お疲れ様です。
今日は「作詞って腹八分目が丁度良い」という事について考えてみましょう。
この記事の内容は
- ラーメン屋の箸たてに極意が!?
- 音楽って沢山の人が力を出し合って作り上げるもの
- 他人に任せる勇気を持つ事が大事、、でも難しい…
- オフコースの「さよなら」は究極の言葉のディフォルメかも
- 音楽仕事人のための業界用語辞典
- 今日のお薦めの一枚
- 【トミー爺の関連サイト】
ラーメン屋の箸たてに極意が!?
えっ!??
何で作詞とラーメン屋が関係あるの?と思われた方が殆どだと思います。
トミー爺もある作詞家からこの話を聞くまではそんなことを考えたことがなかったです。実はある作詞家と打ち合わせをしていた時に「作詞って大変だよね…」という話になりました。そうしたらその作詞家が素晴らしい事を言ったのです。
その作詞家さんが昔スランプに陥った時期があって、ある日ラーメン屋に入った時の話という事でした。
アルバイトのお兄さんが箸たてにいっぱい箸を詰め込んでいたところ、ラーメン屋の主人が怒鳴った。
「何やってんだ!そんなにギュウギュウ詰めに箸を入れたらお客さんが取れないだろう
取りやすいように隙間を開けておくんだ」
という会話を聞いて吹っ切れたという話。
それから詞だけで頑張りすぎないようにしているらしい…
音楽って沢山の人が力を出し合って作り上げるもの
つまり音楽って作曲家、作詞家、編曲家、アーティストなどのクリエーターが
各々の力を出しあって一つの作品を作り上げる。
そのうちのひとりだけが頑張っても良い結果が出ないことが多いということだよね。
このラーメン屋さんの話って相手が入り込む隙間をわざと空けておく…
なーるほど、、と思った人も多いのでは?
他人に任せる勇気を持つ事が大事、、でも難しい…
どうしても作品を作っていると不安になってしまう…
もちろんそんな気持ちもわかるけれど思い切って「他人に任せる勇気を持つ事が大事なんだね」。
たとえば英会話の話を例にすると、片言の英語でも会話ができるよね、それと同じで詞の要点さえしっかり押さえておけばOKだということかもしれない。
「僕…あなた…好きです…」これだけで最低の意味は解りますよね。
あとこの骨格にどのくらいの装飾をつけていけば良いのか…を考えていけば良
いという事。
オフコースの「さよなら」は究極の言葉のディフォルメかも
たとえば
燃え上がった二人の恋は
季節が夏から秋に変わるように
終わってしまうんだね
あんなに輝いていた君
そんな君の姿が僕の中で
小さくなっている気がする
なんて詞があったとします。しかしこの6行の詞と同じ事をこう表現している
詞があります
もう終わりだね
君が小さく見える…
オフコース「さよなら」より引用
この詞は有名なオフコースの「さよなら」の出だしです。
たったこれだけの言葉で上の6行の詞よりは伝えたいことが飛び込んでくると思いませんか。
作詞家が色々な情景、出来事を沢山書くよりも、思いっきり言葉をシェイプアップして書き上げた作品のほうが伝わってくることがあるかもしれないですね。
それとオフコースの詞の凄いところは、詞の行間でここに書かれていない、沢山の事
を聞き手に伝えることができているということですね。
これぞ「箸たての極意」かもしれないね!
さあ君ならどうアプローチするのかな?
音楽仕事人のための業界用語辞典
ここでは作家として生活するための基本的な用語を特集していきます。為にな
る事からくだらないことまでいろいろあります。 (笑い)
【テレコ】
これはレコーディングスタジオにあるテープレコーダーの事です。
大きく分けるとデジタルとアナログのテレコの2種類あります(最近はPCを使ったレコーディングが主なのでテレコはほとんど見かけないけど、、)ただ、最近はリズムをアナログテレコで録音する、つまりアナログのテープコンプを利用したレコーディングを好む人もいてアナログテレコは使われていますよ。
今日のお薦めの一枚
このブログにも登場してきたオフコース、小田和正さんの作品を、、トミー爺もこれ欲しいな、笑い。
【トミー爺の関連サイト】
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