作詞家,作曲家になろう!さくなろ道場

作曲家、作詞家を目指す君へ。現役マネージャーが教える作品創りのコツ、裏ワザ、一般常識などなど…誰も教えてくれなかった情報満載です。

主人公の「理由(わけ)」が伝わる時、歌詞は巷を一人歩きする。

Chapter 2 詞先で作詞をしてみよう

 

皆さん、お元気ですか?

 

さて、今回からストーリー作りに大切な「魅力的な人物像」の作り方について一緒に考えてみましょう。

 

ドラマや映画を観ていて「あの人の生き方かっこよいな…」とか「あんな人になってみたい…」と思わせるのは、その物語に、そこに「魅力的な主人公」が描かれているからだと思います。

 

前々回に書かせてもらった映画「プラダを着た悪魔」の主人公もそうでした。

 

sakunaro-dojo.sakushisakkyoku.com

 

 この記事の内容は

 

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Step 3 登場人物を考える 

 

それではどうやったら「魅力的な登場人物」を描けるようになるのか?

これは色んな、人それぞれの方法論があると思います。

 

ただ、ちょっと気になるやり方をしている人がいるんです。

 

歌詞の登場人物年表を作ってみると色んな事が見えてくる 

 

それは脚本家の倉本聰さん。

倉本さんと言えば「北の国から」などで有名な方です。

 

その倉本さんがテレビのドキュメンタリーで取り上げられていて、そこでおっしゃっていたのは、脚本を書き上げる時に「登場人物、全員の年表」を考えるととおっしゃっていました。

 

つまり登場人物の生れてから死ぬまでの年表を考えてから作品作りに入るという事らしいです。

 

Aは何年に生まれて、〇才の時に〇〇と恋に落ち、そこで初めて性体験をする、、しかし、そこに恋敵Bが現れて二人の間を邪魔する、そしてBの行動によって、ついにはAと〇〇は別れてしまう、、、

 

みたいな事をもっともっと細かく練り上げていくらしいです。

 

それを考えて行くと、人と人との絡み方やドラマが必然的に見えてくるって言っていました。

 

なぜこんな年表の話を紹介させてもらったか?、、、というと

 

行動には必ず理由がある、、その理由が世の中に共鳴していく 

 

「その人の行動には必ず理由があるから…」

 

「その理由こそが歌詞、物語の最大のクライマックス」

 

主人公がある行動をしたとします、、その行動の理由があるからこそ、行動や仕草、言葉に重みが出てくるのだと思います。

 

【例1】 

例えば、先ほどのAと恋敵Bの話で考えると大人になってから、ある些細な事件でAはBを殴った…としますね、、その理由が過去の〇〇との事と同じ行動をBがしていたから…

 

その現在の状況だけを考えるとAがBを殴る理由が分からない、、けど、年表をたどっていくとそこには理由がある、、、

 

【例2】 

例えば、男の人が女の人を抱きしめた…という行動があったとします。

 

作詞家が「君を抱きしめる…」と詞に書いたとしますね。

でもこれだけだったら「抱きしめる」という行動です。

 

でも、その抱きしめるという行動の理由

 

  • 好きだから、愛しているから
  • 相手が凍えそうだったから
  • 相手が可愛かったから
  • 相手が可愛そうだったから

 

もっともっと沢山あると思うけど、そこが読者、聞き手に伝わるかどうか?で「抱きしめる」という行動の重さが違ってきます。

 

「そうそう、その気持ち分かるな、、、、泣けてくるよ、、」

 

聞き手にそう感じさせるためには、書き手がそこが見えていないとダメって事です。

 

そう考えるととっても大事なポイントだと分かりますね。。

 

また別の機会にもう少しこの話を掘り下げてみたいです。

 

 

 

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