お疲れ様で~す。
暑い日が続きますね、、、のトミー爺です。
先日、7/21(日)、奈良作詞作曲勉強会、大変盛り上がり無事終了しました。
その中でメンバーの進化と「作品作り1000本ノック」が凄く作品力を上げる事を実感しましたよ。
今回はそんな話を中心に書いてみたいと思います。
この記事の内容は
- 「自分の殻をぶち破れ」作曲「詞でプロデュース、、余分な事は書くな…」作詞
- 自分の殻をぶち破る為に他人のアイデアを体感してみると、、
- 作詞家の目線によるアーティストプロデュースは
- 親が子供に語り掛けるような歌詞だから沁みて来るんだろうな
- この課題でメンバーはどんな感じに成長できたのか?
写真は去年の11月に行った時に撮った「晩秋の奈良文化会館」です。
「自分の殻をぶち破れ」作曲「詞でプロデュース、、余分な事は書くな…」作詞
今回の勉強会の課題は作曲、作詞、別メニューで発注。
【作曲チームへの課題】
2つのコンセプトでアイドルをプロデュースする。
下記の洋楽曲をそれぞれ参考にしてアイドル用楽曲を2曲考えてみて下さい。
■課題1. バグルス(プロデューサー:トレバーホーン)
「ラジオスターの悲劇」
- シンプルで解りやすいメロ
- サビのキャッチ―さ、、
- 現在も通用する明るさと哀愁がある作品
■課題2. Philip Bailey, Phil Collins
「イージーラバー」
- 物悲しいリフ1発の作品、
- この曲の明るいバージョンにチャレンジ
この2つのテイスト、どうやってアイドル曲に活かせるのか?メロ、アレンジ、コード?
プロデューサー目線での作品作りへのチャレンジ
自分の殻をぶち破る為に他人のアイデアを体感してみると、、
作曲のトレーニング方法のお勧めは「洋楽、邦楽の完全コピー」
実はこれが一番勉強になります。
というのもトミー爺の持論に「知らない事は思いつかない…」。
つまり経験しているからこそアイデアとして思い浮かんでくる。
色んなアイデアを吸収しているからこそ、とっさの時にそれがアイデアとして出てくる。
その為にスポーツ選手は基礎練習します。
基礎練習って準備運動ではなく、過去の先人たちの経験が凝縮されたもの…その先人たちのアイデアを基礎錬で修得し、それから応用する。
作曲家で考えるとそれが先ほどから書かせてもらっている「完コピ」です。
お気に入りの曲を選び、そのオケを完全コピーしてみる。
そうするとそこに盛り込まれたアイデアの原石に辿り着く事が出来ますよ。
出来れば1970年代~1990年代までの作品がベスト。
その理由はそれ以降のサウンドはDAW、コンピューターを使ったサウンドなので、それ以前、、つまりミュージシャンの演奏で作られたサウンドが活きたアレンジのお手本です。
楽器同士の会話(セッション)で作られたサウンドは勉強になりますよ。
作詞家の目線によるアーティストプロデュースは
さて、作詞チームへの課題は
【作詞課題】
余分な事を書かない、、、& 作詞でアーティストをプロデュースする。
■課題 「見上げてごらん夜の星を」
- 書きたい事をとことん追い込む。
- はっきりと伝えたいテーマが浮き出てくる作品作り。
- ミディアムからバラードをイメージ。
- 曲を聞いたリスナーの顔、気持ちを意識伝わってくるシンプルな詞を意識。
■課題4. 作詞でアーティストを蘇らせる
- 作詞家プロデューサーとして作品作り。
- 今苦戦中のアーティストをピックアップ。
- そのアーティストが蘇るには何が必要か?
- 見せ方、コンセプト、時代背景などを考える。
- 作曲家への発注用、企画書作成。
親が子供に語り掛けるような歌詞だから沁みて来るんだろうな
参考作品に選んだ「見上げてごらん夜の星を」はメロディも歌詞もシンプルだけど、何故か聞き手の心にブレークスルーして来る。
これって何だろう?
多分、全く飾りっ気のない言葉なんだろうな…
親が子供に語り掛けるような表現方法。
作品を作る時ってどうしても「理攻め」で作りがち、、、だけど、こんなにシンプルな表現されると聞き手が無防備になるんだろうな、、、
この課題でメンバーはどんな感じに成長できたのか?
詳しくは別記事でしっかりと紹介させてもらおうと思っているので、今回は、終わってみての感想を一言。
作曲チームからは
洋楽を聞いてどこをコンペに活かすことが出来るのか?
そんな質問を受けた。
それはコンペでよく登場する「参考曲」の扱いに通じるところがあると思う。
例えば、その発注アーティストの曲が参考曲として掲載されている事が多い、、でも参考曲と同じような曲を作ってもNGだと思う。
理由はその曲はすでにレパートリーにあるから。
つまり、その参考曲に入っている沢山の情報の何処に注目のか、、がポイントになる。
今回はそんな話を沢山出来た…
そして作詞、、、
今回は「余計な事は書かない…」これが最大の成果だった気がする。
理詰めでない歌詞。
本当に肩の力が抜けて伝わってきやすい作品が多かった。
そういう意味で今回の奈良勉強会は大成功だった気がする。
詳細は次の記事で書かせてもらいますね。