お疲れ様ですのトミー爺です。
今回はミキシングやモニタリングに絶対必要なヘッドフォンやモニタースピーカーについて書かせてもらいますね、、もし、自宅スタジオの音について悩んでいる人、、ぜひ最後までお付き合いください。
まずはミックスやレコーディングを自宅スタジオでやる場合、殆どはヘッドフォンか?スピーカーでのモニタリングになります。
つまり、今、ここでどんな風に、どんな感じに聞こえて来るのか?
それが重要なポイントですね。
まず最初にチェックしてほしいのが、皆さんが使っているヘッドフォンの癖やスピーカーの設置環境を把握する事。
一緒に考えてみましょう。
ヘッドフォンの場合
ヘッドフォンの場合、メーカー等の癖、特徴がある事を知っていますか?
ヘッドフォンの特徴を知る事が最初の一歩
自分が使っているヘッドフォンの特徴を言ってみましょう。
- 低音が強調されている
- 高音が強調されている
- 音の輪郭が分かりづらい
などなど、それぞれの特徴があるはずです。
しかし、ヘッドフォンから聞こえる音を信じて作業をしていくと
- 低音が強調されているヘッドフォンの場合
当然低音が聞こえすぎているので、低音をカットしていく事に、、その結果低音が少ない音つくりになるはずですよね。 - 高音が強調されているヘッドフォンの場合
当然高音が聞こえすぎているので、高音をカットしていく事に、、その結果当然高音が少ない音つくりになるはず - 音の輪郭が分かりづらいヘッドフォンの場合
楽器同士の関係や定位が見えづらい音つくりになるはず。又は音の輪郭を出そうとして「低音カット、高音ブースト」いわゆるドンシャリな音が誕生するかも…
さてその解決策としてはリファレンス音源を用意する
リファレンス音源、CDを使って特徴を知ろう
まずヘッドフォンで自分が気に入っている音楽、CDを選んで、その音を聞きながら自分のヘッドフォンの音を理解してください。
そして、このヘッドフォンで〇〇と聞こえるのでOK、そのポイントを理解できるまで聞きこんで、慣れてみて下さい。
次は、自分が作った音とリファレンスの聞こえ方のギャップを埋めていく
そこは予測の世界ですが、このヘッドフォンでこのCDを聞くと〇〇のように聞こえるので、そういう音つくりをしていけばプロの音に近くなる。
そう考えて作業をするのがベストだと思います。
その予測の幅が少ないようなお気に入りのヘッドフォンを探すのもありですよ。
家電量販店に行けばヘッドフォンコーナーもあります。
そこでCDを持っていき聞き比べて相性の良ヘッドフォンを探すのもありだと思います。
スピーカーの場合
プロのスタジオ作業でも、エンジニアの人はそのスタジオのモニタースピーカーの癖を知ったうえでレコーディングを進めています。
逆に「あそこのスタジオは音が見えづらい…」という意見も過去何度も聞いた事があります。
しかし、色んなスタジオを使うプロはどうやってそれを乗り切るのか?というと、自分が良く知っているリファレンス音源を持っていき、スタジオの癖を知る事からスタートしています。
さて、実際に皆さんの場合、モニタースピーカー探しをしているとします。
スピーカーユーザーの評価で「〇〇に優れていてバランスがとれたスピーカー」という評価を見て皆さんは購入しますよね。
そして自分のスタジオに置いて鳴らしてみる「〇〇に優れていてバランスがとれたスピーカー」という事を信じて。
でもちょっと待った!!
「〇〇に優れていてバランスがとれたスピーカー」と評価された環境と皆さんのスタジオの環境は全く違っているはず。
つまり、モニタースピーカーを購入してからが本当の作業が始まるという事です。それをしなければスピーカーの特徴である「〇〇に優れていてバランスがとれたスピーカー」という力は発揮できません。
ではどうやったら調整できるのか?
またまた登場します。
皆さんが良い音と思って聞き慣れた音楽、CDを鳴らしてみて下さい。
なんだこのスピーカー低音がしまっているって書いてあったけど全然違っている…これは詐欺だ…
実はあなたがスピーカーを設置したところがそうなのでは?
スピーカーを置くための5つのポイント。
スピーカーと後ろの壁の条件と距離
部屋の大きさや環境はそれぞれ違っていると思いますが、壁に直接つける事はあんまりよくないです。理由としては後ろの壁も鳴ってしまったり低音って後ろに回り込みやすいので低音がこもってしまう事にもなりかねない
環境にもよりますが50㎝以上壁から離す事をお勧めしますが、それが無理だったら出来る限り距離をとりましょう。
そして後ろの壁が同じ環境ではない場合もありますね。
トミー爺の所がそうなのですが、右の後ろがカーテンで左の後ろがガラス…この場合左のスピーカーの後ろにタオルを置いて低音のガラス反射を少しカットしたりしています。
音楽を聞きながら、後ろに置く素材の量を調整したりして丁度良い感じにモニタリングが出来るように調整してみましょう。
スピーカーの高さ
自分の耳の高さにスピーカーのツイーターとウーファーが中間にくる様にセッティングするのがベストです。
この高さ調整が一番大事かな…もし耳の高さにウーファーが来ていたら低音が良く聞こえて高音が聞こえない
逆だったら低音よりは高音が聞こえやすくなる。
つまりそのように聞こえるままに音の調整をしてしまうので要注意。
またスピーカーを横向きに置く際は、ツイーターを外側、ウーファーを内側にセッティングしてください。
スピーカーの角度
よく、モニタースピーカーをまっすぐセッティングしている人を見かけますが、スピーカーは聞き手の座り位置に向かって内向きに調整するのがベストです。
角度は座り位置センターからスピーカーを見て、両耳に向かってスピーカーの角度を調整してみて下さい。
そうすることでベストなリスニングポイントを探せるはずです。
スピーカーとスピーカーの距離
左右にスピーカーの距離感は大体50㎝~1mくらいがちょうどよいかも…
ただ色んな部屋の形状があると思うので、もしスピーカーと聞き手の距離が近い場合はあんまり広げすぎないように、その聞き手との距離によってスピーカーの置き位置を調整してみて下さい。
スピーカーの置く環境
スピーカーって音を鳴らすと接地面も共鳴してしまいます。
つまり机にベタ置きで鳴らした場合、机もスピーカーの一部として共鳴したりして低音が変な聞こえ方をする事があります。
それを防ぐためには安価な道具として、百円均一ショップで売っているようなウレタン製のブロックを使っても防ぐことが出来ます。
又は、スピーカー専用のスタビライザーも売られています。
それを利用するのもあり。
それとちょっと高いけどスピーカースタンドもありですね。
ただあんまりお金をかけなくても良いと思うのでウレタンブロックなど身近にあったり購入できるもので代用することを進めます。
ただ最後にモニター用のスピーカーって、決して良い音をしていなくてもOKで、逆に良い音というよりは音の全体像が把握できる鳴りが出来ていればOKです。
このスピーカーで〇〇のように聞こえるので、ここは調整しておこう。
そう判断する為のツールなので、ぜひ皆さん、個人個人で格闘してみて下さいね。
後日追記も考えています。