身の作品
こんな作詞教則本ってあったんだ
【トミー爺の関連サイト】
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