作詞家,作曲家になろう!さくなろ道場

作曲家、作詞家を目指す君へ。現役マネージャーが教える作品創りのコツ、裏ワザ、一般常識などなど…誰も教えてくれなかった情報満載です。

「色んなストーリーを歌えるのが楽しかった…」に見える作詞術

お疲れ様で~すのトミー爺です。

 

今回は作詞で必要な「物語」「人物像」の重要性について一緒に考えてみましょう。

 

もし興味がある方は最後までお付き合いくださいね。

 

作詞に物語って必要?

ちょっと前の話になるけど2014年12月末にフジテレビ系の年末特番「THEビッグチャス」という番組がありました。

 

歌手クリス・ハートさんが歌う曲の作詞家オーディションで、曲先で誰でも参加できる全国公開オーディションでした。 

  • 課題曲があり、それに作詞をしてその中から3名の作品を選ぶ。
  • そしてその作品をクリス・ハートさんが番組内で発表。
  • 視聴者投票でグランプリを決める。

そんな内容でした。

 

色んなストーリーを歌えるのが楽しかった…

その中でクリス・ハートさんが興味深い発言をされていたんですよ。

 

「色んなストーリーを歌えるのが楽しかった…」たしか、こんな
内容のコメントだったような気がします、、違っていたかな?

 

違っていたらスミマセン、、、、

 

ただ、この言葉って作詞をする人にとって、ものすごくインパク
がある言葉だと思いませんか?

 

クリスさんは歌手の立場から、「作詞にはストーリーが大切…」という事と「歌詞のストーリー考えて、それをどうやって歌で表現できるか?」を考えながら歌っている…という事を教えてくれたのだと思います。

 

むかしむかしあるところに… 

トミー爺が生徒くんたちにいつも話す内容があります。

  • ストーリーが見えてこない
  • 主人公、登場人物が見えてこない

 ゼミやワークショップをすると必ず1~数度は上記の2つのアドバイスがトミー爺から出て来るんです。

 

しかしこれって絶対に必要な事ですが、でも必要ではない部分もある?

 

はい、、矛盾だらけの発言ですね。笑い 

 

歌詞には最低限必要な「物語」「人物像」があれば良い

実際に作詞をするときって必ずしも「物語」「人物像」がパーフェクトに書かれている必要、必然性は無いと思います。


では、なぜ?しつこくその様にアドバイスをしているのか…


というのは、作詞をする時に、上記の作詞テクニックを習得している人が「登場人物像やストーリーの一部を省略して書く歌詞」と、その作詞テクニックを持っていない人が「物語、人物像を意識しないで」書く歌詞では違ってくると思うからです。

 

その為にトミー爺はSong Bankのメンバーと皆さんには、前者が出来る作詞家になってもらいたいのでついつい口から出てしまうんです。

 

素敵な物語を書く作詞術 

クリスさんが番組で言ったあの言葉、、、それを聞いた時にうれしかったな…作詞を始めた頃、殆どの人はアイデアや自分が伝えたいメッセージを中心に書くことが多いですよね。

 

なかなか「素敵な物語を書く」という事に目線がいかないですよね

 

では、素敵な物語って何でしょう?

 

そこには人が重要な役割を持っていると思います。

  

 作詞と人物相関図???

 

 さて、外国の推理小説を読んでいて登場人物の関係がわからなくなった経験はありませんか?そんな時に冒頭に書かれている「人物関係図」を確認ししますよね…

 

 また週刊誌などに連載されている連続小説を読む時に「前号までのあらすじ」をチェックしませんか?

 

これと同じことが作詞にも言えます。

 

人生相談に隠れている作詞術 

 

たとえば貴方が親しい友人に人生相談をしたとします。

 

貴方は現在どんな状況なのか…どんな思いをしているのか…を切々と、又は熱く語っているとしますね。

 

でも相手の友人は理解できない表情をしている…

 

「ねえねえ…そのA子って貴方とどんな関係だったの?」

「ああなるほど…だからそんなことを言ってくるのか…それで?」

 

みたいに聞いてきますよね?

  • 貴方は全ての人物関係、ストーリーが解っている
  • でも聞き手には初めて聞く事件、初めて聞く登場人物で解らない

聞き手も解っている前提で相談してしまうからこのような事になってしまいます。

 

貴方より予備知識が少ない聞き手は混乱してしまいます。

 

これと同じことが作詞でも起きてしまうんです。

 

「あらすじ紹介」「人物紹介」だけの作品はつまらない…

だから「あらすじ」「人物」が見えてこない作品は分かりづらいという事になります。

 

でも、あらすじが書けている、人物紹介が書けている、、だけの作品はつまらない…

 

「トミー爺さん、あらすじや人物像は書かないとだめなんですよね…」

「じゃ、どうすりゃいいんですか?」

 

どうすると良いと思います? 

 

おまけに歌詞って40行弱の行数ですね、、そこにあらすじや人物紹介を書いていくとすぐに行数が足りなくなってしまいます。

 

 

これで解るかな?の意識を持とう 

 

そこで意識してほしいのが「この意図的に省略する…」という事。

 

だったら最初から省略して書く方法を教えてよ…

という事になる。

 

習字の勉強を思い出して、下記の順番で教わらないですか?

  1. 先生の書いたお手本をなぞって練習する。
  2. 出来るようになったらお手本なしで書いてみる。
  3. 最後に自分の思う通りに書いてみる。

 

これと作詞も同じだと思います。 

  1. 物語や人物像をしっかりと書き込む練習をする。
  2. 物語や人物像の表現を意識して自由に書いてみる
  3. 意識しないで一気に書き上げる

 

つまり最初に「物語や人物像をしっかりと書き込む練習をしておけば」自然とその感覚が身についてくるはずなんです。

 

最初に「解っていて意図的に省略する」のと「気がつかなくて省略されていた」この違いを分かる訓練を最初にする、、という事。

 

そしてこれが作詞家の個性につながっていく、、、 

その「意図的に省略する」方法やテクニックは一人一人違いますよね、それが作詞家の個性につながってゆくのだと思います。

 

とは言っても結構難しいテクニックだと思います。

諦めずに一歩一歩進むしかないのも事実だと思います。

 

でも今回「意図的に省略する」「知らないで省略している」では全く違う事が分かってもらえましたよね。

 

それを意識しながらの作詞。

 

これだけでも違ってくるはずです。

ぜひチャレンジしてみて下さいね。

 

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低音は母なる優しさ、響きを作る基

お疲れ様です

秋はまだかいな?のトミー爺です。

 

今日は「低音」について考えてみませんか?

実は音つくりにとって「低音」ほど、色んな意味で大事な要素はないのですよ、、

 

低音が音の表情を作り母なる響きを醸しだす 

皆さんって「低音は好きですか?」

多分、殆どの人は「低音は苦手…」とか「低音はほとんどカットする」みたいに思っている人が多いのでは?

 

若い時のトミー爺(ガキトミー)もそう思っていました。

 

低音の大事さ気が付いたのは、10年くらい前、アラフィー過ぎたあたりでした、、気が付くのが遅いですよね、笑い。

 

ハイハットの音ってどんな音?

 

では質問「ハイハットの音ってどんな音?」

 

「チチチッ」みたいなシンバルだから、高音がきれいに聞こえて高い音程にある音。

 

 

「ブーーー」です。

 

確かにそういう音の成分はあるけど、実はどちらかというと「中、低音がポイントなんです?」

 

どうしてもシンバルだから…という先入観からそう思ってしまうけど、本来の音の高さは「手のひらで机、テーブルを叩いた音程」くらいの音です。

 

例えば、ドラムのキック、スネア、ハイハットの音程、位置関係を図で示すと

 

 

                             高音

 

            

   L     スネア   ハット         R

        キック

                              

                              低音

 

もしくは

                           高音

 

        スネア    

   L            ハット         R

        キック

                              

                              低音

 

こんな位置にいる楽器なのです。

 

この位置にいるからこそ「キック、スネア、ハット」のスリーリズムが混ざってグルーブが出来る。

 

これが下記の位置だと音が混ざらないのでグルーブにならない事がある

 

                             高音

 

            ハット

   L     スネア              R

        キック

                              

                              低音

 

ピアノを単音で弾いてみて下さい

 

 ピアノ、出来ればグランドピアノを単音で弾いてみて下さい。

 

「良い音だなぁ~」

 

次にもう一度ピアノを単音で弾いて、音を観察してみて下さい。

 

  • 低音はどんな響き?
  • 中音域はどんな響き?
  • 高音はどんな響き?

どうですか?

 

音をよく聞くと、一つの音は色んな音域の音が重なり合って出来ているのが分かりますね。

 

ではDAWソフトに入っているピアノの音源を選んでみて下さい。

出来るだけ「気持ち良い…いい音」と感じる音を選んでくださいね。

 

まず、その音をよーく観察して、、、それから低音をカットしてみて下さい。

 

最初に感じた「気持ち良い、いい音」っていう感覚はありますか?

確かにクリアな音になったと思うけど、「気持ち良い…」というところは無くなったのでは?

 

次に、低音を基に戻してください。

 

そうするとどうですか?

気持ちよさが復活したのでは?

 

音は混ざってこそ真価を発揮する

 

トミー爺が若かった時、PAや録音をしていた時、まさに「低音カット親爺」でした。

 

兎に角「音はクリアじゃなきゃ?」「低音があるとクリアじゃなくなるから低音カット」を基本に音つくりをしていたのですが、今になってそれは違っていた、、、と気づかされました。

 

「でもトミーさん、低音が多くなると音は見えづらくなりますよね?」

 

こんな質問が聞こえてきそうですね。

 

EQの使い方のコツ

 

EQの使い方のコツが知りたいですよね。

その前に音の選び方からスタートすると良いと思います。

 

【アレンジする時の楽器の選び方】

  • 楽器同士が重なり合わないような音色、音のキャラクターを選ぶ
  • 楽器が共存する時に重なり合っている帯域だけちょっとカット
  • 楽器の音を選ぶ時、定位を考えて選ぶ

 

「ちょっと、、、簡単に言うけどね!!」そんな声が聞こえてきそう…

 

この事は別の記事で紹介しますが、まずは低音を上手く活かせるとサウンドが激変しますよ。

 

ぜひ試して、気もち良い―っていう感覚を体感してみて下さい。

 

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でっかいどー北海道 北の大地でアロハなトミー爺、俺って場違い

お疲れ様です。

トミー爺です。

 
今回は先日レポートさせてもらった「札幌作詞勉強会(2018.6)」への移動中、面白い発見があったので紹介させてください。
 
なるほどなぁ~、、って感じですよ!。
 
まだ札幌作詞勉強会のレポートチェックされていない人は、このブログを読んでから後でチェックよろしくです。
 
 

北の大地でアロハなトミー爺、俺って場違い

札幌移動の朝は早いんです、、何せ、昼の12時くらいには会館に着いていたいので、予約している飛行機はAM8:20分発のスカイマーク705便。
 
俗にいう「朝一の飛行機で」って感じでしょうか?(実はもっと早い便があるけど、、それはちょっとね、、、)
 
そして良く言えば慎重派のトミー爺、普通で考えると超ビビり親爺のトミー爺。
 
時間配分を逆算で予定を組む事に…

 

  1. 羽田空港にAM7:00には着いていたい
  2. 地元駅からの空港行バスはAM5:40くらいのには乗りたい
  3. 自宅を出るのはAM5:20くらいかな?
  4. そうすると起床時間はAM4:30

 

という事で当日は4:30起きという事になってしまいましたね、、自分で組んだスケジュールなので文句は言うな!って感じでしょうか?

 

朝、頑張って起きて、なんとか無事に空港行きバスにも間に合い、一路、羽田空港へ出発です。

 

良かった…第一関門通過!

 

途中、サッカーで有名な日産スタジアムの横を通りすぎる、、まだ街は眠っている感じですよね

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無事に羽田空港にオンタイムで到着、、予約してあったスカイマークのチェックインカウンターは端なんですよね、、必死にテクテク、、テクテク

 
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まだ朝が早いから人の数も少ない感じ?
 
チェックインも無事に完了!
第二関門通過?
 
出発ロビー近辺で、サンドイッチで軽い朝食、、飛行機は遅延もなく運行しているよう、、まずは安心、安心。
 
朝、8時くらいに機内へ移動、、機内からパチリ。

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東京はいい天気ですよね。
 
昨日夜の天気予報では、札幌も27度晴れって予報、、勉強会日和って感じでしょうか?
 
 
さて、定刻にTAKE OFF。
第三関門通過?
 
飛行機の窓から見える景色ってなんか好きなんですよね、、ちょっぴりスーパーマンになった気分です。

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f:id:tommysomekawa:20180802151455j:image
 
ワクワクするぜ!北の大地! 
オー、北海道の大地が広がっています。

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飛行機の中から見えるこの景色、、北海道に来たって感じですよねー。

この碁盤の目のように広がる大地、、ワクワク感、ハンパ無いですよ!
 
無事に定刻よりもちょっとだけ早く北海道の玄関、新千歳空港に到着。
 第四関門、無事通過。
 
そして、この看板が迎えてくれる。
 
これぞ北海道のビールだ。サッポロクラシック
 
クウーー!あとで待ってろよ!!
 
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さて、これからが分刻みのスケジュール。
 
新千歳空港からJR札幌駅への移動手段はバス、タクシー、レンタカー、JR北海道快速エアポートなどがあるけれど、今回は時間優先で快速エアポートを使う事に決定。
 
ちなみにバスだと約60分くらい、快速エアポートだと45分くらいかな…
 
現在時刻はAM9:59だから10:15発の快速エアポート103が間に合いそう…ダッシュ

f:id:tommysomekawa:20180802153814j:image
 
この地点からJR改札へは、地下に降りてちょっと歩くのですよ…ダッシュダッシュ
 
おっ?なんだこの写真は、オーマイミスショット、、笑い

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個人的には羽田空港、成田空港とかって、広過ぎーって思っているのですが、、皆さんどう思います?
 
それに比べて新千歳空港は到着ロビーからJR、バスとの連絡が割とコンパクトにつながっているのでべんり、便利、、、とか言って、トミー爺は必死に走っていますけど…笑い。
  
改札横にある券売機でチケットを購入。
札幌駅までは確か¥1070円だったかな?
 
さて、北海道の玄関ともいう新千歳空港とJR札幌駅の位置関係を地図でチェックすると、、
 

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何気に離れているでしょ、、 

快速エアポート、進行方向はどっちだ?
今回乗った快速エアポート103は6両編成。
4両目が座席指定車両でそれ以外は自由席、トミー爺は2両目に乗る、、えーと進行方向はどっちだろう?
 
座席が回せるようになっているので進行方向へ向かって座りたいですよね、、キョロキョロしていると上の荷物置きに面白いもの発見!
 
これ何だと思います?

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実はこれって、進行方向を示す矢印なんです。
 
この列車は新千歳空港からJR札幌駅、小樽駅の間を往復で運転されているので、その都度、進行方向を矢印の色で表しているらしい、、。
 
今回は赤方向が進行方向とのこと、、ナルホドねー、アタマいいですよねJR北海道さん、笑い。
 
出発進行!
 
快速エアポート新千歳空港を出ると南千歳、千歳、恵庭、北広島、新札幌、札幌の順、約45分のちょっとした小旅行かな、、
 
札幌は今日は雨だったのか?

さて、10:50分、札幌駅に到着。

第五関門通過!

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あれ?

雲行きが怪しい?

 

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JR札幌駅を写真に撮っておこうと外に出ると???
 
えっ?雨降ってるの?
うそっ、、、、、
 
天気予報では晴れ、27度って言っていたよ、だからアロハシャツ、アロハなトミー爺なんだけど、、
 
ちょっと肌寒いって????
 
俺って場違い?
 
さすが北の大地に「なめんなよ!!」
って言われた感じがしました。
 
一人北海道、北の大地に迷い込んだアロハ親父のトミー爺でした。笑い
 
そうそう急いでラーメン食べなきゃ、、失礼!!

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美味そうでしょ!!

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札幌作詞ワークショップ 「約束」「短歌」「言葉のスケッチからの作品作り」

お疲れ様です。


今回は今年の6月に行った「札幌作詞勉強会」のレポートを中心に

 

  • 作品を短歌で表現する事
  • 言葉のスケッチを作品にする事

 

について書かせてもらいたいと思います。

 

作詞に興味ある方、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

 

2018.6.3 Song Bankプロデュース 札幌作詞勉強会 

今回の作詞勉強会のテーマは「約束」。

それと3つのイベント?を計画。

 

今回は3つの事にチャレンジしてみました。

  1. 「約束」というテーマで作詞
  2. 「1.」で作った詞を基に短歌を作る
  3. 言葉のスケッチを使ってコラボ

1.「約束」というテーマで作詞をしてみる 

日々の生活、「約束」をする事で生まれる人生ドラマ。


そこから生まれる暖かさ、寂しさ、喜び…を歌詞の中にどうやって入れ込んでいくのか?そんなイメージで作詞をする楽しさ、難しさ、かなり漠然としたテーマだけど…どんな詞が生まれてくるのか?

 

但し、想定歌手等は自由、お任せ。 

 

2.「1」で作った作品を基に短歌を作ってみる 

作詞ってある意味、人の生きざまを書く事だと思うんですよ。


当然、そこには主人公の喜怒哀楽が描かれるはず、その人の生きざまを感じて短歌を作ってみる、、、というチャレンジです。

 

この恋って〇〇だよな…
この人ってあまりにも〇〇…
こんな〇〇な人生ってどうなの?

 

単にストーリーを追う作品から、そのドラマ、映画を観終わった聞き手の「心の余韻」を感じられるようになるかも…

 

初の試みです。

 

3. 言葉のスケッチを使ってコラボ 

 

前回、札幌作詞勉強会で「言葉のスケッチ」を使って作品作りをして
みました。

 

下の写真はその時に作った詞です。

 

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発想が斬新にアプローチできると思いませんか? 

 

 

【言葉のスケッチとは】

 

紙とペンを持って街に出て、そこで見える景色をスケッチする。作詞の勉強をする時、ボキャブラリーを増やす練習、感性を磨く訓練にはもってこいのエクササイズ?ですよ。

 

例えば、公園を散歩していたら夕焼けがきれいだった。

 

「公園から見える夕焼け」みたいな感じ

 

 

今回は参加者から事前に言葉のスケッチを50個提出してもらい、それをもとにコラボしてみる。 

 

 

段取りは下記のように。

 

  1. まずは前回同様に50個、言葉のスケッチを採取。
  2. 中間締め切り日までに言葉のスケッチをトミー爺に送る
  3. そのスケッチを参加者に送る。
  4. その言葉のスケッチを基に作品作り。

 

 1番だけでOK。文字数も気にしなくて良い。
 ただしABC、4行2行6行は意識。

 

 


こんな企画を携えて半年ぶりの北海道、札幌作詞勉強会。

 

実は札幌市内だけでなく道内からメンバーが集まってきてくれる、、やはり元気な顔をみると安心できますよね、、、

 

会場は大通り公園の西方にある札幌教育文化会館。

 

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会館地下にある踊りや武道などが使用できる部屋を今回使わしてもらう事に、、まずは会場設営からスタート、全員で長机やイスをストックルームより持ってきて勉強会が出来るようなレイアウトを作る。

 

と言っても人数が数人なので簡単に勉強モードの設営終了、笑い

 

時間は13時から16時の3時間。

 

先ほども紹介させもらったように、今回やりたかった事は3つ

 

1.「約束」というテーマで作詞をする。
2.「1」で作った作品を基に短歌を作る
3.言葉のスケッチを使った作詞コラボ

 この3つ。 

 

「短歌つくり」にチャレンジした訳とは?  

 

実は、今回の勉強会で「短歌作り」を課題に選んだ理由があって

 

作詞を勉強する時、先生に(トミー爺の事、、笑い)指導受ける時に言われることで

 

 「物語が見えてこない…」

 

これが結構トラウマになっているメンバーも多いのが実情、、

 

次のステップへ飛躍するタイミング、きっかけが見つけられていないメンバーが多い、、、そういう意味で今回の試みがその手助けになると良いな…って短歌作りを課題にしたんですよ。

  

人にものを伝える時ってある程度物語が見えないとなかなか伝わりづらいですよね。

 

例えば、あなたが久しぶりに会う友達の相談に乗ったとします。

 

その友人がいきなり「あいつが別れようって言ってきた、、どうしよう」と相談してきたとします。

 

でもあなたはその友人とは頻繁にはあっていないので、

 

「えっ?」

 

ねぇ、その「あいつ」って誰?いつから付き合ったの?…

みたいに、相手の状況をまず把握することからスタートのはず。


だから作詞の時もある程度、主人公の状況が見えてこないと相手に伝わらない…まずは、そこを意識して書けるようになることが大事だとトミー爺は思っているのですよ、、、


しかしですよ、、それを繰り返していくと、どうしても「物語を書いてしまう…」事に、、、特に詞先で書くときは、その傾向があるかな…

 

余韻を感じながらの作詞 

 

そこで今回の勉強会は短歌にトライしてみました。

短歌って57577の文字数の中で自分の気持ちを書き込む必要がある、、だから、約束のテーマで作詞をして、その作品を読んだ時の余韻を感じて短歌を作る…

 

この試みをやってみました。


 参加メンバー結構大変だったようですが、なかなか良い余韻を感じられたみたい…というか、いい短歌を作って来たんですよ、、

 

なあんだ、出来ているじゃないですか?

 

その短歌を作って、それを作品にもう一度戻してみる…そうすることで作品がブラッシュアップしてくるはず。

 

ある有名な作詞家さんが、映画を観て、最後の字幕、スタッフロールを見終わったお客さんの気持ち、余韻が見えないと詞が書けない…

そういう風に言った人が居るらしいです。

 

本当にそうですよね…

 「短歌」良かったらチャレンジしてみては…

 

自由な発想を生み出す「言葉のスケッチ」

下の写真は2017年の11月、札幌作詞勉強会で始めてチャレンジした言葉のスケッチでの作詞、、の模様です。

 

 

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「札幌に住むOLさんの恋」というテーマで、メンバーがスケッチして来た言葉をつなぎ合わせる。

 

例えば、

 

「出だしに良いフレーズない?」

 

「次はどうする?」

 

「次は少し目線を飛ばしてみる?」

 

こうやって自由な発想で言葉を出して、つないでみる…

 

そうすると何が起きるか?というと、自分の作品という概念が取っ払われるので「思いっきり自由にアイデアを出せる」

 

それが面白かった…

 

花壇に座って「君を守れなくてごめんね…」といった男性が最後では「傘で大きなあくびを隠している…」こんな発想ってなかなか出てこないですよね…

 

これをもとに作品をブラッシュアップして行けば結構面白い詞が出来てくるのかも…

 

良かったら皆さんもトライしてみて下さいね。

 

 

それと札幌作詞勉強会、実は終わってからプロの作曲チームと一緒に飲む、、、単純に打ち上げなんですけど…笑い。

 

通称「すすきの呑兵衛会」

 

そこでこんなコラボ作品が生まれました。

 

カッコよい曲なので良かったら聞いてみて下さい。

 

www.youtube.com

とってもかっこいい楽曲なのですよ。

  • 作編曲 salmon bear
  • 作詞  高木志乃
  • 作画  Toomy
  • 動画  ろきすけ
  • 歌唱  りせは

 

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作詞チェックは「なんでそうなるの?」から始めてみよう!

お疲れ様です

今回は歌詞のチェック方法について「トミー爺流の裏技?」を紹介させてもらいますね。

 

もし興味ある方、、、最後までお付き合いください。

 

「裏技?」と言っても何にも難しい事は無いですよ、、、いつも小説を読む時の感覚でOKなんです。

 

作品チェックは「他人に伝わらない」ポイントを探す事。 

トミー爺はいつも「書き終わったら歌詞チェックをしよう」と言い続けているけど、みんなには耳タコかな?笑い。

 

でも歌詞チェックがどうして大事なのか?

それは「作詞家は理解しているが、でもリスナーには伝わりづらい。」というところが必ずあるからなんです。

 

それを探すことで提出作品のクオリティを上げることが出来るはず。

 

そうそう、以前書いた「作詞提出前の!ここを抑えておけばワンランクアップ!」はチェックしてくれたかな?

 

まだ?????って人はぜひ下記でチェックしてみて下さいね。

 

sakunaro-dojo.sakushisakkyoku.com

 

以前の記事「作詞提出前の!ここを抑えておけばワンランクアップ!」では具体的な歌詞のチェックポイントを書かせてもらったけど、今回は内容について書かせてもらいますね。 

 

歌詞チェックは自問自答から始まる「なんでそうなるの?」 

 

まず最初に作詞をする時の事をよーく考えてみて下さい。

 

作詞家は何時間も、何日も詞の事、物語の事、テーマ、人物像…など必死に考えます。

 

そしてテーマ、物語を絞り込んで、練り込んで詞を仕上げますね。

 

ここが最大の強みであるけど、最大の弱みでもある…という事に気が付かない人が多い。

 

つまり作詞家は自分の頭の中で「詞の全てが出来上がっています」

 

でもリスナーって「まっさらなイメージで作品に接します」

 

ここです。

ここが落とし穴です。

 

作詞家は自分で解っているので、リスナーも分かっているはず、わかってくれるはず…という前提で詞を書いてしまうんです。

 

そりゃ、そうですよ、、だって何日も詞の事だけを考えている、、

イコール作詞家はイメージがしっかりと頭の中に出来上がっています。

 

そうなるとどんなことが起きてしまうのか?

それは、どんなに文章のつじつまが合っていなくても頭の中で完結してしまう。

 

  作品 + 頭の中のイメージ = 出来上がっている

 

と思ってしまう。

 

リスナーに詞の内容をわかってもらうためにはこれではちょっとまずいですよね、、、、

 

作者の頭の中にあるイメージを出来る限り書きだそう

詞を書く時に上手く行くコツとして、出来る限り作詞家の頭の中にあるイメージ、要素を解りやすく詞に入れてあげるとリスナーに伝わり易くなります。

 

例えば、私は悩んでいます…と相手に伝えるためには、何に悩んでいるのか、どうして悩んでいるのか?そこをはっきりとリスナーに伝えてあげないといけませんね。

 

このように、詞の内容をリスナーに伝えるためには「絶対必要な情報」があります。

 

いつ、どこで、誰が、何を…みたいな要素です。

 

作詞に必要な「5W1H」とは?

リスナーに作詞家が意図するメッセージを伝えるためには、詞の中に「5W1H」的なポイントが適格に入っていなければいけません…

 

5W1H」は下記の要素とは、、、

  1.  When (いつ)
  2.  Where(どこで)
  3.  Who  (誰が)
  4.  What (何を)
  5.  Why  (なぜ)
  6.  How  (どのように) 

 

但し、ここが難しいポイントなのですが「5W1H」の要素全てが入ってなくても良いのです。

 

それが分かる表現が入っていればOK。

 

このポイントについては、また別の記事で詳しく書かせてもらいますが簡単に説明しておくと

 

いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって

 

もし歌詞が1人称、主人公目線で書かれていて場合「誰が」が主人公だった場合、省略できますね。

 

「いつ」「どこで」も物語の設定が見えていた場合、省略できることもあります。

 

しかし「何を」「なぜ」「どうやって」は見えていた方が作品説得力が出てくるのであった方が?

 

または具体的に表記していなくても、リスナーに解りやすい表現だったらなくてもOK。

 

ちょっと曖昧な書き方になっているけど、ここの技法は結構難しい所です。

 

 「5W1H」を使った「作品チェック方法」とは。 

これは自問自答すると上手く行きますよ。

 

例えば、作品を書き上げた後に

 

  • なんでこうなるの?
  • 誰がそうしたの?
  • それはいつですか?
  • どこで?
  • 何がそうなの?

 

みたいにチェックしてみると分かりやすいし、 一度選び手になったつもりで自分の詞を見てみるのもありかな?

 

しかし誰でも自分の書いた詞は「かわいい!!」はずです。

肉体、魂の一部のような詞に、自分でNGを出す事って難しいと思います。

 

そこで一度試してもらいたいのは

 

小説を読むイメージで読み返してみよう

 

まず最初に大きく深呼吸。

または一度休憩をするのも効果的、、そして、自分の頭の中を真っ新にして詞を読み込んでみる、、、

 

  • 舞台はこんな所なんだ…
  • この主人公はこんな境遇でこんな人なんだ…
  • こんな問題を抱えているんだ…
  • こんな風に解決して行ったんだ、素敵だな…  

 

みたいな感じで自問自答、映画や小説を読む時のイメージで詞を読んでみる、、、そうすると

 

  • えっ?この人ってなんで悩んでいるのかな?
  • えっ?こんなに簡単にあきらめてしまうんだ
  • えっ?この人悲しみのどん底いるのに…
  • えっ?立ち直ったのは良いけど、そのきっかけは?
  • えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?

 
みたいに沢山の「??????」が出てくると思います。

それをヒントに修正していく…

 

1番に詞で一番伝えたい事を書きこもう 

それと、もう一つの歌詞チェックポイントを書かせてもらいますね。

 

みんなの歌詞を読ませてもらうと一番伝えたいところが2番とか、ハーフに書かれている事が多いですよね、、、

 

これってすごくもったいないと思います。


なぜなら、テレビやラジオで曲紹介される時って1番しかオンエアーされ無いからです。


だから1番に全力投球が必要という事になります。

 

1番の詞は「失恋の内容」

2番の詞は「絶望の内容」

ハーフの詞「主人公が立ち直りハッピーエンド」

 

作詞家としては主人公が沢山の困難を乗り越えて大失恋から立ち直る詞、、、というイメージで書いたのですが

 

オンエアーされたのは

 

1番の「失恋の内容」

 

そうするとリスナーは「この曲って失恋の歌なんだ…」という事になります。

 

さみしいですよね、、笑い。

 

皆の衆、、1番への全力投球お忘れなきよう!!

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作曲家の為のヘッドフォンとモニタースピーカーのベストセッティング

お疲れ様ですのトミー爺です。

 

今回はミキシングやモニタリングに絶対必要なヘッドフォンやモニタースピーカーについて書かせてもらいますね、、もし、自宅スタジオの音について悩んでいる人、、ぜひ最後までお付き合いください。

 

まずはミックスやレコーディングを自宅スタジオでやる場合、殆どはヘッドフォンか?スピーカーでのモニタリングになります。

 

つまり、今、ここでどんな風に、どんな感じに聞こえて来るのか?

それが重要なポイントですね。

 

まず最初にチェックしてほしいのが、皆さんが使っているヘッドフォンの癖やスピーカーの設置環境を把握する事。

 

一緒に考えてみましょう。

 

ヘッドフォンの場合 

 

ヘッドフォンの場合、メーカー等の癖、特徴がある事を知っていますか?

 

ヘッドフォンの特徴を知る事が最初の一歩

 

自分が使っているヘッドフォンの特徴を言ってみましょう。

  • 低音が強調されている
  • 高音が強調されている
  • 音の輪郭が分かりづらい

などなど、それぞれの特徴があるはずです。

 

しかし、ヘッドフォンから聞こえる音を信じて作業をしていくと 

  • 低音が強調されているヘッドフォンの場合
    当然低音が聞こえすぎているので、低音をカットしていく事に、、その結果低音が少ない音つくりになるはずですよね。

  • 高音が強調されているヘッドフォンの場合
    当然高音が聞こえすぎているので、高音をカットしていく事に、、その結果当然高音が少ない音つくりになるはず

  • 音の輪郭が分かりづらいヘッドフォンの場合
    楽器同士の関係や定位が見えづらい音つくりになるはず。又は音の輪郭を出そうとして「低音カット、高音ブースト」いわゆるドンシャリな音が誕生するかも…

さてその解決策としてはリファレンス音源を用意する

 

リファレンス音源、CDを使って特徴を知ろう

 

まずヘッドフォンで自分が気に入っている音楽、CDを選んで、その音を聞きながら自分のヘッドフォンの音を理解してください。

 

そして、このヘッドフォンで〇〇と聞こえるのでOK、そのポイントを理解できるまで聞きこんで、慣れてみて下さい。

 

次は、自分が作った音とリファレンスの聞こえ方のギャップを埋めていく

 

そこは予測の世界ですが、このヘッドフォンでこのCDを聞くと〇〇のように聞こえるので、そういう音つくりをしていけばプロの音に近くなる。

 

そう考えて作業をするのがベストだと思います。

 

その予測の幅が少ないようなお気に入りのヘッドフォンを探すのもありですよ。

 

家電量販店に行けばヘッドフォンコーナーもあります。

そこでCDを持っていき聞き比べて相性の良ヘッドフォンを探すのもありだと思います。

 

スピーカーの場合

 

プロのスタジオ作業でも、エンジニアの人はそのスタジオのモニタースピーカーの癖を知ったうえでレコーディングを進めています。

 

逆に「あそこのスタジオは音が見えづらい…」という意見も過去何度も聞いた事があります。

  

しかし、色んなスタジオを使うプロはどうやってそれを乗り切るのか?というと、自分が良く知っているリファレンス音源を持っていき、スタジオの癖を知る事からスタートしています。

 

さて、実際に皆さんの場合、モニタースピーカー探しをしているとします。

 

スピーカーユーザーの評価で「〇〇に優れていてバランスがとれたスピーカー」という評価を見て皆さんは購入しますよね。

 

そして自分のスタジオに置いて鳴らしてみる「〇〇に優れていてバランスがとれたスピーカー」という事を信じて。

 

でもちょっと待った!!

 

「〇〇に優れていてバランスがとれたスピーカー」と評価された環境と皆さんのスタジオの環境は全く違っているはず。

 

つまり、モニタースピーカーを購入してからが本当の作業が始まるという事です。それをしなければスピーカーの特徴である「〇〇に優れていてバランスがとれたスピーカー」という力は発揮できません。

 

ではどうやったら調整できるのか?

 

またまた登場します。

皆さんが良い音と思って聞き慣れた音楽、CDを鳴らしてみて下さい。

 

なんだこのスピーカー低音がしまっているって書いてあったけど全然違っている…これは詐欺だ…

 

実はあなたがスピーカーを設置したところがそうなのでは?

 

スピーカーを置くための5つのポイント。 

 

スピーカーと後ろの壁の条件と距離 

 

部屋の大きさや環境はそれぞれ違っていると思いますが、壁に直接つける事はあんまりよくないです。理由としては後ろの壁も鳴ってしまったり低音って後ろに回り込みやすいので低音がこもってしまう事にもなりかねない

 

環境にもよりますが50㎝以上壁から離す事をお勧めしますが、それが無理だったら出来る限り距離をとりましょう。

 

そして後ろの壁が同じ環境ではない場合もありますね。

 

トミー爺の所がそうなのですが、右の後ろがカーテンで左の後ろがガラス…この場合左のスピーカーの後ろにタオルを置いて低音のガラス反射を少しカットしたりしています。

 

音楽を聞きながら、後ろに置く素材の量を調整したりして丁度良い感じにモニタリングが出来るように調整してみましょう。

スピーカーの高さ

 

自分の耳の高さにスピーカーのツイーターとウーファーが中間にくる様にセッティングするのがベストです。

 

この高さ調整が一番大事かな…もし耳の高さにウーファーが来ていたら低音が良く聞こえて高音が聞こえない

 

逆だったら低音よりは高音が聞こえやすくなる。

 

つまりそのように聞こえるままに音の調整をしてしまうので要注意。

 

 

またスピーカーを横向きに置く際は、ツイーターを外側、ウーファーを内側にセッティングしてください。

 

スピーカーの角度

 

よく、モニタースピーカーをまっすぐセッティングしている人を見かけますが、スピーカーは聞き手の座り位置に向かって内向きに調整するのがベストです。

 

角度は座り位置センターからスピーカーを見て、両耳に向かってスピーカーの角度を調整してみて下さい。

 

そうすることでベストなリスニングポイントを探せるはずです。

スピーカーとスピーカーの距離

 

左右にスピーカーの距離感は大体50㎝~1mくらいがちょうどよいかも…

 

ただ色んな部屋の形状があると思うので、もしスピーカーと聞き手の距離が近い場合はあんまり広げすぎないように、その聞き手との距離によってスピーカーの置き位置を調整してみて下さい。

スピーカーの置く環境 

 

スピーカーって音を鳴らすと接地面も共鳴してしまいます。

つまり机にベタ置きで鳴らした場合、机もスピーカーの一部として共鳴したりして低音が変な聞こえ方をする事があります。

 

それを防ぐためには安価な道具として、百円均一ショップで売っているようなウレタン製のブロックを使っても防ぐことが出来ます。

 

又は、スピーカー専用のスタビライザーも売られています。

それを利用するのもあり。

 

それとちょっと高いけどスピーカースタンドもありですね。

 

ただあんまりお金をかけなくても良いと思うのでウレタンブロックなど身近にあったり購入できるもので代用することを進めます。

 

 

ただ最後にモニター用のスピーカーって、決して良い音をしていなくてもOKで、逆に良い音というよりは音の全体像が把握できる鳴りが出来ていればOKです。

 

このスピーカーで〇〇のように聞こえるので、ここは調整しておこう。

 

そう判断する為のツールなので、ぜひ皆さん、個人個人で格闘してみて下さいね。

 

後日追記も考えています。

 

作詞提出前の!ここを抑えておけばワンランクアップ!

お疲れ様です!

皆さんお元気ですか?のトミー爺です。

 

実は、詞を提出前に「ここをチェック」しておくだけでクオリティが格段にアップできるポイントがあるんです。

 

もし興味がある方がいましたらぜひお付き合いくださいね。

 

 

まず最初に皆さんの作品を読ませてもらった時に感じる事は、最終チェックが出来ていない作品が多いという事。

 

では、どこを?どうやって?チェックするのが良いのか?

 

それは下記の5ポイント。

  1. 作品タイトル
  2. 出だしの2行
  3. Bの最後の行
  4. サビ頭
  5. サビ最後の行

 

作品を提出前に、最低限、この5ポイントをチェックするだけで作品クオリティが数段アップできると思います。

 

良かったら早速実行してみては…

 

 

 作詞提出前の!ここを抑えておけばワンランクアップ! 

 

前にも書いた事があると思いますが、作品を提出するってことは「我が子に旅をさせる?」という事に近いかも…

 

または、気合い入れて外出する時に似ている。

 

今日は彼氏と初デート、、念入りにお化粧やファッションチェック(古っ、、笑い)しますよね、、。

 

それと同じで詞も必ずチェックしてあげて下さいね。

 

さて、5つのチェックポイントとは?

 

1. 作品タイトルは作品の顔

 

ここは作品の顔!最初に評価される所なので注意!
           
タイトルって案外意識を置かない人って多いかも…でもね、、沢山の作品が集まった時に、まず最初に読んでみたいと思う作品って、、、

 

そうそう、タイトルを良いと思った作品なんですよ…
     
作品をタイトルで判断する…って豪語するディレクターさんもいるくらいだからね、、この考え方ってある意味当たっていると思うんですよ。

 

  良いタイトル = 良い作品  

 

例えば、大好きなアーティストの新曲が発売される…という情報をキャッチしたとします。

 

まずはどんな曲なのか?どんなタイトルなのか?知りたくありませんか?

知りたいですよね…

 

例えば、ニューアルバムの収録曲がタイトルだけ発表されました。

なんかワクワクして「多分こんな曲かもしれない?」なんて想像巡らせたことってありませんか?

 

 

皆、一度や二度、こんな経験をしたことあるはず、、それだけ「作品タイトル」って重要なんですよ。

 

2. 出だし2行は歌とリスナーが最初に出合うポイント 

ここが一番大事、この2行でその先を読んでみたくなるか?聞いてみたくなるか?どうかが決まるポイントだと思います。 

 

映画で言うと冒頭の部分、人と人が出逢った時の第一印象にあたる部分だと思うんですよ。第一印象の悪い人って最悪だよね…印象を後まで引っ張ってしまう事になる。

 

作品も同じです。

 

ヒット曲の歌いだしを研究してみて下さい。

必ず印象的な歌いだしがあると思いますよ。

 

もうひとつ例を挙げると、皆、CDを買う時に試聴ってしない?

その時の事を思い出して…

 

まず、イントロを聞いて好きな曲かどうかを判断するよね、、

次にAの歌いだしを聞いて「違う、いまいち」と思ったら、その曲、飛ばさない?

 

ほら、、冒頭部分でしょ…

冒頭部分は細心の注意を払ってアプローチしてね…                    

3. Bの最後の行でサビの印象が左右される 

サビに向けて勢いがつくかどうか?ここで決まる、、と言っても過言ではないと思うのですよ。 

 

実はここって案外気にしない人がいると思うけど、サビに向かってジャンプする踏み台の役目のところだよ!

 

特に詞先で書くときには注意!

 

ここのアプローチ次第でサビ頭のメロディにかなり影響を及ぼすところ

作曲家がサビで思いっきり弾けられるように意識をしてみるといいかも…

 

4. 世の中を掴むのはサビ頭 

言わずと知れたサビ頭です。(笑)

 

作詞家が一番評価される個所、ここにこの詞で一番言いたいメッセージを書けるように日々精進?してね

 

AとかBの延長で書いてしまっている人案外多いよ

 

    作詞において

    サビ = 叫び

 

この鉄則をしっかり頭にいれこんでおいてね

 

そしてCDの宣伝やCMに使われるところだよ。

ここで世の中を捕まえられるか?

 

作詞家の勝負ポイントと言っても大げさではない。

 

まずは意識することかならかな? 

 

5. サビ最後の行こそ細心、最大の注意が必要なポイント 

ここの締めがとっても大事。

ここの重要度を案外気づかない人が多いね。

 

ここを失敗すると、いままで書いてきた血と汗と涙の作品も、この一行で全部無駄になってしまう可能性がある。

 

どんなにその前が良くても、最後の処理を間違うと作品が死んでしまうので要注意!!

 

詞の最後の1~2行って映画やドラマのラストシーンと同じ。

 

TVドラマを観ていて「え?何でこんな最後なの?」と思ったことってないですか?ラスト2行って、そう言う役目だということを覚えておいてね。

 

逆の考え方で、それまでいまいちな作品だったとしますね、でも最後の1行がすごく良くて最高の作品に逆転することもありって事です。

 

特に大事なのが1番の終わり方。

 

そこでしっかりと聞き手を捉えられれば、その作品は勝ち!

もう一度聞いてみたいと思わせられるかは、1Aの最後の行で決まります。

 

ぜひ、今回書かせてもらった「5つのチェックポイント」

 

絶対実践してみてね!

 

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