作詞家,作曲家になろう!さくなろ道場

作曲家、作詞家を目指す君へ。現役マネージャーが教える作品創りのコツ、裏ワザ、一般常識などなど…誰も教えてくれなかった情報満載です。

デモ録音、ミキシングは家づくりと同じ。基礎土台から作ると上手くいく。

今回はデモの録音、ミキシングがかっこよく仕上がる必殺技を紹介させてもらいますね。

 

皆さん、ミキシングについてかなり関心がある人って多いのでは?

今日はそんなあなたに「おいしい録音のコツ」を紹介させてください。

 

という事で、お疲れ様で~すのトミー爺です。

今回も録音の話にぜひお付き合いくださいね。

 

 この記事の目次

 

 

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トミー爺は若い時にこう考えていました。

 

録音ってどんな音で録音してもあとでミックスで何とかなる

 

ってね、、、これって大間違いだったって50歳過ぎてから分かったんですよ、、遅いですよね、、笑い。

 

ぜひこの経験で学んだ事を紹介させてください。

 

ミキシングへの過度な期待って持っていない? 

 

デモの録音やアレンジで「楽器の音色、ある程度のクオリティで録音されていれば、その後のミックスで何とでもなる…」なんて思い違いをしている人はいませんか?

 

これは実は大きな間違いなんです。

 

ミックスの出来、不出来は実はアレンジ、レコーディング時に90%決まってしまいます。

 

確かにミックスの時に楽器の音量バランスはどうにでもなります。

 

作りたいサウンドはしっかりとしたイメージでレコーディングしなければ実現できません。

 

レコ―ディングの時に、作曲家が考えているイメージに沿って「音色、音質、定位」を考えて録音しておかなければ99%思っているサウンドには近づけないんですよ。

 

つまり録音時の音によってミックスの勝敗がすでに決まってしまうってことになります。

 

アレンジ、録音は家作りに似ている
 

新人作曲家のデモを聞いていて思う事なんですが、アレンジの仕方、録音に対しての考え方をあまり理解していない人が多いと思います。

 

俺ってそうかも…と思われた方、これから紹介させてもらう事を一度試してみて下さい。

 

では何を試せっていうの?

 

それは、家を建てるようにサウンドを作り上げるという事です。

 

また変な事を言うねこのおっちゃんは、、(笑い) 

 

「家を建てるときに最初に作る所は?」

 

そうです「基礎、土台と建物をしっかりと支える骨組みですよね」

 

作曲デモサウンドつくりも同じですよ、まず録音するときは必ずデモの基礎、土台、骨組みに値するリズムから録音するようにして下さい。

 

その時に重要なのが出来る限り音程の低い楽器から順番に積み上げていく(録音していく)事がポイントです。

 

  1. キック(バスドラム
  2. スネア
  3. ハイハット
  4. ベース

この順番、まずはドラムから録音して行ってください。


そしてそれにベースを絡めてしっかりとグルーブ(ノリ)が出るように録音して行きます。

 

その時のポイントはハイハットの音程、ハットって鍋蓋を叩いた時の音程、木の机を手のひらでたたいた時の音程の楽器です。

 

それを高い音程にしてしまうと、キックとスネアと絡まなくなるのでハットの音程は要注意です。

 

そして大事なポイントはその時点でメロディを録音する事です。

仮ボーカル、楽器メロでもOKです。

 

この時に貴方の足が自然とリズムにあわせて動くようになれば締めたものですね。

 

後はその上に重ねていく楽器を録音していきます。

 

そうですね、たとえばギターやキーボード、のリズムのグループに所属しているパートから録音していくのがベストだと思います。

 

ここまで出来れば殆ど出来たも同然です。

 

後はそれまで聞いていたメロディ楽器や仮ボーカルを完成ボーカルに差し替えて録音する。

 

その後に、曲全体を聞いていて物足りない所にストリングスやブラスセクションを足していけば完成です。

 

なぜ上物を最初に録音するとダメなの? 

 

なぜ、上物系を最初に録音するとなぜダメなのか?

 

それはリズムと歌が出来ていない状態で上物を録音していく場合、最終的にリズムを録音しなおす事になりますね。

 

リズムが新しくなったら、当然上物の楽器も調整が必要になるはずです。

 

上物を修正したら、リズムと合わなくなり、リズムを修正。

リズムを修正したら上物を再調整、、、

 

こんな堂々巡りにならないためにも、最初の基準、土台を決めてから上物を録音する。

 

そうするとうまく行きますよ。 

他の音色とぶつからない?

 

ここで質問です。

「録音した楽器、音が聞こえてこない」

「音量を上げても聞こえてこない」って経験はありませんか?

 

その原因として考えられることが一つあります。

このアレンジャーとエンジニアの会話にその答えがあります。 

 

アレンジャー 

「次はこの音色を録音しようと思っているけど他の音色とぶつからない?」

 

エンジニア 

「そうだね入れ場所がないね、それを入れると○○の楽器が聞こえなくなるね」

 

 

こんな会話です。

 

プロの仕事では音を積み上げていく時に楽器同士の音色、音域、定位が出来るだけ干渉しあわないように注意して録音しているんです。

 

その時にミキサーのフェーダー8割、0dbの所を基準で合わせて、楽器の音量を丁度良く録音していきます。

 

そうするとどうなるのか?

 

最後にフェーダーを基準の位置に揃えるだけで楽器バランスが整っている状況になります。

 

良かったら試してみて下さいね。

 

 

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【トミー爺の推薦するCD】

 

The Art Of Tea / マイケル・フランクス

 

このアルバムって音楽も大好きですが、録音がとっても良いと思います。

一流ミュージシャンがそれぞれすごく魅力的な演奏、音色をかもし出していてぜひ一度聞いてみて下さい。

 

 

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