お疲れ様で~す。
今日も元気にトミー爺です。
今回は先日の東京勉強会で取り上げた「作詞テク。作品、テーマを追い込む」を紹介させてもらいます。
作品を追い込むとすごくリアルな人物像を書く事ができますよ。
作詞愛好家の皆さん、、必見です。
この記事の内容は
- ねェ、皆んな、、この作品を一言で言うと何?
- ストーリーではなく心の揺れ動きを感じよう
- 悲しい時どんな行動をとる?泣く?どこで?それをイメージしてみよう
- 景色、匂いを感じられるまで追い込んでみよう
- 今日のお薦め2アルバム
- 【トミー爺の関連サイト】
なんでこの写真?自分でも意味不明、、笑い。
ねェ、皆んな、、この作品を一言で言うと何?
これは前回の東京勉強会で何度も聞かれた言葉です。
例えば、作詞メンバーの作品を見て
トミー爺
「作品を一言で言うと何?」
作詞家Aさん
「男と女の恋愛の話しです」
トミー爺
「もう少し追い込んでみるとどんな感じ?」
作詞家Aさん
「男が女にふられる話です」
トミー爺
「じゃあ、ふられた男の人の気持ちは?」
作詞家Aさん
「悲しい…」
トミー爺
「どんな悲しさ…どんな行動をするの?」
こんなやり取りをしていました。
ストーリーではなく心の揺れ動きを感じよう
作詞家Aさんが言っていた「ふられて悲しい…」はOKです。
でも「ふられて悲しい…」だけでは人の心は動かす事って難しいですよね。
その時に「ふられた男の人の気持ち、男の人になって考えてみる」
そうするとどうでしょう…
その瞬間の風の動き、匂い、相手の女性の表情、言葉、が見えてくるようになると思います。
そのシーンのど真ん中に立って、悲しさ、虚しさを感じ取り、そしてそれを言葉に落とし込んでみる。そうするともっと追い込めると思います。
悲しい時どんな行動をとる?泣く?どこで?それをイメージしてみよう
トミー爺
「どんな悲しさ…どんな行動をするの?」
作詞家Aさん
「泣く…」
トミー爺
「どんな泣き方、、彼女の前で?それとも一人で?」
作詞家Aさん
「一人になって泣く…」
トミー爺
「場所は?」
男の人が彼女にふられて、悲しくて泣く…これだと聞き手にはなかなか伝わりづらい…
それってどんな悲しみなのか?
とか、、もう少し映像的に考えてみて
どんな場所で泣くの?、、、
どんあ服装で
周りの景色、当日の天気の具合、風のにおい…
をイメージしてみるとより具体的になります。
例えば、自分の部屋で泣く、、
その時に部屋の明かりは?
夏?冬?秋?、、寒い?暖かい?
そう考えると使えるアイテムがどんどん増えるでしょ、、
彼女にふられた男は真冬の冷え切った自分の部屋で明かりもつけず、暖房もつけず一人声を殺して泣いた…
なんか演歌的になってしまったけど、一番最初に作詞家Aさんが答えた「男が女にふられる話です」からはグッとドラマっぽくなって来たでしょ、、
景色、匂いを感じられるまで追い込んでみよう
作品を作る前にまず作品、テーマを追い込む事。
追い込む事で主人公が今いる場所、その場所の景色、匂い、雑踏、、などが見えてくる、聞こえて来るはず。
そうなったら主人公になりきってその周りの音、匂いを感じ取る。
そこまで見えて、感じることが出来て初めて作品に着手していく…
きっとそうする事でリアリティのある作品が書けるようになると思います。
ぜひチャレンしてみて下さい。
今日のお薦め2アルバム
小田和正さんです。小田さんの歌詞って言葉や感情が赤裸々な感じがします。今回のブログの内容を少し意識して歌詞を読んでみるときっと今まで違った景色が見えてくるはず、ぜひチェックしてみてください。
小田さんの2019年ツアーDVDも必見かな
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