作詞家,作曲家になろう!さくなろ道場

作曲家、作詞家を目指す君へ。現役マネージャーが教える作品創りのコツ、裏ワザ、一般常識などなど…誰も教えてくれなかった情報満載です。

作詞メソッド 「詞先」「曲先」は作詞の基本。この2つをマスターしよう。

お疲れ様で~すのトミー爺です。

 

作詞って2つの書き方があるって知っていました?

それが曲先(きょくせん)と詞先(しせん)です。

 

音楽シーンではこの二つのパターンが入り乱れて名曲が誕生して行きます。

 

今回はそれぞれに「特徴と作り方の違い」があるので、それを紹介させてください。

 

よろしくお付き合いくださいね。 

 

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 この記事の目次、概要は  

 

 

Step 2. 作詞の基本スタイルは詞先、曲先

 

ある日のさくなろ事務所、作詞家の卵、泉嬢が入って来た、、なんか難しい顔してるぞ、、、どうした?泉ちゃん????

 

 

泉   

「おはよ~ございます、、、、」

 

トミー爺

「泉ちゃん おはよう、、?」

「どうしたの?浮かない顔して、、、」

 

「トミーさん、なんで泉は詞先で作詞をやっているの?」

「友達に聞いたら、作詞って曲先がメインだと言っていた。」

「詞先は演歌だけだって言っていたよ。」

 

トミー爺

「おー泉ちゃん、勉強しているね、、その通り」

 

「その通りって、、、なんで?」

 

トミー爺

「実は曲先はメロディという縛りがあるだろう、」

「でも詞先はその縛りがない…」

「だから最初に詞先で勉強をした方が作詞の基礎が身に付けやすい、、だから詞先で勉強しているんだよ。」

 

「メロディの縛りか、、、」

 

トミー爺

「詞先で表現や言葉のポケットを増やす訓練をする、、」

「それが出来たら、曲先は案外簡単に入って行けるよ…」

 

「なるほど、まず表現や言葉のポケットをか、、」

「何となくわかった…」

 

 

作詞には詞先と曲先の2つがある

 

作詞には詞先(しせん)、曲先(きょくせん)の二つのスタイルがあります。

 

  • 曲先→メロディに詞をつける(はめこみ) J-popは95%曲先
  • 詞先→詞を先に作る演歌は95%が詞先


現在J-popでは約95%が曲先での発注があり、また演歌だと約95%が詞先での発注になります。

 

ただし、コンセプトをしっかりと絞り込んだ楽曲制作をしたい時は、詞先での発注が多いのでぜひこの機会に詞先に慣れて下さいね。

 

詞先は文字数、言葉の勉強に最適 

1. 文字数、フレージングを意識する 

詩と詞の違いは「詞には必ずメロディがつく」事です。

1番、2番の同じ箇所には同じメロディがつきます。

 

という事は、同じ個所の文字数をそろえないと作曲家の作るメロディが変わってしまうよね、、

 

例えば、1番と2番のA頭のメロディが違ってしまう、、みたいに

複雑で覚えづらい曲になってしまう。

という事で文字数の調整は、一番最初に作詞家の能力を見られる所です。

 

そこが出来ていいないと

 

「この作詞家さん、まだ力不足だね…」という評価になってしまうぞ。

 

そうならないためにも、同じ個所の文字数を揃える事や字数の調整は作詞家が絶対に守らなければいけない、出来なければいけないポイントなのです。

作詞家、作曲家の共同作業での曲作りでは「1文字の違いで音楽にならない事がある」ことを覚えておいてください。 

 

 

1番のA

 ○○○○○○ ○○○○  2番のAの一行目と同じ
 ○○○○ ○○ ○○○○

 


2番のA
 ○○○○○○ ○○○○  1番のAの一行目と同じ
 ○○○○ ○○ ○○○○

 

 

 

でもまた不服がある様子の泉嬢

 

 

「トミーさん、でもね泉の大好きなアーティストの歌詞を見るとそろっていないけど、、、」

「それはダメってこと?」

「だってヒットしてるじゃん!!」

 

トミー爺

「泉ちゃん」

「作詞家とアーティストが作る詞は考え方が違うんだよ」

 

「考え方が違うって何?」

 

トミー爺

「それはねアーティストが作る詞、イコールそれ自体が商品だから…」

 

「何それ?意味が分かんない…」

 

 

 

作詞家とアーティストの詞は考え方が違う

 

以前に書かせてもらった「作詞メソッド Chapter 1 作詞には基礎練習が必要って知ってました?」の「作詞には2パターンあるって知っていました?」をチェックしてみて下さい。

 

 

sakunaro-dojo.sakushisakkyoku.com

 

ここで紹介させてもらった。 

  • 作詞家が書いた詞にはクオリティ、ヒット性が求められ。
  • アーティストが書いた詞には商品性が求められる。

 

つまりアーティストの書く詞は「それ自体が商品、ブランド品」だから、多少のイレギュラーはOKになります。

 

つまり、約束事よりはアーティストが表現したいメッセージを優先するという事です。

 

それをお手本に作詞をすると、作曲家とコラボをする時に必ず問題が勃発しますよ、、気を付けましょう。 

 

 

「なんだそうだったんだ」

「そりゃそうだよね、、」

「私も大好きな歌手Aくんの詞は読んでみたくなるし、、」

「絶対に並んでも買うから…笑い」

 

トミー爺

「解ってくれたかな?」

「ただし、作詞家、作曲家のコラボでもお互いに話が出来て、お互いに納得し、プラス、プロデューサー、歌手や廻りの人がOKだったら採用される、、という例外はあるけどね…」

 

「そのプロジェクトの全員が納得したらという事だよね」

「了解、理解出来た、、、」

  

フレージング、言葉の勉強 

それと詞先の作詞勉強は、メロディの縛りが無い分、歌詞のフレージングや言葉の選び方を実験する事が出来ます。

 

ここでしっかりと表現力と応用力を身に付けることが出来たら、曲先になっても割とすんなりチャレンジできるようになりますよ。

 

そういう意味では、詞先での勉強は「作詞の基礎練習」と言っても良いかもしれませんね。

 

曲先のコツは、メロディを死ぬほど聞く事?

J-popの作詞コンペの95%は曲先 

先ほど泉ちゃんが言っていた通り、J-popの作詞のほとんどが曲先での発注です。

 

作詞家はメロディの音数をとったり、フレーズを感じたり、とにかくこの作業になれることが一番の上達法です。

 

課題曲を何十回、何百回と聞こう! 

 

  • メロディの情報、曲の印象を大切に文字数を取る。

    まず曲を聞いて文字数を正確に採ったり、メロディの持っている情報
    を感じ取る訓練をしましょう。

    曲の細部まで暗記して歌えるくらいに何十回、何百回と聞いて下さい。そうするとメロディからあなたに向かって沢山の情報が伝わってきます。

 

メロディを何回か聞いていると「夏っぽいな…、失恋ソングかな…雪が降っている…」と感じたり、英語の曲を聴いていて「英語はわからないけど…きっとこんな内容の歌詞だろうな…」と思ったことはありませんか?

 

それがあなたの感じた「メロディからのメッセージ」です。


このメッセージが降りてくるまで何回も聞きましょう感じた事は全て、ノートにメモしておいてください。

 

 

 

作詞で用意しておきたいノートは

 

  • ネタノート
  • イデアノート
  • テーマノート
  • 作詞ノート など

 

  

  • 次に正確に文字数を割り出してノートに書いてください。
 メロディを正確に覚えよう。 

 

  1. メロディを何十回、何百回と聞いてメロディを正確に覚えて下さい。この正確に…が大事です。

    *この段階で詞を書き始めないのがコツです。

  2. 次に文字数をノートに書きだしましょう。

    文字数を書き出す例、

    ・升目方式
    □□□□□□□ □□□ □□□□□□□
    □□□ □□□□□□□□□□ □□□□□□
    このようにメロディの音数を升目にして書き出します。原稿用
    紙などを使って書くことも良いかも。

    ・数字方式
    7)テキストテキス 3)テキス 7)テキストテキス
    3)テキス 10)テキストテキストテキ 6)テキストテキ

    こんな風に文字数をしっかり採り、数字に置き換えてみる。

 

これ以外にも色々やり方はあります。

自分のやりやすい方法でやってみてください

 

メロディへの“はめこみ“ はあなたのセンス 

 

メロディのフレーズを意識して作詞をするようにしてください。

フレーズとはメロディが細かく、大きく分かれる区切りです。

その短いフレーズがつなぎ合わさって一曲の歌となって行きます。

 

その流れを感じ取れれば、必ず歌いやすい歌詞、解り易い歌詞が作れるようになります。

 

ここが作詞家のセンスが一番出てくるところかもしれませんね

 

「このメロディにこんな言葉を乗せるのか」

 

リスナーや関係者にそう思わせる事が出来たら、作詞家冥利につきるというものです。

 

但し、歌いやすく、伝わりやすいというのが大前提ですけどね。

 

【トミー爺の作詞ワンポイントアドバイス】  

 

【トミー爺のワンポイントアドバイス

 

譜面について

  • メロディが書かれている譜面を「メロ譜」といいます。
  • メロ譜にはメロディライン、コードが書かれています。
  • 作詞をする時にメロ譜は役にたつ相棒です。
    譜面を読む訓練をしておいてください

 

作曲家が作るデモテープとメロ譜が違っている場合、メロ譜を優先させてください。

 

なぜかというとメロ譜はアレンジの打ち合わせでも使われていて、その譜面をもとにアレンジを進めているので、その場合メロ譜が基本、基準になります

 

 

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 【トミー爺のお勧め本】

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