お疲れ様で~す、、、のトミー爺です。
今回はデモミキシングについて、感銘を受けた事があってそれを書かせてもらいますね。
この記事の内容は
- アメリカンロックサウンドの父、Mr.クリス・ロード・アルジ
- 最初にこの曲のゴールを決める事からスタート
- 曲のすべてのトラックの役割を理解しよう
- Mixのコツは曲全体把握するまでエフェクトしない事
- 目的が見えないエフェクトは曲を台無しにする
- 今日のお薦めの一曲
- 【トミー爺の関連サイト】
アメリカンロックサウンドの父、Mr.クリス・ロード・アルジ
ある日、アドバイス用のネタ探しでYoutubeを見ていて、突然釘付けになってしまったビデオを発見、、そしてTwitterでつぶやいたのが下記。
クリス・ロード・アルジ(CLA)アメリカンロック音創りの父と称されるエンジニア。
彼曰く「Mixのコツは曲全体把握するまでエフェクトしない事。全Track同じ主張だったら、全て同形のピースのパズルと同じで面白くない」いい事いうね!
-トミー爺のTwitterよりー
これって 「目から鱗」って感じがしません?
最初にこの曲のゴールを決める事からスタート
ミキシングって まず録音する前から戦いが始まります。
それはこれから作る音楽は何処に向かうべきなのか?
これをしっかりとイメージを持ち、この曲のゴール、完成形イメージをしっかりと把握することがスタートラインです。
失敗するケースとして
「なんか作っていたらこうなりました…」
「あとでミキシングでどうにでもなるから、とりあえずこんな感じで、、」
餃子を作っていたらハンバーグもどきが出来た…みたいな感じになってしまったり、味付けしないで最後にスパイスを、、みたいな感じ、、笑い。
曲のすべてのトラックの役割を理解しよう
次に大事なのが録音からミックスまで全部ひとりで行う事が多いと思うのですが、全てのトラック、一つ一つのトラックの役割を理解するって事が大事です。
アレンジの時、どうしても試行錯誤するとトラック数が多くなりますね、、
以前の録音現場だとマルチテープのチャンネル数に限度があり、無駄なトラックを作れなかったのですが、でも今はほぼ無限にトラック数を増やす事が出来ますね。
しかしそのトラックも下記の3つに分けられます。
- 絶対必要なトラック
- あっても良いかな?と思えるトラック
- 全く必要のないトラック
この仕訳をミキシングする前に最初に行ってください。
そしてゴールを意識してそのトラックの役割を見つける、、と言っても自分で作ったトラックだから役割はわかるはず、、
Mixのコツは曲全体把握するまでエフェクトしない事
最初にクリス・ロード・アルジの引用させてもらった通り、ミックスや録音する前に、そのトラックが曲全体の中でどんな役割を持っているのか?それが見えるまでしっかりと検証を続ける事が大事。
その上でコンプやリバーブ等を使う目的がはっきりとした時に、、この音が完成イメージの中で〇〇の役割だから、〇〇の効果をつける為に〇〇エフェクターをかける。
このように作り上げていくのがうまく行くコツかな…
目的が見えないエフェクトは曲を台無しにする
もしそれが見えないでエフェクトをかけた場合、全体のバランスを壊す事になるので要注意。
トミー爺が聞かせてもらっているデモ音源でもこの間違いをしている人も多い。
例えば、
- 優しい系のバラード曲なのにトータルコンプバキバキとか…
- 優しい系の歌のバックの弦の音がきつ過ぎる、怒っている音になっているとか…
明らかにミスマッチングですよね。
ボーカリストが優しく、しっとりと歌っているのにバックのオケ、ミュージシャンがギンギンの音で歌を無視して演奏している感じと同じ。
良かったら参考にしてみて下さいね。
この事は今度、もう少し考えてみましょう、、、
今日のお薦めの一曲
Green DayのAmerican idiot、このブログで紹介したCLAのミキシング。
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