作詞家,作曲家になろう!さくなろ道場

作曲家、作詞家を目指す君へ。現役マネージャーが教える作品創りのコツ、裏ワザ、一般常識などなど…誰も教えてくれなかった情報満載です。

音楽家の中で「主人公の生き様」を書けるのは作詞家だけです。

今回は作詞を始めた時にみんな陥る「ストーリーライター(物語のあらすじ的な詞)」に陥らないようにどうすればよいのか?一緒に考えてみましょう。

 

 この記事の内容は

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ストーリーライターにならないで 

あれっ?以前書いた記事で「作詞にはストーリー」が必要、、、って言ってたんじゃないの?と思われる人もいるかな?、、、いないか、、笑い。

sakunaro-dojo.sakushisakkyoku.com

確かに詞にはストーリーは大事なんですよ、、ただし、「荒筋だけが書かれた詞」では何か物足りない…と思いませんか?

荒筋だけの詞は何かが足りない 

作詞を勉強する時、最初はストーリーを書く事に終始しがちです、、ただ、最初はストーリーを考えて作詞することは必要なんです。

 

実はトミー爺も皆さんにそう教えています。

作品を相手に伝えやすくするためには「物語」は必要不可欠なものだと思っています。

ただ、今回の内容はその次の段階の話、、物語を考えて作詞をする、、これはこれで一つの通過点として必要な過程なのですが、ただ、そのストーリーを書く訓練の目的は「主人公の生き様」を書くためですよね。

 

その為の基礎訓練だという事を意識したうえでストーリーを考えることが必要です。

 

主人公がどんな生き様をしていくのか?

 

詞ではその生き様がリスナーの共感を得てヒットしていくのだと思います。

 

その為に必要な要素としてストーリーがあるという事を意識して作詞をするようにしましょう。

ハラハラ、ドキドキのドラマには主人公の生き様が…

ドラマや映画を観ていて「ハラハラ、ドキドキ」する作品って面白いですよね、、

 

でもここで一つ考えて見たいのは、視聴者って「ハラハラ、ドキドキ」するストーリーが面白くて作品を見ているのでしょうか?

もちろんそれもあると思うのですが、実はその難事件を乗り越えて行く主人公の姿に共感しながら、作品を見ているのではないでしょうか、、、

 

例えば、難事件を一つクリアした主人公、でも予告編でまた難事件が次々に起こる、、、

 

そうすると視聴者は

「どうやって乗り越えるの?」

「えー、大丈夫?」

「〇〇ちゃん、頑張って!」

と応援しますね、、この視聴者が主人公の生き様を応援、共感する詞を書ける事が作詞には重要なポイントだと思います。

生きたストーリーを書く為のStep by Step

まず最初に意識する事はしっかりと「テーマ」を考えることがポイントです。

この作品で何を伝えたいのか?

ここが作りて側が見えていないと、最終的な着地点が曖昧な感じになってしまいます。

 

その為に必要なのはその「テーマ」をより分かりやすく書き上げるために必要な


「登場人物の設定、表現」

「主人公、作品のストーリー」


を作り上げる事だと思います。

ブレないようにテーマを絞り込もう

まず、ここが曖昧だったらダメなので、しっかりと「何を伝えたいのか?」を考え、絞り込んでください。

 

例えば、カップ麺を例にするとわかりやすいかも…数年前にNHKの朝ドラで「まんぷく」このドラマ大好きだったので、それを例にお話しすると

www6.nhk.or.jp

主人公の萬平さんが考えたのは

「誰でも簡単にお湯を注げば食べられる美味しいラーメンを作りたい」


これが作詞でいうテーマの部分になります。

 

ではどうやったらそれが実現できるのか?

  • 麺をどうやって作ればよいのか?
  • 容器の形状を考える
  • 具をどうするのか?
  • etc

この部分を考える事が製品を完成させるために必要なストーリーです。

 

「誰でも簡単にお湯を注げば食べられる美味しいラーメンを作りたい」というテーマ、これがブレてしまうと出来上がってみたらカレーライスが出来てしまった、、さすがにこれは無いか?笑い

最初はストーリーを意識して書く 

このストーリーを書く訓練は「作詞の基礎練習」にあたる部分だと思ってください。

 

ですので、テーマをぶれない様に書く事を頭に置いて皆さんは最初ストーリーを書きあげる練習をしてください。

 

そのうちにだんだんその作業に慣れてくるはず、、その時が次のステップに移るタイミングです。 

慣れてきたら熟考して一気に書き上げる

その作業に慣れてきたら、一度、一気に書き上げてみて下さい。

その時にこれまで勉強して来た「ストーリーを考える」という事が活きてくるはず。

 

、、というのも、作品を見直した時に「この書き方だと分かりづらい」と気づけるようになっているはずだからです。

 

それが見えたら、修正をして、そしてまたチェック。

 

この作業を繰り返せるようになると生きた、活きた作品が書けるようになるはずです。

 

ただし、この域まで来るためには相当時間がかかると思いますが、日々の一歩一歩の積み重ねで必ず出来るようになるので、諦めないでチャレンジ続けて下さいね。

 

まだまだ続きます。

 

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