お疲れ様で~スのトミー爺です。
いよいよ作曲メソッドは「Chapter2」に突入!
今回はみんなが知ってるようで気が付かない落とし穴?
知らないと損するデモ作りの具体的なノウハウを紹介させてもらいますね。
この記事の内容は
- プロデューサーが求めているデモとは
- 作曲家のデモは1コーラス or 1ハーフでOK
- ではデモの基本構成はどんな感じに?
- 結論!デモはメロディ、曲の全容を相手に解ってもらえればOK
- 今日のお薦めの一曲
- 【トミー爺の関連サイト】
プロデューサーが求めているデモとは
皆さんは作曲コンペ用にデモを作る機会ってありますよね、、または、これからどんどん増えて来るはず。
では、デモ構成ってどうしたらいいの?
- フルコーラスで作る?
- 1コーラスで作る
- 別に決めていない…
どうですか?
ある日の午後、渋谷にあるトミー爺の事務所に作曲家見習いのチャンプくんがやって来ました。
そうそう、今日はデモを数曲聞かせる約束の日でした、、、
作曲家のデモは1コーラス or 1ハーフでOK
事務所の一画でトミー爺とチャンプくん、二人の試聴会が始まっています。
トミー爺
「チャンプくん、、」
「デモテープはいつもフルコーラスで作っているの?」
チャンプくん
「師匠、当たり前田のクラッカー!、、もちろんです。」「一生懸命作ったから沢山聞いてほしいし、、、」
「僕の全てを一曲入魂です!」
トミー爺
「ウーン、それも悪くは無いけどねェ、、」「もっとエコで行った方が良いよ」
チャンプくん
「師匠、エコ?エコってなんですか?」
トミー爺
「作曲家が作るデモは1コーラスでOKなんだよ」
チャンプくん
「エー、本当ですか?でも沢山聞いてほしいし…」
トミー爺
「というか1コーラスしか聞いてもらえない」
「だって一度に何十曲って聞くんだからね、、」
チャンプくん
「、、、、そうか、。、、」
実は作曲コンペなどへ提出するデモ構成は1コーラス、又は1ハーフでOKなんです。
もちろんクライアント指定でフルコーラスで作ってください、、という指示があったらフルコーラスで作りましょう。
でも、一回の試聴会、選曲会に50曲集まったとします。
仮にフルコーラスで4分のデモが50曲だったら、曲を聞くだけでもトータル200分、3時間強になります。
聞く方は集中力が、、、ってことになる、、、
でも、一曲が1コーラスか1ハーフのサイズだったら、聞いてほしい所は全て網羅できることになります。
ではデモの基本構成はどんな感じに?
ではどんな構成だったら良いのでしょう、、
- 1コーラスの場合
イントロ → A B C アウトロ or 2コーラスAでFO - 1ハーフの場合
イントロ → A B C 間奏 (B or D)Cの繰り返し
こんな感じだったら作家側からの「聞いてほしい要素」は全部出せますね
結論!デモはメロディ、曲の全容を相手に解ってもらえればOK
トミー爺
「大体、理解してもらえたかな?」
「あと一つ、、エコで行こうよ」
チャンプくん
「オー!出た、、さっきから、、エコって何ですか?」
トミー爺
「締め切りまで短時間だよね、、」
「だから1コーラスが効率的」
「一極集中で行く!これがさっき言ったエコだよ」
チャンプくん
「なるほど聞いてもらえる所を集中して作るということか…」「これだと時間も稼げるしクオリティも上げられる、、」
トミー爺
「そう、わかってもらえたかな」
デモテープはメロディの全容を相手に解ってもらえればOKです。
フルコーラス作ってもOKですが、コンペでは1コーラスしか聞いてもらえない事が多いのも現状、、、、
チャンプくんが言ったように「聞いてもらえる所に集中してクオリティの高いデモを作る」これで行ってみるのも有りだよね。
まだまだ続きますよ。
今日のお薦めの一曲
オリビア・ニュートン・ジョンって知っていますか?オリビア作品のアレンジってものすごくしっかりとしているのでぜひ聞いてみてください。特に弦のアレンジがすごい曲が多い印象です。このアルバムは作曲家ならぜひ持っていてほしいアルバムです。
【トミー爺の関連サイト】
■作詞作曲レッスンお悩み相談 NEW
■人と音楽をつなげる TRY-X Music
【ブログ】