お疲れ様~でーすのトミー爺です。
今日は歌詞を提出する時の基本「作品提出のTPO」について一緒に考えてみましょう。
さあさあ、あなたはプロの作詞家として一歩を歩み出しました。
頑張って、根気よくプレゼンを続けて作詞コンペに参加できるようになり、最初の作品を提出する事に、、ワクワクしますね。
でもその前に注意する事がありますよ。
あんな事、こんな事を知らなかった為にせっかくの力作が「ボツ」という事にならないためにもぜひチェックしてみて下さい。
二つの作品提出方法
以前の歌詞の提出方法は郵送かFAX、それと持ち込みが主流でした。
トミー爺も仕事を始めた時にFAXの存在にはびっくりしたものです、、なんせ日本全国、海外にも回線がつながっていれば「ピー、、ガーガーガー」と音を立てて送信できたのですから…笑い。
ただ現在はメールにファイル添付しての提出が主流になっています。
そこで注意しておきたいポイントがあります。
1. メールにファイル添付して作品提出をする
ここで注意するポイントは「OSの違い、ファイル形式」と「ファイル名」です。
- 「OSの違い」と「ファイル形式」に注意
世の中で使われているパソコンは「マッキントッシュ(マック)」と「ウインドーズ」のほぼ二種類のOSになっています。
そこで注意しなければいけないポイントとして、同じOS同士のやり取りはほとんど問題ないのですが異なったOS間のやり取りでは若干支障が出るケースもあります。
トミー爺もワード(ウインドーズ)で作った資料を取引先に送った時に相手先では文字化けしたり、開けなかったりする…という経験があり、その場合はワードの旧ファイル形式で送るとOKという経験をした事がありました。
このようなトラブルを回避する手段として送ったメールに作品本文を転記しておくのも良いかもしれませんね、、仮にファイルが開けなかった時、メールに転記してある作品の文字データーをコピーして使えるのでファイルだけよりは安全かもしれません。
またはPDFにファイル変換して送るのも良いかもしれません。 - 「ファイル名」のつけ方に注意する。
ファイル名は自分、他人が見て「誰の、何という作品なのか」が分かるようにファイル名のつけ方には最善の注意をはらう必要があります。
例えば、あなたが「恋」という作品を送ったとします。その時、あなたはファイル名に「恋」という名前を付けました。
さて、クライアントに送られて来た時点で担当者はあなたのメールに添付されていた作品だから、「恋」という作品は「あなたが送った「恋」という作品」と認識できます。
通常、送られて来た作品を応募作品をまとめるフォルダーにファイルを移していきます。
その時点で「恋」と名がつけられたファイルは、ファイル名を見ただけでは誰の作品かわからなくなります。
一回の応募で数作品くらいが集まってくる案件であれば問題ないのですが、100作品単位で集まってくる案件の場合、あなたの作品は迷子になってしまいます。
名前の付け方例
「koi_tommy-G」 又は「恋_トミー爺」みたいに、最低限タイトル名と作家名は記入するようにしてください。最近では少なくなりましたが日本語名のファイルで文字化けしてしまう事も以前はありました。
トミー爺は出来るだけ「半角英字」で送るようにしています。
- 携帯から作品を送る
これに関してはデーターを送るという観点から考えるとOKだけど、作品を送るという観点から考えると下記のポイントを押さえて置ければ大丈夫だと思います。
1. プリントアウトした時に綺麗なレイアウトになっている
2. ファイルを転送した時にオリジナルと同等のレイアウトである
歌詞ってA4の用紙に書かれている全体のレイアウト、イコール作品だと思います。読みやすいレイアウト、余白と作品のバランス感などが全て作品評価に直結していきます。
携帯での作品やり取りも細心の注意をはらってお願いしますね
2. 郵送で原稿を送る
郵送で作品を送る場合、A4サイズのコピー用紙に印刷をして送ってください。
手書きで作品を作られている方もいるかもしれませんが出来る限り印刷して送る事がベストだと思います。
以前、トミー爺も手書き作品をみて「何て書いてあるのか?わからない…」という事が何度もありました。
それと表面には作品と作家名、裏面にあなたの連絡先を表記して送ることがベストだと思います。
当然、締め切り日を想定して発送日は計算してくださいね。
作詞家には作品を提出する時、二つのスタンスがある
実は作詞家として活動する時に作品提出に関して、大きく分けて二つのスタンスがあります。
- 作詞家の事務所を通して作品提出
- 個人での作品提出
この二つのスタンスで作品提出方法が違っています。
そこを間違えると大きな問題になる事があるのでしっかりと自分のスタンスを把握して活動するようにしましょう。
さて、気をつけるポイントは「連絡先の表記」です。
1. 作詞家の事務所を通して作品提出
このケースでは連絡先の表記は必要ないです。
では仮にあなたは「トミー爺の音楽事務所?」を通して作品提出したとします。
クライアントはあなたの作品を「トミー爺の音楽事務所」から提出された作品として扱い、何かあれば全て「トミー爺の音楽事務所」に連絡をしてきます。
つまり、あなたは連絡先を表記しなくてOKという事になります。
2. 個人での作品提出
このケースでは連絡先の表記は必要になります。
もしクライアントがあなたの作品に興味を持った時に連絡がつくメールアドレス、携帯電話番号を作品の目立たないところに、例えば、作品の裏とかに表記するようにしてください。
その時に表面は歌詞、作品タイトルと作家ネームだけにしておく方がベストです。
現在の作詞コンペの場合、殆どのケースが「作家事務所」を通しての応募になります。
その時に必要なのは「作家事務所との上手な付き合い方」があるので、どこかで紹介させてくださいね。
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