お疲れ様です
今回は歌詞のチェック方法について「トミー爺流の裏技?」を紹介させてもらいますね。
もし興味ある方、、、最後までお付き合いください。
「裏技?」と言っても何にも難しい事は無いですよ、、、いつも小説を読む時の感覚でOKなんです。
作品チェックは「他人に伝わらない」ポイントを探す事。
トミー爺はいつも「書き終わったら歌詞チェックをしよう」と言い続けているけど、みんなには耳タコかな?笑い。
でも歌詞チェックがどうして大事なのか?
それは「作詞家は理解しているが、でもリスナーには伝わりづらい。」というところが必ずあるからなんです。
それを探すことで提出作品のクオリティを上げることが出来るはず。
そうそう、以前書いた「作詞提出前の!ここを抑えておけばワンランクアップ!」はチェックしてくれたかな?
まだ?????って人はぜひ下記でチェックしてみて下さいね。
sakunaro-dojo.sakushisakkyoku.com
以前の記事「作詞提出前の!ここを抑えておけばワンランクアップ!」では具体的な歌詞のチェックポイントを書かせてもらったけど、今回は内容について書かせてもらいますね。
歌詞チェックは自問自答から始まる「なんでそうなるの?」
まず最初に作詞をする時の事をよーく考えてみて下さい。
作詞家は何時間も、何日も詞の事、物語の事、テーマ、人物像…など必死に考えます。
そしてテーマ、物語を絞り込んで、練り込んで詞を仕上げますね。
ここが最大の強みであるけど、最大の弱みでもある…という事に気が付かない人が多い。
つまり作詞家は自分の頭の中で「詞の全てが出来上がっています」
でもリスナーって「まっさらなイメージで作品に接します」
ここです。
ここが落とし穴です。
作詞家は自分で解っているので、リスナーも分かっているはず、わかってくれるはず…という前提で詞を書いてしまうんです。
そりゃ、そうですよ、、だって何日も詞の事だけを考えている、、
イコール作詞家はイメージがしっかりと頭の中に出来上がっています。
そうなるとどんなことが起きてしまうのか?
それは、どんなに文章のつじつまが合っていなくても頭の中で完結してしまう。
作品 + 頭の中のイメージ = 出来上がっている
と思ってしまう。
リスナーに詞の内容をわかってもらうためにはこれではちょっとまずいですよね、、、、
作者の頭の中にあるイメージを出来る限り書きだそう
詞を書く時に上手く行くコツとして、出来る限り作詞家の頭の中にあるイメージ、要素を解りやすく詞に入れてあげるとリスナーに伝わり易くなります。
例えば、私は悩んでいます…と相手に伝えるためには、何に悩んでいるのか、どうして悩んでいるのか?そこをはっきりとリスナーに伝えてあげないといけませんね。
このように、詞の内容をリスナーに伝えるためには「絶対必要な情報」があります。
いつ、どこで、誰が、何を…みたいな要素です。
作詞に必要な「5W1H」とは?
リスナーに作詞家が意図するメッセージを伝えるためには、詞の中に「5W1H」的なポイントが適格に入っていなければいけません…
「5W1H」は下記の要素とは、、、
- When (いつ)
- Where(どこで)
- Who (誰が)
- What (何を)
- Why (なぜ)
- How (どのように)
但し、ここが難しいポイントなのですが「5W1H」の要素全てが入ってなくても良いのです。
それが分かる表現が入っていればOK。
このポイントについては、また別の記事で詳しく書かせてもらいますが簡単に説明しておくと
いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって
もし歌詞が1人称、主人公目線で書かれていて場合「誰が」が主人公だった場合、省略できますね。
「いつ」「どこで」も物語の設定が見えていた場合、省略できることもあります。
しかし「何を」「なぜ」「どうやって」は見えていた方が作品説得力が出てくるのであった方が?
または具体的に表記していなくても、リスナーに解りやすい表現だったらなくてもOK。
ちょっと曖昧な書き方になっているけど、ここの技法は結構難しい所です。
「5W1H」を使った「作品チェック方法」とは。
これは自問自答すると上手く行きますよ。
例えば、作品を書き上げた後に
- なんでこうなるの?
- 誰がそうしたの?
- それはいつですか?
- どこで?
- 何がそうなの?
みたいにチェックしてみると分かりやすいし、 一度選び手になったつもりで自分の詞を見てみるのもありかな?
しかし誰でも自分の書いた詞は「かわいい!!」はずです。
肉体、魂の一部のような詞に、自分でNGを出す事って難しいと思います。
そこで一度試してもらいたいのは
小説を読むイメージで読み返してみよう
まず最初に大きく深呼吸。
または一度休憩をするのも効果的、、そして、自分の頭の中を真っ新にして詞を読み込んでみる、、、
- 舞台はこんな所なんだ…
- この主人公はこんな境遇でこんな人なんだ…
- こんな問題を抱えているんだ…
- こんな風に解決して行ったんだ、素敵だな…
みたいな感じで自問自答、映画や小説を読む時のイメージで詞を読んでみる、、、そうすると
- えっ?この人ってなんで悩んでいるのかな?
- えっ?こんなに簡単にあきらめてしまうんだ
- えっ?この人悲しみのどん底いるのに…
- えっ?立ち直ったのは良いけど、そのきっかけは?
- えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?
みたいに沢山の「??????」が出てくると思います。
それをヒントに修正していく…
1番に詞で一番伝えたい事を書きこもう
それと、もう一つの歌詞チェックポイントを書かせてもらいますね。
みんなの歌詞を読ませてもらうと一番伝えたいところが2番とか、ハーフに書かれている事が多いですよね、、、
これってすごくもったいないと思います。
なぜなら、テレビやラジオで曲紹介される時って1番しかオンエアーされ無いからです。
だから1番に全力投球が必要という事になります。
1番の詞は「失恋の内容」
2番の詞は「絶望の内容」
ハーフの詞「主人公が立ち直りハッピーエンド」
作詞家としては主人公が沢山の困難を乗り越えて大失恋から立ち直る詞、、、というイメージで書いたのですが
オンエアーされたのは
1番の「失恋の内容」
そうするとリスナーは「この曲って失恋の歌なんだ…」という事になります。
さみしいですよね、、笑い。
皆の衆、、1番への全力投球お忘れなきよう!!
【トミー爺の関連サイト】
■作詞トークでわかる「作詞家リアルボイス] NEW
【X(旧Twitter)】
■作詞雑学今日の一言 NEW
【ブログ】