作詞家,作曲家になろう!さくなろ道場

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作詞コラム 諸先輩に学ぼう!時代を意識すると作品って変わる?

お疲れ様で~スのトミー爺です。

今日も作詞の話にお付き合いくださいね。

 

 

今回は「諸先輩に学ぼう!時代を意識すると作品って変わる?」について一緒に考えてみましょう。

 

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ヒット曲と時代って関係あるの?

 

過去のヒット曲をチェックして行くと「なんでこんな曲がヒットしたの?」という疑問が出てくる時ってありませんか?

 

今、聞くと「なんでこの曲ってヒットしたの?、、、」と思う作品沢山ありますね。でもヒットしたことは事実で、作詞に携わる者として「なぜあの曲がヒットしたのか?」というところは検証しておいた方が良いと思います。

 

という事で、、

  

誰でも一度聞いたら理解できる言葉 

ある作詞家さんと話をした時に「私は小学生、中学生にも解る言葉を使って作詞をしています。」とおっしゃっていました。

 

それを聞いたときにトミー爺は衝撃を覚えました。

 

だって「小学生、中学生にもわかる言葉」ですよ。

 

それと、こうも言っていました。

 

「都会に住んでいる人ではなくて、田舎に住んでいる小学生、中学生…」に解る言葉、表現を使うようにしているという事でした。

 

これはどういうことなのか?

 

後になって気が付いたんですが、つまりこういう事を言っていたんだと思います。

 

「日本中の老若男女が一度聞いて理解、解る歌詞、言葉じゃないとヒットしづらい…」

 

たとえば町を歩いていて、ふと、、流れてくる音楽に耳を奪われる…

それって歌声、メロディ、サウンド…色々要素があると思いますが、その中で一番聞こえて来るのが「言葉」「歌詞」だと思います。

 

確かにヒット曲を検証していくと難しい言葉、表現、解りづらい言い回しの作品って少ない気もしますね、、

 

例えば、尾崎豊さんの作品を見ても、難しそうな事を言っているようで実は普段使っているような表現、言葉を使っているのが分かります。

 

特に初期の作品はそうかな?

 

作詞する時、肩に力が入り過ぎると、、 


作詞をする時ってどうしても「俺の歌詞は…」「私の歌詞は…」見たいに考えがちですね。

 

人より自分の才能が勝っている事を認められたい…と思うあまりに「難しいテクニックを駆使して歌詞を作り、どうです私の才能って凄いでしょう!」と技巧に走ってしまう傾向に、、、そんな経験ってありませんか?

 

小説は文字を追いながら読んでいくので、難しい表現でも何度でも読み返して理解する事が出来ます。

 

でも歌詞って耳から入ってくる言葉なので、一度聞いて理解できないと馬の耳に念仏状態になってしまいます、、笑い。。

 

そうなると最初に紹介した作詞家さんの「私は小学生、中学生に解るような言葉を使う」とおしゃっていた作詞家さんの言葉には一理あるのかもしれませんね?

 

皆さんはどう思います? 

 

あのヒット曲は時代をキャッチできたからヒットした。

 

尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」という曲を例に考えてみましょう。

 

歌詞はこんな感じ。

 

www.utamap.com

 

この曲は1971年に尾崎紀世彦さんの2ndシングルとして発売されて100万枚以上大ヒット曲で「作詞:阿久悠さん、作曲:筒美京平さん」のヒットメーカー、両巨匠コンビの作品です。

 

この曲のテーマは「別れ」

 

二人の男女が別れを決断して、一緒に住んでいた部屋を二人で出て、二人でドアを閉める、そして二人で一緒に表札の名前を消す…という内容の歌詞なんです。

 

今の時代で考えると何てことがない行動ですよね。

 

でもこの時代は女性の社会進出が話題になり、1970年代初頭にアメリカや日本ではウーマンリブ運動(女性解放運動)が盛んに取りざたされた時代だったのです。

 

それまでの日本は同じ部屋で暮らしている男女が別れる時、男が先に部屋をでて、女性が部屋の中で見送る…という男社会だったのです。

 

その時代に「一緒に住んでいた部屋を二人で出て、二人でドアを閉める、そして二人で一緒に表札の名前を消す…」と尾崎紀世彦さんに歌わせた。

 

当時で考えると確信的な女性像、恋愛スタイルだったから、当時の女性や若者の指示を集め、その結果、若者のライフスタイルも含め大ヒットしたらしいです。

 

楽家の中でメッセージを書けるのは作詞家だけ 

 

今時代は物凄いスピードで変化しています。

 

音楽の世界でも同じで歌手、アーティスト達は日々「次はどんなパフォーマンスしよう?」「どんなメッセージを歌えば世の中に響いていくのだろう…」と試行錯誤を繰り返しています。

 

実は音楽家の中でメッセージを書けるのは作詞家だけなんです。

 

つまり詞を担当する作詞家は「今の時代の中でその歌手、アーティストのポジショニング」をどう考えられるのか?

 

それを考えた上で、作詞家には

 

「歌手がこの時代に歌うべき言葉を見つけ出す役目があると思います」

 

 

情報収集は時代を掴む源だ

 

 

  • ある作詞家さんの話。
    その作詞家さんは街に氾濫するファッション誌、情報誌に目を通して、そして気になるページや記事をスクラップしていました。

  • ある作詞家さんの話。
    その作詞家さんは常に街に出て、大勢人が集まる広場で人間観察をしていました。

  • あるアーティストさんの話。
    そのアーティストさんは、時間を見つけて深夜のファミレスに行き、周りの若者たちの会話に聞き耳を立てていました。

 

皆さんも、皆さんらしい情報収集の手段、方法があるはず、、

それを見つけて下さいね。

 

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