作詞家,作曲家になろう!さくなろ道場

作曲家、作詞家を目指す君へ。現役マネージャーが教える作品創りのコツ、裏ワザ、一般常識などなど…誰も教えてくれなかった情報満載です。

音楽の見える、聞こえる景色が変わっていく楽しみ、、の巻き。

実はトミー爺は大好きだった音楽を仕事にしたために、純粋に音楽を楽しめなくなったんです。

 

こういうとちょっと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、音楽を趣味として聞くのではなく、仕事として聞いてしまう癖がついたっていうのが本当かな?

 

こんな音楽の楽しみ方もあるんだ…と言う事について今回は紹介させてくださいね。

 

 この記事の内容は

 

 

f:id:tommysomekawa:20180907150136j:plain

 

 

音楽が別の意味で好きになった 

 

じゃあ、トミー爺は音楽が嫌いになった?

 

いや、嫌いになったのではなく別の意味で好きになったのですよ、、、

 

  1. 歌手の歌、リズム感、音程、声のパワー
  2. 音楽のグルーブや演奏力
  3. ミキシングや音つくり
  4. メロディの作り方の上手さ

 

例えば、野球を例にすると野球解説の方が

 

  • バッターのスイングの上手さをほめる
  • ピッチャーのフォームや腕の振りをほめる

 

それに近いです。

 

素人が見ると

  • アッ、、投げた、、速い、、
  • 打った、すげー!

というのを

 

  • このピッチャー、フォームと腕の振りが良いからあんな球を投げられるんですよね
  • バッター、スイングの軸がぶれないからあんな速い打球が飛ぶんですね

 

トミー爺はこの後者的な音楽の楽しみ方に変わったんですよ。

これはこれで楽しいですよ、、、

 

という事で音楽大好きのトミー爺です。

 

女の子にもてたい、目立ちたい、そんな原動力が音楽に  

 

さてさて、そこで皆さんに質問。

 

「皆さん! 音楽を始めるきっかけは?」

 

トミー爺は「女の子にもてたい、、目立ちたい…」みたいな感じだったかな?、、不純ですよね、、笑い

 

あの頃、丁度洋楽ではビートルズが解散、日本では「赤い鳥」(後に「ハイファイセット」と「紙ふうせん」に…)またヤマハが主催するポピュラーコンテスト(ポプコン)が全盛期。

 

そんな中、トミー爺もエレキギターを買って自分も演奏したり、曲や詞を作ろうと思ったりしました。

 

中学から吹奏楽部に入ったのも大きな転機だったかな…

 

そのせいもあって、ポップス系と平行してクラシックも好きになり、チャイコフスキードボルザークショスタコービッチ、もちろんベートーベンなんかも聞きまくっていました。

 

バンドも組んだ。

 

あの当時は今みたいにリハスタなんか無いし、エレキは買ったけどアンプは買えなかったのでラジオとかのマイク端子に無理やりギターを入れて歪ませて遊んでいた。

 

とにかく、楽器やアンプを持っていれば下手くそでもすぐにバンドメンバーって時代でした。

 

 

そしてついに高校卒業後の進路を 決める時が来て、そこそこ音楽的な能力は人よりあると確信したトミー爺、、ついに東京に打って出る事に

 

そんな人間がプロの世界に飛び込んだが

 

東京で専門学校に入学、その学友の勧めもあり、日吉(川崎市)にあるヤマハセンターでアルバイトする事に、、多少音楽に自信があったトミー爺だったけど、

 

ヤマハのセンターで最初に出合えたのが「真知子さん」、そう後にデビューして大ヒットを連発されたあの「〇辺真知子さん」です。

 

彼女がまだアマチュアだった頃、彼女の歌声を聞いた時に真剣に「すごい」と思いました。

 

また、ヤマハにリハーサルに来るアマチュアバンドの作曲能力、歌唱能力、トミー爺が田舎で経験してきた事の数十倍すごかった。

 

いやー本当にプロの音楽家にならなくてよかった…と思いましたよ、笑い。

 

それまで自信満々だったトミー爺、周りのすごさに脱帽でした、、。
 

 

音楽を仕事にする前と後で見える物、感じる物が変わった

 

そんなトミー爺、だんだん音楽漬けの毎日で考え方や音楽の聴き方に少し変化が、、、

 

以前書かせてもらったヘッドフォンの件もそうだったけど

 

enjoy-ongaku-tabi.tommysomekawa.com

 

音楽を仕事にする前は、多分「曲全体」「何となく?」音楽を聞いていた感じがします。

 

しかし、音楽を仕事にした後は以前よりは「色んな所に興味を持てる」ようになった感じがします。

 

歌の細かな声の表情や、楽器の音色、演奏スタイル、ミキシングの細部の聞き込みなど、、、、

 

音楽を深く楽しむ事の面白さ

 

例えば、音楽を聞いていて「アー気持ち良いな…」と思ったとします。

 

その気持ちよさがどこから来るのか?

 

それを考えるようになったんです。

 

それが

  • 楽器の音色なのか?
  • 演奏の仕方なのか?
  • バーブ響きかたなのか?
  • ミキシングのアプローチなのか?

 

例えば、気持ちよさの要因の一つが「リバーブ」だったとしますね。

それを意識して聞いているとリバーブの低い成分もしっかりと残っている事に気が付く、、、

 

その低い成分に注意して聞いていると「200~300Hz」あたりの音域が肝になっているのかも…って気が付く。

 

いつもリバーブって高音の成分しか意識していなかったけど、低域が気持ちよさには必要なんだ…

 

そんな細かい「気が付き」の繰り返しで、だんだん音に対する知識が増えてくる。

 

こんな風に一つの知識が身につくとそこから感じられる、見る事が出来る景色が変わります。

 

山を一歩一歩、登っていくと見える景色が変わってくるのと同じで、音楽の知識が増えてくると今まで気が付かなかった事に気づき始める。

 

そういう経験ってワクワクして楽しいですよ。 

 

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旅日記 還暦親父の諸国漫遊記

今日の東京勉強会のテーマは「なるほどね、上手い事を言うな…」と唸らせる作品作り

おはようございま~すのトミー爺です。

 

今日、10/14(日)は月一でやっている作詞作曲勉強会、ワークショップの日。

 

今回は中島みゆきさんの「糸」を題材に「なるほどね、、上手い事言うな…上手い例えをするな…」と聞き手に感じさせる作品作りをテーマに開催。

 

 この記事の内容は

 

 

いざ、渋谷の「渋谷総合文化センター大和田」に向けて出発です。

 

f:id:tommysomekawa:20181014104537j:plain

 

渋谷の桜ケ丘町の上に鎮座する大和田文化センター。

 

ここにはプラネタリウムや図書館、そして大、中ホールがふたつ。

そしていつも利用させてもらってる会議室やリハーサル室がある。

 

ただし、ここまでたどり着くためには急な坂を登らなければいけないんですよ、、 

 

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毎回、ヒイコラ言いながら、登るんですけど年寄りには結構きつい!


坂には見えないかもしれませんが、急な坂、急いでいる時は勘弁してほしい急な坂なんです。

 

ただ、桜ケ丘町という事で桜の時期にはこんな感じの桜並木に変身。

 

f:id:tommysomekawa:20181014104719j:plain

 

作詞、作曲チームへの課題の意図は

 

 

 

作詞チームへの個別課題は


・頭2行で「なるほどね、、、」と思わせる、ここで聞き手を摑まえる詞

 

作曲チームへの個別課題は


中島みゆきさんの「糸」「時代」に似ているけど、似ていないメロ作り、このコード進行を参考にして曲を作ってみよう

 

 

作詞チーム、作品頭で切り込む意識を持って

 

作詞チームへのテーマ発注の目的は、歌詞の頭って「ほとんどの人がスムーズな導入を意識します。」

 

でもそこでグッと鋭い切り込みをする事でどんな風に作品が変わるのか?

 

それを体感したかった、、、

 

作曲チーム、積極的に他人の感性を取り入れよう 

 

作曲チームへの課題の目的は、普段、自分が作りやすいコード進行、メロディの流れ、、で作曲をする事が多い中、他人の感性を引き金に曲がどう変わるのか?

 

コンペでは課題曲、リファレンス曲の世界観を残しながらもオリジナル曲を作る必要性もあります。

 

そんな訓練になるのかな?

 

と思って今回の課題を出しました。

 

 

 

さぁ、どんな作品に出会えるのか楽しみ。

 

後日、レポートを書く予定ですよ。

 

 

楽しみ、、、

 

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デモのミキシング、「料理」「お化粧」との関係が面白い

 

今回はデモのミキシング(ミックス)について考えてみましょう。

 

難しいと思っているミックス、実は見かた、視点を変えると案外分かりやすかったりするんですよ。

 

目から鱗って感じの情報もあるかも?

良かったらお付き合いくださいね。

 

という事で、お疲れ様で~スのトミー爺です。

 

 この記事の内容は

 

f:id:tommysomekawa:20180903155255j:plain

ミキシング、デモの最後に魂をいれろ

 

デモを作る作業って

  1. メロを作る
  2. アレンジをする
  3. レコーディングをする
  4. ミックスをする

ミックスはこの通り最後の行程です。

 

そこでミキシング(ミックス)ってどうやれば、どうなるのか?

そこって意外に教えてくれる人っていないですよね、、

 

トミー爺もプロのエンジニアではないけど、今まで経験した事を踏まえて分かる範囲で紹介させてもらいますね。 

 

ミックスはバランスをとるのとは違う 


最初に質問です。

 

ミキシング(以降、ミックス)の作業を「ただ全体のバランスを整理する」だけなんて考えいる人はいませんか?

 

実はトミー爺も若い時はそうだったんですが、この最後のミックスって「デモに魂」を入れる作業なんです。

 

そうしないとせっかく作ったデモのポテンシャル、可能性が失われてしまいます。

 

魂入れって何なの?それは樹木希林さんのCMに答えが 

 

では「魂入れ」って何なのか?

 

最近亡くなられた樹木希林さんが出演していたフジカラーのCMで

 

美しい人はより美しく、、、

そうでない人は、、、それなりに、、

 

こんなCMがあったのを覚えていますか?

 

権利の関係でここで映像を紹介できないのですが、youtubeで「樹木希林 CM フジカラー」で検索すると見れるのでぜひチェックしてみて下さい。

 

このキャッチコピーをもじって紹介すると。

  • Rock はより Rockに
  • ポップス はより ポップに
  • 演歌 はより 演歌に
  • 謡曲 はより 歌謡曲

 

つまり、ロック系サウンドの曲をポップにミックスするとロックには聞こえない…

 

音の作り方やサウンドの作り方で「ロックがポップス」にもなってしまうので、そこがミックスの一番大事なポイントになります。

 

 

 デモのミックスは「女性のお化粧」「料理」と似ている 

 

またわけのわからないことを言ってしまいました、、、笑い。 

 

実は、トミー爺はミックスの作業って「わかりやすく言えば女性のお化粧」だと思っています。 

 

 

たとえば

 

B子さん

「あれA子さん今日はちょっといつもと印象が違うね?…」

A子さん

「わかる?メーク少し変えたの…」

 

これがミックスです!

 

 


女性のお化粧、

  • いつもよりちょっと目をくっきりさせてみる
  • 口紅の色を少し変えてみる…

どれも素材としては同じ顔、、笑い。

 

しかしちょっとした事でぜんぜん印象が違ってくる。

 

デモの聞こえ方、低音の調整で聞こえ方は全然違ってくる 

 

 たとえばお手元に自分の作った作曲デモテープがあったらちょっと実験をしてみて下さい。

 

まず自分が作曲したデモをオーディオで再生してみて下さい

 

たとえば「ちょっとボーカルの音程が微妙かな…」と思ったとしますね、そのときに全体的にEQで低音を少し多めしてみる…

 

どうかな?ボーカルの音程の不安定さが気にならなくなったのでは…

 

また反対に低音を極端に減らしてみる、、そうするとどうだろう…

 

今まで普通に聞こえていたデモがいきなりに、なんか不安定に聞こえてくる…そんな印象を受けませんか?


実はこれはミックスではなくてマスタリングという作業なのだけれども、同じデモ音源でもこんなにも違って聞こえてくることがわかっていただけたかな。 

 

 ちょっとびっくりしたのでは?

 

目から鱗が…「ミキシングと料理の関係」って似ている? 

 

また、訳の分からない事を言っていると思っていませんか?

 

「レコーディングと料理」って、一見関係ないように見えますが、
トミー爺はかなり似ていると思っています。

 

まずは料理について考えてみましょう。

 

料理を美味しく作る流れをチェックしてみると

 

  • どんなディナーにするか全体像を考える。
  • 料理の構成を考える。
  • 素材選びをする。
  • 料理の手順を考える。
  • 隠し味、調味料を考える。
  • 出来上がった料理を美味しそうに盛り付ける。

ざっとみてこんな感じの要素があると思います。

 

さてこれをレコーディングに例えてみると

 

  • 料理の全体像を考える  → 楽曲の方向決め
  • 料理の構成を考える   → アレンジの方向決め
  • 素材選び        → どんな楽器、音色で表現するか
  • 料理の手順       → レコーディングの順番
  • 隠し味、調味料、つなぎ → エフェクター等のかけ方
  • 見た目の盛り付け    → 全体像のまとめ方


どうでしょう…かなり強引な考え方ですが、じつは案外似ていると思ってもらえたのでは?

 

特に、先ほどの女性のお化粧と同じで、楽器選び、音色選びが最も大事なんです。

 

「楽器選び、音色選び」が女性の素顔と考えると、、、、

お化粧、ミックスは、、、、、、

 

こう考えると面白いと思いませんか?

 

 

ミキシングについてはこれから何回かに分けて紹介させてもらいますね。

 

お楽しみに。

 

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音楽仲間が作ったビデオ、、「たまごが立った」何と再生回数1200回越え

お疲れ様で~すのトミー爺です。

 

今回は音楽仲間が作った、とってもかわいい曲を紹介させてください。

 

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以前紹介させてもらった「制服の影」の仲間たちが作った作品なんですが、詞も曲もすごく可愛い作品になっていますよ。

 

 

sakunaro-dojo.sakushisakkyoku.com

 

上のブログでも紹介させてもらったように、札幌作詞ワークショップのご縁で「音楽の環」がどんどん広がっています。

 

その音楽仲間から「新しい曲をYou tubeにアップしました…」という連絡をもらい、かなりクオリティが高く、絵がとってもかわいい、、、

 

今回も許可をもらったのでここで紹介させてもらいますね。

 

  「たまごが立った」

 

www.youtube.com

 

作詞 遙 北斗

作編曲 クマカズ

歌 りせは

動画 Toomy

Mix  SILKY

 

 

先ほど確認したらなんと再生回数が1200回以上も再生されている、、

 

凄いですね。

 

こんな風に仲間が集まって自分達のお気に入りの曲を発表出来る環境ってすごく良いですね。

 

また、来月、札幌にワークショップで行くので、最新の活動状況をしっかりとリサーチしてきて、そして、またこのブログで紹介させてもらいますね。

 

いやー、、楽しみだな… 

 

「たまごがたった」ぜひ応援よろしくです。

 

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満点だけど93点の物足りなさ、、そんな曲に出会えた時が最高の時

お疲れ様です。

作家マネージャーのトミー爺です。 

そうなんです、、トミー爺の本業は作家マネージャーなんですよ。


もう40年くらい色んな作品に携わらせてもらっているんだけど、一番の楽しみは、、、誰よりも早く作曲家が作ったデモを聞ける事かも、、、

 

 この記事の目次

 

 

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誰よりも早く作曲家のデモを聞ける楽しみ  

 

誰よりも早く作曲家が作った作品を聞ける、、ってワクワクするんですよ、、

 

だって大ヒットするかもしれない曲のデモを聞ける人って本当に限られた人たちだけでしょ、、

 

それも一番最初に聞けるんだから、、、

 

今はね、ネットで音楽ファイルを送ってもらって、それをダウンロード。

そしてチェックしてからクライアントに送る、、、

 

そんな感じに超簡単に作業できるのですが、ひと昔はカセットですよ。

 

あの当時はカセットだった 

 

大体曲の締め切りが13時とか、夕方だったから、当日の朝か、前日夜中に車で作家の家にピックアップしに行っていました。

 

いつも郵便ポストに入れておいてもらい、それをピックアップするのが日課だったんです。

 

そして家に向かう時も、会社に向かう時も、カーステレオで(なんか今は死語になった気がするな、、)曲をチェックするのが楽しみ。

 

これが最高の楽しみでしたよ。

 

大体採用される曲って、何度もヘビーローテーションしてしまうんですよね、、

 

移動中、会社に行くまでデモを何度も聞いて、ディレクターと話す時にトミー爺の意見を聞かれるので、その為の理論武装の意味もあるけどね。

  

 

ディレクター

「トミー、今度の曲はどう?」

 

トミー

「まあ、聞いてくださいよ」

 

ディレクター

「おー、、自信ありげだね、、」

 

みたいな会話をしながら、、、 

 

デモは直接ディレクターに届けるのが日常

 

そうなんですよ、あの当時は今みたいに「ファイル便」なんてなかったから「トミー便」となって、笑い、、

 

直接カセットを届けていました。

 

もちろん会社でダビングしてからですけどね、、、 なんとも非効率のようだったけど、でも相手の反応が直接感じられるから今よりは面白かったかも…

 

ヒットする曲のデモってヘビロテしたくなる 


正直なところ、ヒットする曲のデモって何度聞いても、もう一度聞きたくなる、、これって何だろう、、、

  

どんどん楽しくなるんですよ、、

 

何度聞いてもお腹いっぱいにならない、

 

曲に隙があるというか、100点満点だけど93点くらいに聞こえるというか、、不思議な感覚。

 

そんな曲に出会えた時、マネージャー冥利につきると感じる一瞬。

 

デモの作り方ってかなり作り込んでいるんですけど、でも、聞いていると「ああしよう!!こうしたい、、、」みたいに色々アイデアが浮かんでくるんですよ。

 

これって何なのですかね、、、

 

 

こういう曲との出会い、いまだに続いていますよ。

トミー爺が10回以上聞きなおす曲や、鼻歌に出てくるメロディの曲は、だいたい形になっていく曲って感じがします。

 

こんな出会いをこれからの糧に、これから出会える作品を楽しみに、、

もう少しこの仕事続けられそうです。笑い

 

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デモ録音、ミキシングは家づくりと同じ。基礎土台から作ると上手くいく。

今回はデモの録音、ミキシングがかっこよく仕上がる必殺技を紹介させてもらいますね。

 

皆さん、ミキシングについてかなり関心がある人って多いのでは?

今日はそんなあなたに「おいしい録音のコツ」を紹介させてください。

 

という事で、お疲れ様で~すのトミー爺です。

今回も録音の話にぜひお付き合いくださいね。

 

 この記事の目次

 

 

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トミー爺は若い時にこう考えていました。

 

録音ってどんな音で録音してもあとでミックスで何とかなる

 

ってね、、、これって大間違いだったって50歳過ぎてから分かったんですよ、、遅いですよね、、笑い。

 

ぜひこの経験で学んだ事を紹介させてください。

 

ミキシングへの過度な期待って持っていない? 

 

デモの録音やアレンジで「楽器の音色、ある程度のクオリティで録音されていれば、その後のミックスで何とでもなる…」なんて思い違いをしている人はいませんか?

 

これは実は大きな間違いなんです。

 

ミックスの出来、不出来は実はアレンジ、レコーディング時に90%決まってしまいます。

 

確かにミックスの時に楽器の音量バランスはどうにでもなります。

 

作りたいサウンドはしっかりとしたイメージでレコーディングしなければ実現できません。

 

レコ―ディングの時に、作曲家が考えているイメージに沿って「音色、音質、定位」を考えて録音しておかなければ99%思っているサウンドには近づけないんですよ。

 

つまり録音時の音によってミックスの勝敗がすでに決まってしまうってことになります。

 

アレンジ、録音は家作りに似ている
 

新人作曲家のデモを聞いていて思う事なんですが、アレンジの仕方、録音に対しての考え方をあまり理解していない人が多いと思います。

 

俺ってそうかも…と思われた方、これから紹介させてもらう事を一度試してみて下さい。

 

では何を試せっていうの?

 

それは、家を建てるようにサウンドを作り上げるという事です。

 

また変な事を言うねこのおっちゃんは、、(笑い) 

 

「家を建てるときに最初に作る所は?」

 

そうです「基礎、土台と建物をしっかりと支える骨組みですよね」

 

作曲デモサウンドつくりも同じですよ、まず録音するときは必ずデモの基礎、土台、骨組みに値するリズムから録音するようにして下さい。

 

その時に重要なのが出来る限り音程の低い楽器から順番に積み上げていく(録音していく)事がポイントです。

 

  1. キック(バスドラム
  2. スネア
  3. ハイハット
  4. ベース

この順番、まずはドラムから録音して行ってください。


そしてそれにベースを絡めてしっかりとグルーブ(ノリ)が出るように録音して行きます。

 

その時のポイントはハイハットの音程、ハットって鍋蓋を叩いた時の音程、木の机を手のひらでたたいた時の音程の楽器です。

 

それを高い音程にしてしまうと、キックとスネアと絡まなくなるのでハットの音程は要注意です。

 

そして大事なポイントはその時点でメロディを録音する事です。

仮ボーカル、楽器メロでもOKです。

 

この時に貴方の足が自然とリズムにあわせて動くようになれば締めたものですね。

 

後はその上に重ねていく楽器を録音していきます。

 

そうですね、たとえばギターやキーボード、のリズムのグループに所属しているパートから録音していくのがベストだと思います。

 

ここまで出来れば殆ど出来たも同然です。

 

後はそれまで聞いていたメロディ楽器や仮ボーカルを完成ボーカルに差し替えて録音する。

 

その後に、曲全体を聞いていて物足りない所にストリングスやブラスセクションを足していけば完成です。

 

なぜ上物を最初に録音するとダメなの? 

 

なぜ、上物系を最初に録音するとなぜダメなのか?

 

それはリズムと歌が出来ていない状態で上物を録音していく場合、最終的にリズムを録音しなおす事になりますね。

 

リズムが新しくなったら、当然上物の楽器も調整が必要になるはずです。

 

上物を修正したら、リズムと合わなくなり、リズムを修正。

リズムを修正したら上物を再調整、、、

 

こんな堂々巡りにならないためにも、最初の基準、土台を決めてから上物を録音する。

 

そうするとうまく行きますよ。 

他の音色とぶつからない?

 

ここで質問です。

「録音した楽器、音が聞こえてこない」

「音量を上げても聞こえてこない」って経験はありませんか?

 

その原因として考えられることが一つあります。

このアレンジャーとエンジニアの会話にその答えがあります。 

 

アレンジャー 

「次はこの音色を録音しようと思っているけど他の音色とぶつからない?」

 

エンジニア 

「そうだね入れ場所がないね、それを入れると○○の楽器が聞こえなくなるね」

 

 

こんな会話です。

 

プロの仕事では音を積み上げていく時に楽器同士の音色、音域、定位が出来るだけ干渉しあわないように注意して録音しているんです。

 

その時にミキサーのフェーダー8割、0dbの所を基準で合わせて、楽器の音量を丁度良く録音していきます。

 

そうするとどうなるのか?

 

最後にフェーダーを基準の位置に揃えるだけで楽器バランスが整っている状況になります。

 

良かったら試してみて下さいね。

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

【トミー爺の推薦するCD】

 

The Art Of Tea / マイケル・フランクス

 

このアルバムって音楽も大好きですが、録音がとっても良いと思います。

一流ミュージシャンがそれぞれすごく魅力的な演奏、音色をかもし出していてぜひ一度聞いてみて下さい。

 

 

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作詞家、作曲家の為の「目指せ夢の印税生活!でも印税って何?」

お疲れ様で~スのトミー爺です。

 

作詞家、作曲家を目指す人なら誰しも夢見る「夢の印税生活」。

でも印税ってどうやったら、何処から湧き出るの?

 

皆さん、興味がある所ですよね、、今回はそれを紹介させてください。

 

目指せ夢の印税生活!でも印税って何?

 

世間でよく印税っていうけど、案外仕組が分かっていない人も多いと思うので簡単に紹介させてください。

 

トミー爺も昔、世の中で最も得体の知れないものが「お化けと印税?」だと思っていたんですよ。

 

今回はその「?」を探ってみましょう。

 

 この記事の概要は 

 

 

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夢の印税生活って良いよな、、でも印税って何なの? 

夢の印税生活、、を夢見る前に印税がどうやって作家の所に支払われるのか?それを知る事が先決。

 

JASRACとは?、、音楽出版社との契約って?、、

 

みなさん興味がありますよね、、結構、複雑な仕組みなのは事実ですが、皆さんは「印税のスペシャリスト」になる必要はないので、ここでは印税の概略だけイメージ出来れば、それでOKだと思います。

 

また著作権や印税の話は別の機会に紹介させてもらいますね。

 

印税を理解する為に「権利者と使用者」を理解する 

 

まず印税を理解するためには「権利者と使用者」がいる。それを理解することからスタートすると分かりやすいです。 

 

 

  • 権利者とは
    「書いた人、創った人」それと「その作品を管理する会社」と覚えて下さい。音楽でいうと作曲者や作詞者、出版社などの作品を創りその権利を持っている人、法人などの事を言います。

  • 使用者とは
    「作品を買った人」「作品にお金を払った人」、実はもっと複雑なのですが、ここではCDを買ったりコンサートに行ったり、カラオケで歌を歌ったりして、その作品を使用(CDや楽譜を買ったり、カラオケで料金をはらったり、、)してお金を支払う人の事だと覚えて下さい。

 

 

そして印税は、使用者が支払った「料金の中に含まれている」んです。

 

作曲家や作詞家がもらう印税とは、例えば、CDを買う時を例にすると 

 

 

あなたが¥1000円のCDを買ったとしますね。

 

ザックリと計算してその代金の約7%が印税になる金額です。

 

つまり、¥1000円のCD代金の7%だから「¥70円」が1枚のCDの中に印税として組み込まれている計算になります。

 

そこから

  • 収録されている曲数
  • 作家の数
  • 出版社の取り分
  • JASRACの手数料

 

などで¥70円を割ったり差し引いたりして計算していきます。

 

 

こう考えると分かりやすいと思います。

 

JASRAC著作権管理団体とは、、

 

現在、日本には国から認可を受けた著作権管理の団体がJASRACを含めて4団体あります。

 

その中で一番の古手はお馴染みのJASRACです。

 

ではJASRACを含めて他3団体はどんな活動をしているのか?

 

大きく分けると

 

  • 楽曲管理
  • 著作権使用料の徴収&分配

 

で、主な仕事は「著作権使用料の徴収&分配」になります。

 

そして作家が受け取る印税をCDに当てはめると、流れはこうなります。 

 

 

実際はもっと複雑ですが、ここでは簡単に分かりやすく書かせてもらいますね。(実際の流れは下に書かせてもらいます)

  1. お客さんがCDを支払う。*

  2. JASRACなどの管理団体が使用料を徴収。*

  3. JASRACなどが音楽出版社へ使用料(印税)を分配

  4. 音楽出版社が作家へ印税を振り込む

 

 

*実際の流れは(メジャーレコード会社の場合) 

  1. レコード会社は倉庫からCDをお店に出荷(出庫)する。
  2. レコード会社は何枚出庫したのかJASRACに報告。
  3. JASRACはそれに基づきレコード会社に著作権使用料を請求。

 

 こんな流れになっています。

 

著作権契約ってどんな契約なの?

 

著作権契約に関しては、メジャーレコード会社でリリースされた楽曲の殆どがJASRAC等に登録されている楽曲ですので、作家は音楽出版社著作権譲渡契約を結ぶ事になります。

 

 譲渡と言っても権利をすべて預けるのではなく、印税には「人格権と財産権」があり、そのうちの「財産権は楽曲のお金の管理徴収、曲の窓口をお願いする契約」と思ってください、、、ですのでこの契約をしたとしても人格権、作った人の権利は守られるので安心して契約を結ぶことができます。 

 

それと昨今の著作権契約は3者での契約が多いです。

 

その3者とは

  1. 音楽出版社
    JASRACとその曲の出版契約をしている音楽出版社です

  2. 著作権
    最近、殆どの場合は音楽事務所、作家事務所がこの「著作権者」となり音楽出版社から印税の振込を受けます。その振り込まれた金額からマネージメント料などを差し引き作家に印税を支払います。

  3. 著作者
    曲や詞を書いた本人です。

 

作家活動をしていて、コンペに参加する場合、必ずと言っていいほど情報をくれた人、会社さんとその曲のマネージメント契約を行う事になります。その場合、上記の「音楽出版社著作権者、著作者」が必ず出てきますので、ぜひ覚えておいてください。

 

これは後日詳しく書かせてもらいますね。

 

著作権契約のパーセントは25%が主流 

 

 契約パーセントは25%が主流。この25%というのは、著作権トータルを100%と仮定して、そのうちの50%は出版社、作詞25%、作曲25%という取り分になります。

 

また一般的な契約書のフォームはひな形があり統一されています。

 

ただ、契約書が送られてくるタイミングはまちまちで、これはJASRAC等の作品届の締め日が年4回あって、出版社やレコード会社は出版権(50%)をその曲をプロモーションするために色んな会社等に分けて一緒にその曲を売ろうとしています。

 

その調整等で契約書が遅れることもよくあり、CDが発売されてから2、3ヶ月経ってから送られてくる事もあるので覚えておいてください。 

 

  CDが1枚売れると印税は何円支払われるの?

 

ここが一番興味がある所ですよね。

ただ「現実の部分」と「夢の部分」があるので、よく覚えておいてくださいね。


印税には「現実の部分」と「夢の部分」があるらしい? 

 

【現実の部分】 

まずは「現実の部分」を紹介させてください。

 

印税は簡単に言うと「使用者」が支払ったお金の中に含まれています。

これは先ほど書かせてもらったので何となくわかりますね。

 

 例えば、CDの単価が税抜き価格で¥1000円だとします、、その中の約7%くらいが印税として権利者に支払われ、CD1枚売れた時に作家に入ってくる金額はおよそ2円50銭前後になります。

 

  2.5円 x CDが1万枚売れた時 = 25000円

 

えーさっき「¥70円」って言っていたじゃん!!

と声が聞こえてきますね。

 

例えば、4曲入CDだとします。 

そうすると作詞、作曲で「4曲 x 2名ずつ」で8名の作家がいる事になります。

 

 

 

先ほどの著作権使用料(印税)がトータルで¥70円でした。

そして

  • 50%は出版社
  • 作詞25%
  • 作曲25%

    と紹介しましたね、それをあてはめると、、

 

  • 音楽出版社が50%の割合なので
    ¥70円 ÷ 2 = ¥35円

  • この¥35円を作詞、作曲の8名分で割ると
    ¥35円 ÷ 8 = ¥4.375円

 

この金額からJASRACの手数料等が引かれて、最後には約¥2.5円くらいになるという計算です。

 

 

 

実際はもっと複雑ですが、分かりやすく説明するとこんな感じです。

 

えー!こんな少ないの…と思われた人も沢山いると思います。

 

今、トミー爺が説明したのは「著作権の1次使用料」の話で、実は2次使用料があるのでオイシイんですよ。

 

著作権の1次使用料と2次使用料

 

【夢の部分】
これからが夢の話です。

 

著作権には1次使用料と2次使用料というものがあります

 

  • 1次使用料
    主にCDが売れた時に発生する使用料です。

  • 2次使用料
    CD以外でTVでかかったり、ビデオに収録されたり、カラオケで歌われたりしたときに発生する印税になります。

 

 実は作家にとって、この2次使用料が重要でおいしい収入になります。

 

 あなたの採用された曲がA面、表題曲だった場合。 

1次使用料の3倍から4倍の印税が2次使用料として発生してきます。

 

作家にとってみるとシングルA面になると儲かるという事になります。

 

またずっと歌い継がれている曲はカラオケでいつも歌われ、その使用料が何十年にも渡って毎年作家の所に振り込まれる事もあります。

 

よく耳にする「あの作家さんの印税収入は年間何億、、」とニュースになる事がありますね、、、あれは2次使用料の金額です。

 

そこが作家にとって一番おいしい部分です。

 

ある作家さんが言っていました。

 

「私はこれまで3千曲世の中に送り出してきて、その3千曲の1曲が年間1万円稼いだとしたら年収3千万円になる」これも2次使用料の話です。

 

 

アメリカの作曲家が作ったスタンダード曲で「スターダスト」という曲があります。この作曲家は1年中旅をしていて、年に数回印税明細を確認しに事務所に出勤する、、みたいな話を聞いた事があります。

 

夢のような話ですよね、、でも現実の話ですよ。

 

 目指せスタンダード曲ってところでしょうか(笑い)

 

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