Chapter1 作曲家の為のファーストステップ
デモ作りの三大要素とは
お疲れ様で~すのトミー爺です。
今回はデモ作りの三大要素につい一緒に考えてみましょう。
この記事の内容は
デモは人に聞いてもらうために作る
とにかく曲を作る事が好き、自分の作品を作りたい…って誰でも一度くらいは考える事ありますね…
作曲家を目指す人ならまずはここからスタートする人も多いと思う。
以前は曲を作る、デモを作るためには高い機材や楽器を購入しなければ作れなかった時代、、ところが今はDAWの発達で誰もが
- 楽器が弾けなくても
- 歌が歌えなくても
- 音楽の知識がなくても
- レコーディングの知識がなくても
デモが作れるようになり、また動画サイトにて誰もが全世界に向けて発信できるようになってしまった、、笑い。
なかなかトミー爺にはついていけなくなっているのも事実だけど、、泣き
でも曲が作れたら次のステップとして、誰かに聞いてもらいたい…そう思ったら、いよいよ作曲家、クリエーターへの階段を一段登り始めたという事。
ただ抑えておかないといけないポイントもありますよ。
メロディが聞こえなかったら作曲デモではない
作曲家を志す皆さん。
メロディは小さくてもサウンドがかっこよければ良い!!
と思っている人はいませんか?
デモテープは人に聞いてもらうために作るという事を忘れていませんか?
このメロディの音量バランス、、なぁ~んだ、、、と思うかもしれないけれど作り手側からすると案外抜けていて、気がつかないポイントです。
渋谷にある事務所にチャンプ君がやって来ました、、あれっ?チャンプ君緊張している様子、、どうしたんでしょう?
チャンプ
「おはようございます、、」
「作曲家チャンプ坂本、、ただいま参上しました、、」
トミー爺
「オー、チャンプ君か、、ナンだい、、その参上って」
「さては、デモを聞いてもらうので緊張しているな、、?」
チャンプ
「トンでもない、、、こ、、こ、、これです、、」
トミー爺
「チャンプくん、さあ聞いてみようか、、」
トミー爺はチャンプくんの持って来たCDをラジカセにセット、、
ドキドキ…ドキドキ…心臓が飛び出るくらい、緊張のチャンプくん、、
スタートボタンを押す、、、
再生中、首をかしげるトミー爺、、そしてとうとう、手がストップボタンに
チャンプ
「し、、し、、師匠、どうしました?」
トミー爺
「チャンプくん、、、」「メロディを聞いてほしいという気持ち…ある?」
チャンプ
「師匠、何か問題でも…」
トミー爺
「これだと、メロディが小さくて聞こえないし、」
「メロディがどれだかわからない…」
「その前に音が小さくて聞こえない…これだとNGだな」
チャンプ
「音が小さい????メロが聞こえない…??」
「まぢですか…?」
自分の作品を聞いてもらう時に最低限必要なポイントをお伝えします。
デモで聞いてほしい、伝えたい事が相手に伝わるようなデモを作る、、
という事。
ただし、口では簡単に言えるけど、実際は難しいですよね、、。
実際には経験を積む事が大事です、、
最初にその方法論を「知っている」のと「知らない」のでは、これからの延び方が全然違うと思います。
デモの三大要素+「1」、リズム、サウンド、メロディ&イントロ
音楽の三要素って学校で習いましたよね
- メロディ
- ハーモニー
- リズム
実はデモ作りにも重要な三要素はあると思うんですよ。
- リズム
- サウンド
- メロディ
それにプラスする事で
- イントロ
この三大要素+「1」はデモのアピールにとっても重要です。
音量が小さいとデモの印象が弱くなる
その前にチャンプくんもそうだった録音音量レベルが小さいのもNGです。
何曲も聞く事になる「選曲会」ではいちいち音量を調整したりしません。
小さい音量のチャンプ君のデモは他の人のデモより、インパクトに欠け、印象も弱くなることに…
デモを聞いてもらって「音量が小さい」と指摘されたチャンプ君、彼はどう感じたのでしょうか?
チャンプ
「そう言われるとメロディが聞こえないし…」
「音量も小さいですね、」
「聞いてもらう時に音量を上げてもらえると思っていました」
トミー爺
「今回のような場合だったら音量を大きくしてくれるかも…」
「でも、何曲も連続で曲を聞くときは音量操作はしないよ」
チャンプ
「そうか、僕の曲だけが音量小さいままで聞かれる…」
「イコール、印象が薄くなってしまう…」
「という事ですね、、師匠」
トミー爺
「そういうこと、、」
「最悪はこの人はデモを作る技術がない人と思われるよ」
チャンプ
「そうですね、今後気をつけます」
コンペに参加できる「作曲家の技術、能力」って暗黙のうちにあるんですよ、コンペに参加する作曲事務所は、そのレベルに達している作曲家にコンペを発注しています。
まずは最低限の「コンペに参加できる能力」を身に付ける事を目指しましょう。
、、という事で、ちょっと凹むチャンプくんでした。
イントロでデモの評価が決まる事も
それと先ほど登場したデモの三要素「リズム」「サウンド」「メロディ」 これに追加して「イントロ」がデモの評価を決める事になります。
トミー爺
「そうそう、チャンプくん」
「すごい情報を教えてあげようか?」
チャンプ
「な、な、なんですか?」
「教えて下さいよ!!」
トミー爺
「イントロで勝負が決まるって知ってた?」
チャンプ
「何ですか?それ!」
「イントロで、、、?」
その通り、イントロでデモの印象が決まってしまうんです。
皆さんだってイントロを聞いた瞬間に「かっこよい!!」と思ったことはないですか?
イントロを聞いたとたん
- ロック系だ
- イギリス風だな、、
- ド演歌じゃないか、、
- バラード系だな、、
- おーアイドル系か、、
もう一つの印象は
- 良いね!!
- カッコよい!!
- ダメかも、、
- これは聞かなくても良いかも…
こんなふうに最初に評価されるのがイントロ。
聞き手のデモに対する評価、先入観はイントロで決まるという事で、イントロを作れないとまずい…と言う事にもなります。
そういわれてみれば、ヒット曲のイントロって特徴がありますね、、
チャンプ
「そうか、、イントロですか、、」
「僕はイントロ、とりあえずあればいいと思ってた、、」
トミー爺
「そうそう、作詞ではタイトル、作曲ではイントロ」
「運命を左右する重要な要素だよ、、」
「コンペではイントロが上手い人の採用率は高くなるかもよ…」
チャンプ
「ラジャー!」
「イントロ、音量、メロディの大きさ」
「気をつけて作ってみます」
という事でチャンプ君、何か収穫あったようで飛ぶように帰っていきました。
イントロについては別の機会で取り上げますね。
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