作詞家,作曲家になろう!さくなろ道場

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作詞Q&A 歌詞は全力で書かなくても良い?

作詞コラムいつも読んでくれてありがとうございます。ただ、読んでいると「?」って事がたまにありますね、、いや毎回という声が聞こえてきそう、、笑い。

 

そこで今回は作詞家志望の「しわき 泉」ちゃんに登場してきてもらって、その分からない事、思いのたけをトミー爺にブチかましてもらいましょう。

 

どうなるのか?お楽しみに…

 

この記事の内容は

歌詞って全力で書くものじゃないですか?

ある日、トミー爺が事務所で昼間っからビール片手に音楽を聴いていると、作詞家志望のしわき泉ちゃんがやってきました。あれ?なんか言いたそう…

泉  「トミーさん、昼間っからビールですか?」

トミー「おおー、、ウィッ、泉ちゃん、、どうしたの?」

泉  「どうしたの?じゃないですよ、今日は聞きたい事があって来たんですよ」

トミー「そうかそうか、、聞きたい事ってなに?」

泉  「この前のブログ、作詞は腹八分目が良い…ってどういう事ですか?」

   「私はいつも全力投球で書いているのに腹八分目って、、もう、、」

 

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書くのは全力で、、でも書き込みすぎないように、、がポイント

もちろん作品を作る時は全力投球で作るのが原則ですが、ただ書き込みすぎない…と言う事を意識してください。

 

例えば、坂本冬美さんの「また君に恋してる」を例にすると

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【歌詞】

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メロディと歌詞の役割度合が絶妙

歌詞とメロディのバランス、丁度良い、絶妙だと思いませんか?

これで歌詞が行き過ぎるとメロディや歌が聞き手に伝わってこなくなり、逆に歌詞が抑えめになってしまうとメロディが勝ってしまい歌詞が届いて来なくなる…

 

その感覚を言葉にすると「腹八分目」と書かせてもらいました。

 

特に曲先(曲が先にあり、詞をあとでつける)の時はメロディのリズムや抑揚が分かるのでそれをしっかりととらえて歌詞を書くことが重要だと思います。

 

歌詞にメッセージ性が強い時はメロディは単調になる

例えば、尾崎豊さんの「17歳の地図」を見てみましょう。

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【歌詞】

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どうですか?

歌詞が多いですよね、、メッセージ性が強い、、メロディに注目してみるとずっと同じ音が繰り返される、単調なメロディラインになっているのが分かります。

 

つまり、このメッセージ色の強い詞に起伏が多いメロディだと情報量が多すぎて難しい歌になります。だからメロディが単調にして歌詞が伝わるように作られているんですね

 

泉  「なるほどメロディと歌詞のバランスね…何となく理解できました」

トミー「ちょっと難しいけど意識してみると良いと思うよ、、ヨロピコ」

泉  「何、そのヨロピコって、、、もう、、」

今日のお薦めのアルバム

Love Songs~また君に恋してる~

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  • アーティスト:坂本冬美
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