作詞家,作曲家になろう!さくなろ道場

作曲家、作詞家を目指す君へ。現役マネージャーが教える作品創りのコツ、裏ワザ、一般常識などなど…誰も教えてくれなかった情報満載です。

確かオリコンランキングって以前は週間ランキングがメインだったよなぁ、、

お疲れ様で~すのトミー爺です。

今回は昨今定着して来た「オリコン初登場〇位」ってよく聞くでしょ。

オリコンの話や、昔と今の音楽業界の違いについてもちょっとレポート、、興味がある人はぜひお付き合いくださいね。

 

この記事の内容は

 

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オリコンチャートってここ数十年で変わって来たんですね 

 

最近よく聞く「オリコン初登場〇位、おめでとう!」って言葉を見かけるけど今ってデイリーチャートの事なんですよね、、、

 

トミー爺が音楽業界でお世話になった当初「オリコン〇位」って週間チャートに対してだったんですよ。

 

そもそも今から30数年前ってオリコンって正式名称は「オリジナル コンフィデンス」訳してオリコン

 

そのオリコンという言葉は一般的には今ほどメジャーでなく、一部の音楽業界やレコード店では「CD、レコードの売り上げを計る」目安だった記憶が、、、それもあの時代はオリコンって業界向けの定期購読専門の週刊誌だったんです。

 

それも一週間4千円くらいだったかな?一年で十数万円くらいしていたと思う、、レコード会社やスタジオに行った時によく読んでいたのを思い出します。

 

オリコンは作家営業のためのバイブル的な情報誌

 

今の時代では考えられないかもしれないけど、あの当時の作家マネージャーってオリコンを見て営業をかけていたんです。

 

実は業界向けの、高いオリコンのシングル、アルバムランキングのページがとんでもない情報の宝庫だった、、

 

実は今、売れている曲に関する多くの情報が書かれていたんです。

  • 曲を書いた作詞、作曲、編曲者の名前。
  • そのレコード会社と部署の名前。
  • アーティスト担当のディレクターの名前。
  • 曲の関連音楽出版社の会社名。
  • アーティストが所属している事務所の名前。
  • その事務所のマネージャーの名前。
  • そして凄いのがその電話番号まで掲載されていた。

 

だからトミー爺たちは今売れているアーティストの担当ディレクターの名前をチェックして、そこに作家をプレゼンしに行っていたんです。

 

オリコンに事務所の広告出したのを思い出した。 

 

トミー爺がお世話になった作家事務所ってその当時の音楽シーンで大活躍しているプロデューサー、作曲家、編曲家、エンジニアが集まって出来た、出来立てほやほやの作家事務所だったのでオリコンに広告出した記憶があるなぁ、、笑い。

 

実はその当時のオリコンって、レコード会社、レコードショップのスタッフがよく見ていた雑誌で、「そこに広告を出せばインパクトがある」ってもくろみだったかな?

 

それもトミー爺のヤマハ時代のデザイナーに所属アーティスト、スタッフの似顔絵を描いてもらってそれを広告掲載、、、

 

〇〇〇〇、お蔭様で1周年、、、みたいな感じ…

 

かなりインパクトあったと思う。

 

レコード会社、アーティスト事務所さんが見ている雑誌に作家事務所の一周年の広告が出たなんて前代未聞?、、、発想が若かったし、大胆だったよね、、笑い。

 

一般売りのオリコンウイークリーが登場

 

そうこうしているうちに一般ユーザー向けのオリコンウイークリーという週刊誌が登場、もちろんオリコンの音楽情報誌みたいな感じだったかな?

 

このころから一般にCDシングルやCDアルバムの順位が少しづつ認識されて行ったのかもしれませんね。 

 

ネット時代になりチャートは激変して行った 

 

インターネットの普及、スマホの普及でオリコンチャートが認識されてきて「初登場オリコン〇〇位」というキャッチコピーが聞かれるようになった。

 

やはり世の中にCD売り上げでミリオン、ダブルミリオンという言葉が飛び交うようになり、歌手、アーティストだけではなくプロデューサーが注目浴びるようになったのもこの時期。

 

小室哲哉さん、つんくさん、小林武史さん達が大活躍したよね。

 

プロデューサーもロイヤリティの時代に… 

 

曲が売れれば当然、作詞家、作曲家には印税が発生する。

これは当たり前。

 

でもあの当時アレンジャーやエンジニアって時給計算や一曲〇万円みたいな感じで報酬をもらっていたんです。

 

トミー爺や作家事務所のマネージャーさんが「プロデューサー、エンジニアも印税を、、」と一生懸命アプローチしていたけど、レコード会社の仕組みがそうできなくて、、かなり苦戦していた、、

 

ただ先ほど登場した大先輩たちがプロデューサー、編曲家にも印税を…という前例を築いてくれたのは凄い事だったんですよ。

 

そういう意味であの当時の音楽業界の仕組み、、、それを開拓し、後輩たちに道筋をしっかりと作ってくれた人たちだったとも言えますね。

 

温故知新っていうでしょ 、、たまにこんな話も良いですね、、、

 

 

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