お疲れ様です
秋はまだかいな?のトミー爺です。
今日は「低音」について考えてみませんか?
実は音つくりにとって「低音」ほど、色んな意味で大事な要素はないのですよ、、
低音が音の表情を作り母なる響きを醸しだす
皆さんって「低音は好きですか?」
多分、殆どの人は「低音は苦手…」とか「低音はほとんどカットする」みたいに思っている人が多いのでは?
若い時のトミー爺(ガキトミー)もそう思っていました。
低音の大事さ気が付いたのは、10年くらい前、アラフィー過ぎたあたりでした、、気が付くのが遅いですよね、笑い。
ハイハットの音ってどんな音?
では質問「ハイハットの音ってどんな音?」
「チチチッ」みたいなシンバルだから、高音がきれいに聞こえて高い音程にある音。
「ブーーー」です。
確かにそういう音の成分はあるけど、実はどちらかというと「中、低音がポイントなんです?」
どうしてもシンバルだから…という先入観からそう思ってしまうけど、本来の音の高さは「手のひらで机、テーブルを叩いた音程」くらいの音です。
例えば、ドラムのキック、スネア、ハイハットの音程、位置関係を図で示すと
高音
L スネア ハット R
キック
低音
もしくは
高音
スネア
L ハット R
キック
低音
こんな位置にいる楽器なのです。
この位置にいるからこそ「キック、スネア、ハット」のスリーリズムが混ざってグルーブが出来る。
これが下記の位置だと音が混ざらないのでグルーブにならない事がある
高音
ハット
L スネア R
キック
低音
ピアノを単音で弾いてみて下さい
ピアノ、出来ればグランドピアノを単音で弾いてみて下さい。
「良い音だなぁ~」
次にもう一度ピアノを単音で弾いて、音を観察してみて下さい。
- 低音はどんな響き?
- 中音域はどんな響き?
- 高音はどんな響き?
どうですか?
音をよく聞くと、一つの音は色んな音域の音が重なり合って出来ているのが分かりますね。
ではDAWソフトに入っているピアノの音源を選んでみて下さい。
出来るだけ「気持ち良い…いい音」と感じる音を選んでくださいね。
まず、その音をよーく観察して、、、それから低音をカットしてみて下さい。
最初に感じた「気持ち良い、いい音」っていう感覚はありますか?
確かにクリアな音になったと思うけど、「気持ち良い…」というところは無くなったのでは?
次に、低音を基に戻してください。
そうするとどうですか?
気持ちよさが復活したのでは?
音は混ざってこそ真価を発揮する
トミー爺が若かった時、PAや録音をしていた時、まさに「低音カット親爺」でした。
兎に角「音はクリアじゃなきゃ?」「低音があるとクリアじゃなくなるから低音カット」を基本に音つくりをしていたのですが、今になってそれは違っていた、、、と気づかされました。
「でもトミーさん、低音が多くなると音は見えづらくなりますよね?」
こんな質問が聞こえてきそうですね。
EQの使い方のコツ
EQの使い方のコツが知りたいですよね。
その前に音の選び方からスタートすると良いと思います。
【アレンジする時の楽器の選び方】
- 楽器同士が重なり合わないような音色、音のキャラクターを選ぶ
- 楽器が共存する時に重なり合っている帯域だけちょっとカット
- 楽器の音を選ぶ時、定位を考えて選ぶ
「ちょっと、、、簡単に言うけどね!!」そんな声が聞こえてきそう…
この事は別の記事で紹介しますが、まずは低音を上手く活かせるとサウンドが激変しますよ。
ぜひ試して、気もち良い―っていう感覚を体感してみて下さい。
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