作詞家,作曲家になろう!さくなろ道場

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プロ作曲家、デモはどのくらいのクオリティで作れば?

Chapter1 作曲家の為のファーストステップ

 

お疲れ様で~すのトミー爺です。

 

今日は質問が多い

 

「デモはどのくらいのクオリティで作ればよいの?」

 

という事を一緒に考えてみましょう。

 

この記事の内容は

 

 

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 作曲家のデモの使命は相手を説得する事

ある日の渋谷、トミー爺の事務所に作曲家のたまごのチャンプくんがやって来ました。

おや?

なんか悩み事があるようですね… 

チャンプくん

「師匠、前からずっと知りたかったのですが、デモってどのくらいのクオリティで作ればよいのですか?」


トミー爺

「チャンプくん、たまには良い質問するね…それはね…」

 

この質問もよくあります。
結論から言うとあなたがどの立ち位置を目指すのかがポイント。

 

音楽は趣味でOK、、ただ自分の音楽を聞いてほしい… 

もしあなたが趣味で「ただ自分の音楽を聴いてほしい」という目的でデモを作っているのだったら、自分のできる範囲でデモを作ればよいと思います。

  • 親しい友人に曲が出来たから聞いてもらおう。
  • ライフワークとして自分の音楽を残したい…

今できる事を全力でデモ制作に注入する。

それだけでOKです。

 

あなたがプロの作曲家を目指すのだったら…

もしあなたがプロの作曲家を目指すのであればデモクオリティは、通常のCDと同じレベルを目指すのがベストです。

その理由としてはデモの使命を考えてみて下さい。

デモはあなたから離れてクライアントの所で、あなたの代わりに働く事になります。

 

デモがあなたの代わりに相手を説得しなければいけない、、という事は

どのくらいのクオリティがデモに要求されるのかはわかりますね。 

チャンプくん

「なるほど…デモが僕の代弁者か?」

「そうですよね、、」

「師匠、、今までのモヤモヤが少し晴れました」

「道は遠いなぁ~、、、、」

 

トミー爺
「チャンプくん、、何を弱気な…」

「よーく考えてみて、、」

「今、ガンガン活躍している作曲家だって最初から出来た人はいないよ」

「皆、同じスタートラインから初めているんだから」

 

チャンプくん

「そうですよね、、頑張るぞ!」

「そうか、、僕も先輩たちと同じように登って行ければ、、」

「そうすると、、同じフィールドで戦えるようになれるかも…」

 

プロの作曲家のデモはCDと同じクオリティーを目指せ

しかし、「プロと同じクオリティーのデモ」

そう簡単にはいかないですよね。笑い。

  • 何を、、どうしたら、、、そうなるのか?
  • みんな才能のある人ばかりだから、俺は出来る?大丈夫か?

確かにみんな考える事は同じです。

でも目線や立ち位置を変えてみると案外見えてきます??? 

 

デモを聞く側になってみるとわかる

ここでヒントを少しお伝えしましょう。

 

それは「選者側になってみるとわかりやすい」いう事。

 

例えば、あなたはCMのタイアップ曲を決める会議に出席をしているとします。
みんな喧々諤々で議論をしています。

  • なんか商品イメージと音楽が合っていない
  • 商品イメージにはもっとかっこよいサウンドが欲しい
  • もっとオシャレなメロディが欲しい
  • イントロのインパクトが足りない
  • サビメロがいまいち

多分あなたが選者側だったら楽曲を選ぶ基準ってどんなポイントですか?

そこを意識して、自分だったらこの作品をピックアップするぞ!

 

そうです。

あなたが目指さなければいけないクオリティーはそこです。!

チャンプくん

「なるほど、、自分だったらこのデモを良いと思えるのか?」

「そう考えると見えてくるかも…」

「そして自分を高めていければ、デモも良くなる」

トミー爺
「そうそう、先輩たちも最初から才能があったのではない」

「毎日経験を積み、一歩一歩今の立ち位置に上がってきた」

「だからチャンプくんにも出来るよ」


チャンプくん

「うー師匠、良い事言いますね(涙)」

 

トミー爺

「あたり前田の…」

 

チャンプくん

「クラッカーですよね…がんばります」

 

トミー爺

「チャンプくん、まずは完コピからスタートしてみては?」

 

チャンプくん

「完コピですか?」

「それってどうやって?」 

 

まずは完コピからスタートしてみよう

後で詳しく書かせてもらおうと思うけど、簡単な訓練方法を紹介させてください。

それは良いと思った曲、アレンジを完全にコピーして、あなたがそれを再現してみる。

 

そうする事で解る事は

  • 作り手が目指して行った曲、アレンジが見える
  • なぜこの楽器が入っているのか?その理由、役目が見える
  • 全部同じに作ったはずなのに何かが違う事に気が付く
  • その理由を探る事で色んな事が見えてくる

まずは歌だったら物まね歌手以上にそっくりに真似てみて下さい。

アレンジだったら、どうやったらこのニュアンスが作れるのか?

それを探ってみて下さい。

 

題材に適しているのが、70年代~90年代にヒットした、アレンジャーがアレンジした作品。

 

それのテクニックを盗む事で色んな事が分かるはず、、、

 

まだまだ、あなたとチャンプくの旅は続きます。

 

今日のお薦めの映画

この映画フットルース1984年に公開された映画。実はこの映画の中に入っている音楽が最高なんですよ。ぜひチェックしてみて。

 

 

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