実はトミー爺は大好きだった音楽を仕事にしたために、純粋に音楽を楽しめなくなったんです。
こういうとちょっと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、音楽を趣味として聞くのではなく、仕事として聞いてしまう癖がついたっていうのが本当かな?
こんな音楽の楽しみ方もあるんだ…と言う事について今回は紹介させてくださいね。
この記事の内容は
- 音楽が別の意味で好きになった
- 女の子にもてたい、目立ちたい、そんな原動力が音楽に
- そんな人間がプロの世界に飛び込んだが
- 音楽を仕事にする前と後で見える物、感じる物が変わった
- 音楽を深く楽しむ事の面白さ
音楽が別の意味で好きになった
じゃあ、トミー爺は音楽が嫌いになった?
いや、嫌いになったのではなく別の意味で好きになったのですよ、、、
- 歌手の歌、リズム感、音程、声のパワー
- 音楽のグルーブや演奏力
- ミキシングや音つくり
- メロディの作り方の上手さ
例えば、野球を例にすると野球解説の方が
- バッターのスイングの上手さをほめる
- ピッチャーのフォームや腕の振りをほめる
それに近いです。
素人が見ると
- アッ、、投げた、、速い、、
- 打った、すげー!
というのを
- このピッチャー、フォームと腕の振りが良いからあんな球を投げられるんですよね
- バッター、スイングの軸がぶれないからあんな速い打球が飛ぶんですね
トミー爺はこの後者的な音楽の楽しみ方に変わったんですよ。
これはこれで楽しいですよ、、、
という事で音楽大好きのトミー爺です。
女の子にもてたい、目立ちたい、そんな原動力が音楽に
さてさて、そこで皆さんに質問。
「皆さん! 音楽を始めるきっかけは?」
トミー爺は「女の子にもてたい、、目立ちたい…」みたいな感じだったかな?、、不純ですよね、、笑い
あの頃、丁度洋楽ではビートルズが解散、日本では「赤い鳥」(後に「ハイファイセット」と「紙ふうせん」に…)またヤマハが主催するポピュラーコンテスト(ポプコン)が全盛期。
そんな中、トミー爺もエレキギターを買って自分も演奏したり、曲や詞を作ろうと思ったりしました。
中学から吹奏楽部に入ったのも大きな転機だったかな…
そのせいもあって、ポップス系と平行してクラシックも好きになり、チャイコフスキーやドボルザーク、ショスタコービッチ、もちろんベートーベンなんかも聞きまくっていました。
バンドも組んだ。
あの当時は今みたいにリハスタなんか無いし、エレキは買ったけどアンプは買えなかったのでラジオとかのマイク端子に無理やりギターを入れて歪ませて遊んでいた。
とにかく、楽器やアンプを持っていれば下手くそでもすぐにバンドメンバーって時代でした。
そしてついに高校卒業後の進路を 決める時が来て、そこそこ音楽的な能力は人よりあると確信したトミー爺、、ついに東京に打って出る事に
そんな人間がプロの世界に飛び込んだが
東京で専門学校に入学、その学友の勧めもあり、日吉(川崎市)にあるヤマハセンターでアルバイトする事に、、多少音楽に自信があったトミー爺だったけど、
ヤマハのセンターで最初に出合えたのが「真知子さん」、そう後にデビューして大ヒットを連発されたあの「〇辺真知子さん」です。
彼女がまだアマチュアだった頃、彼女の歌声を聞いた時に真剣に「すごい」と思いました。
また、ヤマハにリハーサルに来るアマチュアバンドの作曲能力、歌唱能力、トミー爺が田舎で経験してきた事の数十倍すごかった。
いやー本当にプロの音楽家にならなくてよかった…と思いましたよ、笑い。
それまで自信満々だったトミー爺、周りのすごさに脱帽でした、、。
音楽を仕事にする前と後で見える物、感じる物が変わった
そんなトミー爺、だんだん音楽漬けの毎日で考え方や音楽の聴き方に少し変化が、、、
以前書かせてもらったヘッドフォンの件もそうだったけど
enjoy-ongaku-tabi.tommysomekawa.com
音楽を仕事にする前は、多分「曲全体」「何となく?」音楽を聞いていた感じがします。
しかし、音楽を仕事にした後は以前よりは「色んな所に興味を持てる」ようになった感じがします。
歌の細かな声の表情や、楽器の音色、演奏スタイル、ミキシングの細部の聞き込みなど、、、、
音楽を深く楽しむ事の面白さ
例えば、音楽を聞いていて「アー気持ち良いな…」と思ったとします。
その気持ちよさがどこから来るのか?
それを考えるようになったんです。
それが
- 楽器の音色なのか?
- 演奏の仕方なのか?
- リバーブ響きかたなのか?
- ミキシングのアプローチなのか?
例えば、気持ちよさの要因の一つが「リバーブ」だったとしますね。
それを意識して聞いているとリバーブの低い成分もしっかりと残っている事に気が付く、、、
その低い成分に注意して聞いていると「200~300Hz」あたりの音域が肝になっているのかも…って気が付く。
いつもリバーブって高音の成分しか意識していなかったけど、低域が気持ちよさには必要なんだ…
そんな細かい「気が付き」の繰り返しで、だんだん音に対する知識が増えてくる。
こんな風に一つの知識が身につくとそこから感じられる、見る事が出来る景色が変わります。
山を一歩一歩、登っていくと見える景色が変わってくるのと同じで、音楽の知識が増えてくると今まで気が付かなかった事に気づき始める。
そういう経験ってワクワクして楽しいですよ。