Chapter1 作曲家になるために用意する物
お疲れ様で~すのトミー爺です。
作曲メソッドの続き、今回は作曲家なる為に用意しておきたいアイテム、ツールとしてホームページについて考えみましょう。
現代は言わずと知れたIT時代、パソコン、スマートフォン、殆どの人が所有して、駆使しながら生活をしていますね。
作曲家、音楽家もそれを活用しない理由がありません。
今回はネット社会と作曲家がどう共存していけば良いのか?
それを考えてみましょう。
この記事の概要は
ネット環境を駆使した作曲活動
一昔前までは作曲家マネージャーがディレクターに曲(カセット、MD)を届けていました。
その次に登場したのが「バイク便」東京都内だったら1時間以内に資料や音源を届けられる…画期的なサービスでした。
それで現在は…
HP、ネットを駆使出来ないと作曲活動は大変だ
ある日の渋谷「さくなろ音楽事務所」に作曲家の卵、チャンプ君が現れました。
チャンプ
「師匠!おはようございます」
トミー爺
「おーチャンプくんおはよう」
チャンプ
「師匠、名刺とプロフィールは出来ました。」
「次はいよいよ作曲ですね」
トミー爺
「まーそんなに焦るなよ…」
「ところでチャンプくん、HPは持っているの?」
チャンプ
「作曲家にHPは必要ですか?」
トミー爺
「当たり前田のクラッカー!必需品だよ!」
なぜ作曲家にHPが必要なんでしょうか?
それは情報発信基地としてHPを利用するのがベストなんです。
- 作家のプロフィールを掲載出来る。
- 自分のデモをHPで聞いてもらえる。
- リアルタイム、近々の活動状況を告知掲載出来る。
すこし前にプロフィールの重要性を書かせてもらいました。
sakunaro-dojo.sakushisakkyoku.com
紙媒体としてプロフィールは必要ですが、HP上にもアップできるとすぐにプロフィールを見てもらえるし、デモも聞いてもらえます。
偶然に音楽プロデューサーと逢えて、名刺交換、話も出来たとします。
あなた 「まだ新人ですが、作曲活動しているんです」
プロデューサー「そうなんだ、なんか資料って持っているの?」
「曲聞いてみたいな」
【HPがあるパターン】
あなた 「今資料は持ってきていないけど、HPがあります」
「そこにプロフィールと音源アップしてあります」
プロデューサー「おー聞かせて」
【HPがないパターン】
あなた 「今資料は持ってきていないので送っても良いですか?」
プロデューサー「全然良いよ!この名刺の所に送って」
このパターンは後日資料を送っても90%は聞いてもらえません。
どんどん売り込まなくてはいけない作曲家としては、貴重なタイミングを逃さないようにする為にもHPは必要だと思いますよ。
HPでなくてもブログでも作り方によったら強い味方になってもらえます、、ぜひ準備しておいてください。
ネットを使う時、注意しておく点は
【曲に関しての注意】
- 試聴用に上げた楽曲は公表している事になるのでプレゼンはNG
HPに試聴用としてアップした曲は「youtube」や「ニコニコ動画」などに作品を上げたと同じ状況です。
ですので、コンペとかに使用することはNGです。
プロモート用の楽曲として割り切ってからアップしてください。
- 楽曲の不正利用、盗作などの危険もある事を理解する。
無断でダウンロードできないようにするとかの対策をとっておく必要があります。少なくても権利は全て作家に帰属している旨のメッセージ、コメントは記載しておきましょう。
「このHP内に記載されている内容の著作権は全て〇〇、及び関係する団体・個人に帰属します。無断転載等を禁じます。 」
またHPの下の方に「Copyright © 〇〇〇. All Rights Reserved」みたいに書かれてあるのも著作権に関しての表記です。 - また連絡先などを公表してしまうことになるので、情報公開には用心したほうがよいと思います
ずれにしても、ネットでの情報発信は危険を伴うけれどうまく利用していけば非常に有効な手段として活用できます。
チャンプ
「師匠、大事ですね!頑張って作ってみます」
トミー爺
「そうそう…その意気込みだよ!出来たら見せてね」
チャンプ
「…わかりました…」
「作曲家の三種の神器とHPか…よし、作るぞ」
トミー爺
「それとチャンプくん、次に来る前にデモ、ファイルで送って」
チャンプ
「ラジャー!、、???」
「ファイルで送るってなんですか?」
ネット時代に乗り遅れるな
現在の作曲家の活動スタイルはメールでの受注、応募になります。
ある程度、PC、ネットの知識がないと作曲活動が出来なくなっています。
コンペの発注、問合せもメールが主流
皆さん、メールアドレスって持っていますか?
現代では愚問になるかもしれないけど、持っていない人はぜひこの機会に取得するようにしてください。
例えば、あなたが契約しているプロバイダーがあれば、そこで音楽活動用のメルアドを作ることが出来ます。
又はフリーメール、「ヤフーメール」や「Gメール」を使っても良いと思います。
まずは、発注を受けられて、ファイルの添付、ダウンロード等が不自由なく出来る環境を構築してください。
曲のやり取りはバイク便ならぬファイル便
作った曲を先方に送るためには「mp3」などの音楽ファイルに変換して送ることが必要になります。
最低限、音楽を音楽ファイルに変換する事や、それをネットを使って相手に送ることが出来るようにしましょう。
トミー爺も最初は「mp3、、なんのこっちゃ」って感じでしたが、仕事上つかえるようにならないといけない…その必然性から50歳くらいから必死に勉強しましたよ、、笑い。
慣れてしまえば簡単ですから、ぜひチャレンジしてみて下さいね。
チャンプ
「現代の作曲活動は凄い事になっていますね」
トミー爺
「チャンプくん、何を言っているんだい」
「これから勉強する事、ありすぎるんじゃない?」
チャンプ
「そうですね!!」
「一つ一つクリアしていかないと…」
「曲、出来たらファイルで送るようにしますね」
トミー爺
「待ってるよ!!」